jQueryでAjaxリクエストをすべて停止する方法:わかりやすく解説

2024-05-21

jQuery で Ajax リクエストをすべて停止する方法

$.ajax() の abort() メソッド

$.ajax() メソッドには、abort() メソッドが用意されています。このメソッドを呼び出すことで、そのリクエストをキャンセルできます。

$.ajax({
  url: '/some/url',
  success: function(data) {
    // 成功時の処理
  },
  error: function(xhr, status, error) {
    // エラー時の処理
  }
});

// リクエストをキャンセル
xhr.abort();

この方法は、特定のリクエストをキャンセルする場合に有効です。

$.ajaxSetup() の global オプション

$.ajaxSetup() メソッドには、global オプションが用意されています。このオプションを true に設定すると、すべての Ajax リクエストで abort() メソッドが自動的に呼び出されるようになります。

$.ajaxSetup({
  global: true
});

// すべての Ajax リクエストをキャンセル
$.ajax({
  url: '/some/url',
  success: function(data) {
    // 成功時の処理
  },
  error: function(xhr, status, error) {
    // エラー時の処理
  }
});

$.Deferred() オブジェクトを使用して、Ajax リクエストを非同期的にキャンセルすることもできます。

var deferred = $.Deferred();

$.ajax({
  url: '/some/url',
  success: function(data) {
    // 成功時の処理
  },
  error: function(xhr, status, error) {
    // エラー時の処理
  }
}).done(function(data) {
  // 成功時の処理
}).fail(function(xhr, status, error) {
  // エラー時の処理
}).always(function() {
  // 常に実行される処理
});

// リクエストをキャンセル
deferred.reject();

この方法は、Ajax リクエストの状態に基づいてキャンセル処理を分岐させたい場合に有効です。

$.active プロパティは、現在実行中の Ajax リクエストの数を取得できます。このプロパティを 0 に設定することで、すべての Ajax リクエストをキャンセルできます。

// 現在実行中の Ajax リクエストの数を取得
var activeRequests = $.active;

// すべての Ajax リクエストをキャンセル
$.active = 0;

これらの方法を状況に応じて使い分けることで、jQuery で実行中のすべての Ajax リクエストを効果的に停止することができます。




jQuery で Ajax リクエストをすべて停止するサンプルコード

// 1. `$.ajax()` の `abort()` メソッド

$(document).ready(function() {
  $.ajax({
    url: '/some/url',
    success: function(data) {
      console.log('成功しました');
    },
    error: function(xhr, status, error) {
      console.error('エラーが発生しました');
    }
  });

  // 2秒後にリクエストをキャンセル
  setTimeout(function() {
    xhr.abort();
    console.log('リクエストをキャンセルしました');
  }, 2000);
});

このコードでは、まず /some/url に対する Ajax リクエストを実行します。2秒後に abort() メソッドを呼び出してリクエストをキャンセルし、コンソールにメッセージを出力します。

// 2. `$.ajaxSetup()` の `global` オプション

$(document).ready(function() {
  $.ajaxSetup({
    global: true
  });

  $.ajax({
    url: '/some/url',
    success: function(data) {
      console.log('成功しました');
    },
    error: function(xhr, status, error) {
      console.error('エラーが発生しました');
    }
  });

  // すべての Ajax リクエストをキャンセル
  $.ajaxSetup({
    global: false
  });
});

このコードでは、まず $.ajaxSetup() メソッドの global オプションを true に設定します。これにより、すべての Ajax リクエストで abort() メソッドが自動的に呼び出されるようになります。次に、/some/url に対する Ajax リクエストを実行します。最後に、$.ajaxSetup() メソッドの global オプションを false に戻して、以降のリクエストで abort() メソッドが自動的に呼び出されないようにします。

// 3. `$.Deferred()` オブジェクト

$(document).ready(function() {
  var deferred = $.Deferred();

  $.ajax({
    url: '/some/url',
    success: function(data) {
      console.log('成功しました');
      deferred.resolve();
    },
    error: function(xhr, status, error) {
      console.error('エラーが発生しました');
      deferred.reject();
    }
  });

  // 2秒後にリクエストをキャンセル
  setTimeout(function() {
    deferred.reject();
    console.log('リクエストをキャンセルしました');
  }, 2000);

  deferred.done(function(data) {
    console.log('成功時の処理');
  }).fail(function(xhr, status, error) {
    console.error('エラー時の処理');
  }).always(function() {
    console.log('常に実行される処理');
  });
});

このコードでは、まず $.Deferred() オブジェクトを作成します。次に、/some/url に対する Ajax リクエストを実行し、成功時に resolve() メソッド、失敗時に reject() メソッドを呼び出して、Deferred オブジェクトの状態を変更します。2秒後に reject() メソッドを呼び出してリクエストをキャンセルし、コンソールにメッセージを出力します。最後に、Deferred オブジェクトの done() メソッド、fail() メソッド、always() メソッドに処理を登録します。

// 4. `$.active` プロパティ

$(document).ready(function() {
  $.ajax({
    url: '/some/url',
    success: function(data) {
      console.log('成功しました');
    },
    error: function(xhr, status, error) {
      console.error('エラーが発生しました');
    }
  });

  $.ajax({
    url: '/some/other/url',
    success: function(data) {
      console.log('成功しました');
    },
    error: function(xhr, status, error) {
      console.error('エラーが発生しました');
    }
  });

  // すべての Ajax リクエストをキャンセル
  $.active = 0;
  console.log('すべての Ajax リクエストをキャンセルしました');
});

このコードでは、まず /some/url/some/other/url に対する Ajax リクエストを2つ実行します。次に、$.active プロパティを 0 に設定して、すべての Ajax リクエスト




jQuery で Ajax リクエストをすべて停止する方法:その他の方法

jQueryプラグインを使う

jQuery には、Ajax リクエストを管理するのに役立つプラグインがいくつかあります。例えば:

    カスタムイベントを使用して、Ajax リクエストの開始と終了を通知することができます。これらのイベントをリッスンすることで、すべての Ajax リクエストが完了したことを検知し、処理を実行することができます。

    XMLHttpRequest オブジェクトを使用する

    jQuery は XMLHttpRequest オブジェクトをラップしていますが、ネイティブの XMLHttpRequest オブジェクトを使用することもできます。XMLHttpRequest オブジェクトには、abort() メソッドを使用してリクエストをキャンセルするメソッドがあります。

    Fetch API は、より新しい非同期 HTTP リクエストを行うための API です。Fetch API には、abort() メソッドを使用してリクエストをキャンセルするメソッドがあります。

    これらの方法は、それぞれ長所と短所があります。状況に応じて適切な方法を選択してください。

    注意事項

    • 上記の方法は、jQuery 1.9 以降でのみ使用できます。
    • 一部のブラウザでは、これらの方法が正しく動作しない場合があります。
    • Ajax リクエストをキャンセルすると、サーバーとの通信が中断される可能性があります。注意して使用してください。

      jquery ajax


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