ユーザーエクスペリエンス向上!jQuery AJAX によるフォーム送信のメリット

2024-04-02

jQuery AJAX を使用してフォームを送信すると、ページ全体をリロードせずにサーバーと通信できます。これは、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、ページの読み込み時間を短縮するのに役立ちます。

仕組み

  1. ユーザーがフォームを送信します。
  2. jQuery は AJAX リクエストを送信します。
  3. サーバーはリクエストを処理し、応答を返します。
  4. jQuery は応答を処理し、必要に応じてページを更新します。

メリット

  • ページ全体をリロードする必要がないため、ページの読み込み時間が短縮されます。
  • ユーザーエクスペリエンスが向上します。
  • サーバーとの通信量を削減できます。
  • JavaScript が無効になっている場合は動作しません。
  • 複雑なフォーム送信には適していない場合があります。

実装

jQuery AJAX によるフォーム送信を実装するには、次の手順が必要です。

  1. フォームに id 属性を設定します。
  2. jQuery の submit() イベントをフォームに割り当てます。
  3. イベントハンドラー内で、AJAX リクエストを送信します。
  4. サーバーからの応答を処理します。

<form id="my-form">
  <input type="text" name="name">
  <input type="submit" value="送信">
</form>
$(document).ready(function() {
  $('#my-form').submit(function(event) {
    event.preventDefault();

    var data = $(this).serialize();

    $.ajax({
      url: '/submit_form',
      type: 'POST',
      data: data,
      success: function(response) {
        // サーバーからの応答を処理
      }
    });
  });
});

補足

  • 上記の例は、フォームのすべての入力フィールドをサーバーに送信します。特定の入力フィールドのみを送信したい場合は、data オプションで指定できます。
  • サーバーからの応答は、JSON 形式、XML 形式、HTML 形式など、さまざまな形式で送信できます。
  • エラーが発生した場合、error イベントハンドラーを使用して処理できます。
  • jQuery AJAX には、さまざまなオプションがあります。詳細は、jQuery のドキュメントを参照してください。
  • jQuery AJAX を使用して、フォーム以外の要素を送信することもできます。

用語解説

  • AJAX: Asynchronous JavaScript and XML の略。ページ全体をリロードせずにサーバーと通信する技術。
  • jQuery: JavaScript ライブラリ。Web 開発を簡略化するために使用されます。
  • フォーム: ユーザーが入力データをサーバーに送信するために使用される HTML 要素。



<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>jQuery AJAX Form Submit</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
  <h1>フォーム送信</h1>
  <form id="my-form">
    <input type="text" name="name" placeholder="名前">
    <input type="email" name="email" placeholder="メールアドレス">
    <input type="submit" value="送信">
  </form>

  <script>
  $(document).ready(function() {
    $('#my-form').submit(function(event) {
      event.preventDefault();

      var data = $(this).serialize();

      $.ajax({
        url: '/submit_form',
        type: 'POST',
        data: data,
        success: function(response) {
          // サーバーからの応答を処理
          console.log(response);
        },
        error: function(xhr, status, error) {
          // エラー処理
          console.log(error);
        }
      });
    });
  });
  </script>
</body>
</html>

コードの説明

  • index.html ファイルに、フォームと JavaScript コードが含まれています。
  • フォームには、nameemail という 2 つの入力フィールドがあります。
  • submit イベントハンドラーは、フォーム送信時に呼び出されます。
  • イベントハンドラーは、preventDefault() メソッドを使用して、ページ全体のリロードを防ぎます。
  • serialize() メソッドを使用して、フォームデータを取得します。
  • $.ajax() メソッドを使用して、AJAX リクエストを送信します。
  • url オプションは、リクエスト送信先の URL を指定します。
  • type オプションは、リクエストの HTTP メソッドを指定します。
  • data オプションは、リクエスト送信時に送信するデータ

実行方法

  1. 上記のコードを index.html ファイルとして保存します。
  2. Web サーバーでファイルを起動します。
  3. ブラウザでファイルを開きます。
  4. フォームに名前とメールアドレスを入力します。
  5. 送信ボタンをクリックします。

注意事項

  • このコードは、サンプルコードです。実際の使用には、必要に応じて修正する必要があります。
  • サーバーサイドのコードは、このサンプルコードに含まれていません。



jQuery AJAX 以外のフォーム送信方法

フォームの action 属性と method 属性を使用する

これは、最も基本的な方法です。フォームの action 属性に送信先の URL を、method 属性に送信方法 (GET または POST) を指定します。

<form action="/submit_form" method="post">
  <input type="text" name="name">
  <input type="submit" value="送信">
</form>

JavaScript の submit() メソッドを使用して、フォームをプログラム的に送信できます。

<form id="my-form">
  <input type="text" name="name">
  <input type="submit" value="送信">
</form>

<script>
document.getElementById('my-form').submit();
</script>

Fetch API は、JavaScript で HTTP リクエストを送信するための新しい API です。

const form = document.getElementById('my-form');
const formData = new FormData(form);

fetch('/submit_form', {
  method: 'POST',
  body: formData
});

その他のライブラリを使用する

jQuery 以外にも、フォーム送信を簡単にするライブラリがいくつかあります。

  • シンプルなフォームの場合は、フォームの action 属性と method 属性を使用するのが最も簡単です。
  • 複雑なフォームや、プログラム的にフォーム送信したい場合は、JavaScript の submit() メソッドや Fetch API を使用できます。
  • より多くの機能が必要な場合は、ライブラリの使用を検討してもよいでしょう。

javascript jquery ajax


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