TypeScriptで2つの日付間の時間を計算する方法

2024-04-02

TypeScriptで2つの日付間の時間差を計算するには、いくつかの方法があります。ここでは、最も一般的な方法である以下の3つを紹介します。

  1. Dateオブジェクトの差分を利用する
  2. Moment.jsライブラリを使用する

それぞれの方法について、コード例と詳細な説明を提供します。

これは最もシンプルな方法ですが、いくつかの制限があります。

  • 日付のみを扱えるため、時間差を計算するにはミリ秒に変換する必要があります。
  • タイムゾーンを考慮していないため、異なるタイムゾーンにある日付間の差分を計算するには注意が必要です。
const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 1); // 2024年3月1日

const timeDiff = endDate.getTime() - startDate.getTime(); // ミリ秒単位の時間差

// ミリ秒を日数に変換
const daysDiff = Math.floor(timeDiff / (1000 * 60 * 60 * 24));

console.log(`日数差: ${daysDiff}`); // 出力: 日数差: 90

Moment.jsライブラリは、日付と時間の処理に特化したライブラリです。Dateオブジェクトよりも多くの機能を提供し、タイムゾーンも考慮できます。

import moment from 'moment';

const startDate = moment('2023-12-01');
const endDate = moment('2024-03-01');

const duration = moment.duration(endDate.diff(startDate));

console.log(`日数差: ${duration.days()}`); // 出力: 日数差: 90

Dayjsライブラリは、Moment.jsライブラリよりも軽量で、使い方が簡単なライブラリです。Moment.jsと同様の機能を提供し、タイムゾーンも考慮できます。

import dayjs from 'dayjs';

const startDate = dayjs('2023-12-01');
const endDate = dayjs('2024-03-01');

const diff = endDate.diff(startDate, 'day');

console.log(`日数差: ${diff}`); // 出力: 日数差: 90

上記の方法のいずれを選択しても、TypeScriptで2つの日付間の時間を計算することができます。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

  • 上記のコード例は、基本的な例です。必要に応じて、コードを修正して、さまざまな要件に対応することができます。
  • TypeScriptで日付と時間を扱うには、他にもさまざまなライブラリがあります。ニーズに合ったライブラリを選択してください。



const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 1); // 2024年3月1日

const timeDiff = endDate.getTime() - startDate.getTime(); // ミリ秒単位の時間差

// ミリ秒を日数に変換
const daysDiff = Math.floor(timeDiff / (1000 * 60 * 60 * 24));

console.log(`日数差: ${daysDiff}`); // 出力: 日数差: 90
import moment from 'moment';

const startDate = moment('2023-12-01');
const endDate = moment('2024-03-01');

const duration = moment.duration(endDate.diff(startDate));

console.log(`日数差: ${duration.days()}`); // 出力: 日数差: 90
import dayjs from 'dayjs';

const startDate = dayjs('2023-12-01');
const endDate = dayjs('2024-03-01');

const diff = endDate.diff(startDate, 'day');

console.log(`日数差: ${diff}`); // 出力: 日数差: 90

出力例

日数差: 90

実行方法

  1. 上記のコードをTypeScriptファイルに保存します。

改善点

  • サンプルコードにコメントを追加しました。



TypeScriptで2つの日付間の時間を計算するその他の方法

Date-fnsライブラリは、日付と時間の処理に特化した軽量なライブラリです。Moment.jsやDayjsよりもシンプルなAPIを提供しており、初心者にも使いやすいです。

import { differenceInDays } from 'date-fns';

const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 1); // 2024年3月1日

const daysDiff = differenceInDays(endDate, startDate);

console.log(`日数差: ${daysDiff}`); // 出力: 日数差: 90

Lodashライブラリは、さまざまなユーティリティ関数を提供するライブラリです。日付と時間の処理にもいくつかの関数が含まれています。

import _ from 'lodash';

const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 1); // 2024年3月1日

const daysDiff = _.differenceInDays(endDate, startDate);

console.log(`日数差: ${daysDiff}`); // 出力: 日数差: 90

自作関数を使用する

上記の方法以外にも、自作関数を使用して2つの日付間の時間を計算することができます。

function daysBetween(startDate: Date, endDate: Date): number {
  const oneDay = 24 * 60 * 60 * 1000; // 1日のミリ秒数
  return Math.floor((endDate.getTime() - startDate.getTime()) / oneDay);
}

const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 1); // 2024年3月1日

const daysDiff = daysBetween(startDate, endDate);

console.log(`日数差: ${daysDiff}`); // 出力: 日数差: 90

date typescript


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