JavaScriptでブラウザ上でSQLite3データベースを直接読み込む

2024-07-27

JavaScriptとSQLiteを使ってブラウザ上で直接SQLite3データベースを読み込む方法

WebブラウザのIndexedDB APIを使う

IndexedDBは、ブラウザに組み込まれたデータベースAPIで、Webアプリケーションでローカルストレージを扱うことができます。SQLite3データベースとIndexedDBは構造が似ているため、IndexedDBを使ってSQLite3データベースを読み込むことができます。

方法

  1. SQLite3データベースをJavaScriptで読み込み、IndexedDBに保存します。
  2. IndexedDBからSQLite3データベースを読み込み、必要なデータを取得します。

利点

  • 比較的簡単に実装できる
  • ブラウザの互換性が高い

欠点

  • 大容量のデータの処理には向かない
  • IndexedDBはブラウザによって性能が異なる

WebAssemblyとSQLite3のWebAssemblyモジュールを使う

WebAssemblyは、ブラウザ上でネイティブコードを実行できるバイナリフォーマットです。SQLite3にはWebAssemblyモジュールが用意されており、JavaScriptからWebAssemblyモジュールを呼び出すことで、SQLite3データベースを直接読み込むことができます。

  1. WebAssemblyモジュールをJavaScriptで読み込みます。
  2. WebAssemblyモジュールを使ってSQLite3データベースを開き、必要なデータを取得します。
  • IndexedDBよりも高速

どちらの方法を選ぶべき?

どちらの方法を選ぶべきかは、以下の要素を考慮する必要があります。

  • 開発者のスキル
  • データ量
  • 必要な処理速度

上記以外にも、JavaScriptとSQLite3データベースをブラウザ上で直接読み込む方法はいくつかあります。例えば、JavaScriptでSQLite3データベースを読み込むためのライブラリや、Node.jsとSQLite3を使ってWebサーバーを構築する方法などがあります。




// SQLite3データベースをIndexedDBに保存する
const db = openIndexedDB('myDatabase');
db.onsuccess = function(event) {
  const tx = event.target.result.transaction(['myTable'], 'readwrite');
  const store = tx.objectStore('myTable');
  const data = {
    id: 1,
    name: 'Taro Yamada',
    email: '[email protected]'
  };
  store.put(data, 1);
  tx.oncomplete = function() {
    console.log('Data saved to IndexedDB');
  };
};

// IndexedDBからSQLite3データベースを読み込む
const db = openIndexedDB('myDatabase');
db.onsuccess = function(event) {
  const tx = event.target.result.transaction(['myTable'], 'readonly');
  const store = tx.objectStore('myTable');
  const request = store.get(1);
  request.onsuccess = function(event) {
    if (event.target.result) {
      console.log('Data retrieved from IndexedDB:', event.target.result);
    } else {
      console.log('Data not found');
    }
  };
};

function openIndexedDB(name) {
  const db = indexedDB.open(name, 1);
  db.onerror = function(event) {
    console.error('IndexedDB error:', event.target.errorCode);
  };
  db.onupgradeneeded = function(event) {
    const db = event.target.result;
    if (!db.objectStoreNames.contains('myTable')) {
      const store = db.createObjectStore('myTable', { keyPath: 'id' });
    }
  };
  return db;
}
// WebAssemblyモジュールを読み込む
const wasmModule = fetch('sqlite.wasm')
  .then(response => response.arrayBuffer())
  .then(buffer => new WebAssembly.Module(buffer));

// SQLite3データベースを開く
const db = new SQLite3.Database(wasmModule);
db.exec('CREATE TABLE IF NOT EXISTS myTable (id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT, email TEXT)');
db.exec('INSERT INTO myTable VALUES (1, "Taro Yamada", "[email protected]")');

// データを取得する
const rows = db.exec('SELECT * FROM myTable');
for (const row of rows) {
  console.log('Data:', row);
}

// データベースを閉じる
db.close();



SQL.jsは、JavaScriptで書かれたSQLite3データベースエンジンです。ブラウザ上で動作するため、WebアプリケーションでSQLite3データベースを直接読み込むことができます。

  1. SQL.jsライブラリをJavaScriptで読み込みます。

PouchDBを使う

PouchDBは、JavaScriptで書かれたNoSQLデータベースです。IndexedDBと同様に、ブラウザ上で動作するため、Webアプリケーションでローカルストレージを扱うことができます。PouchDBは、SQLite3データベースと互換性のあるフォーマットでデータを保存することができます。

  • オフラインでのデータアクセスが可能

Cordovaを使う

Cordovaは、HTML5ハイブリッドアプリを開発するためのフレームワークです。Cordovaを使って、SQLite3データベースを含むネイティブモジュールをWebアプリケーションに統合することができます。

  1. Cordovaプラグインを使ってSQLite3データベースにアクセスするコードを記述します。
  2. CordovaプラグインをWebアプリケーションに統合します。
  • ネイティブのパフォーマンスでSQLite3データベースにアクセスできる
  • すべてのブラウザで動作するわけではない
  • 開発が複雑

javascript sqlite



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