【保存時にエラー発生】VSCodeでPrettierを使うとTypeScript Reactのインポートに「value」が追加されてしまう?原因と解決策

2024-07-27

VSCodeのPrettierがTypeScript Reactのインポートに「value」を追加してしまう問題とその解決策

この問題を解決するには、以下の2つの方法があります。

Prettierの設定を変更する

.prettierrcファイルで、import-helpersオプションをfalseに設定します。このオプションは、Prettierがデフォルトのインポートヘルパーを自動的に挿入するのを無効にします。

{
  "import-helpers": false
}

ESLintを使用する

ESLintプラグインとeslint-plugin-importルールを使用して、インポートの構文を検証および修正できます。このルールは、デフォルトインポート以外のインポートに「value」キーワードを追加しないようにPrettierに指示します。

.eslintrc.jsファイルに以下の設定を追加します。

{
  "plugins": ["eslint-plugin-import"],
  "rules": {
    "import/no-unresolved": "error",
    "import/named-imports": ["error", "never-default"],
    "import/default-import": "off"
  }
}
  • 詳細については、PrettierとESLintの公式ドキュメントを参照してください。
  • 問題が解決しない場合は、PrettierとESLintのデバッグログを確認して、潜在的なエラーがないかを確認してください。
  • 上記の解決策に加えて、PrettierとESLintのバージョンが互換性があることを確認してください。



src/
├── App.tsx
├── index.tsx
├── App.test.tsx
├── package.json
├── README.md
└── tsconfig.json

コード

App.tsx

import React from 'react';
import './App.css';

function App() {
  return (
    <div className="App">
      <h1>Hello, World!</h1>
    </div>
  );
}

export default App;
.App {
  text-align: center;
}

index.tsx

import React from 'react';
import ReactDOM from 'react-dom';
import './index.css';
import App from './App';

ReactDOM.render(
  <React.StrictMode>
    <App />
  </React.StrictMode>,
  document.getElementById('root')
);

package.json

{
  "name": "my-react-app",
  "version": "0.0.1",
  "description": "My React app",
  "main": "index.tsx",
  "scripts": {
    "start": "react-scripts start",
    "test": "react-scripts test",
    "build": "react-scripts build"
  },
  "keywords": ["react", "typescript", "eslint", "prettier"],
  "author": "Your Name",
  "license": "MIT",
  "devDependencies": {
    "@types/react": "^18",
    "@types/react-dom": "^18",
    "eslint": "^8",
    "eslint-config-prettier": "^8",
    "eslint-plugin-import": "^2",
    "eslint-plugin-react": "^8",
    "prettier": "^2",
    "react": "^18",
    "react-dom": "^18",
    "ts-node": "^10",
    "typescript": "^4"
  }
}

tsconfig.json

{
  "compilerOptions": {
    "target": "es6",
    "module": "commonjs",
    "strict": true,
    "jsx": "react",
    "esModuleInterop": true,
    "allowSyntheticDefaultImports": true,
    "skipLibCheck": true,
    "forceConsistentCasingInFileNames": true,
    "noFallthroughCasesInSwitch": true,
    "noImplicitAny": true,
    "noImplicitReturns": true,
    "noUnusedLocals": true,
    "noUnusedParameters": true,
    "strictNullChecks": true,
    "declaration": true
  },
  "include": ["src/**/*.ts", "src/**/*.tsx"]
}

.eslintrc.js

{
  "extends": [
    "eslint-config-prettier",
    "plugin:import/errors",
    "plugin:import/warnings",
    "plugin:react/recommended"
  ],
  "parser": "@typescript-eslint/parser",
  "plugins": ["@typescript-eslint"],
  "rules": {
    "import/no-unresolved": "error",
    "import/named-imports": ["error", "never-default"],
    "import/default-import": "off"
  }
}

.prettierrc

{
  "import-helpers": false,
  "singleQuote": true,
  "trailingComma": "es5",
  "bracketSpacing": true,
  "arrowParens": "avoid",
  "semi": true,
  "useTabs": false,
  "tabWidth": 2,
  "printWidth": 80
}

使用方法

  1. 上記のコードをディレクトリに保存します。
  2. ターミナルで以下のコマンドを実行します。
npm install
  1. 以下のコマンドを実行して開発サーバーを起動します。
npm start
  1. ブラウザでhttp://localhost:3000を開くと、Hello, World!というメッセージが表示されます。



.prettierignoreファイルを作成し、インポートを含む特定のファイルまたはディレクトリをPrettierのフォーマット処理から除外できます。

src/
├── App.tsx
├── index.tsx
├── App.test.tsx
├── package.json
├── README.md
├── tsconfig.json
└── .prettierignore

.prettierignoreファイルに以下の内容を追加します。

src/App.tsx
src/index.tsx

Prettierプラグインを拡張する

Prettierプラグインを拡張して、問題のある動作を修正できます。これは、より高度なカスタマイズが必要な場合に役立ちます。

TypeScriptコンパイラオプションを使用する

TypeScriptコンパイラのesModuleInteropオプションをtrueに設定すると、Prettierがデフォルトインポートヘルパーを自動的に挿入するのを無効にすることができます。

{
  "compilerOptions": {
    "target": "es6",
    "module": "commonjs",
    "strict": true,
    "jsx": "react",
    "esModuleInterop": true,
    "allowSyntheticDefaultImports": true,
    "skipLibCheck": true,
    "forceConsistentCasingInFileNames": true,
    "noFallthroughCasesInSwitch": true,
    "noImplicitAny": true,
    "noImplicitReturns": true,
    "noUnusedLocals": true,
    "noUnusedParameters": true,
    "strictNullChecks": true,
    "declaration": true
  },
  "include": ["src/**/*.ts", "src/**/*.tsx"]
}

別のフォーマッターを使用する

Prettier以外にも、TypeScript Reactのコードをフォーマットできるフォーマッターはいくつかあります。BeautifyやJS Beautifierなどのツールを試してみるのも良いでしょう。

手動でフォーマットする

問題が解決しない場合は、手動でコードをフォーマットすることもできます。これは、時間の制約がある場合や、よりきめ細かい制御が必要な場合に役立ちます。


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