JavaScript、Node.js、MongoDBで開発!Mongooseのidと_idを使いこなそう

2024-07-27

Mongoose における id_id の違い

定義

  • id: Mongoose によって生成される仮想プロパティです。デフォルトでは _id フィールドの値を文字列に変換したものですが、カスタマイズも可能です。
  • _id: MongoDB ドキュメントのデフォルトの識別子フィールドです。24バイトの ObjectId として自動生成され、各ドキュメントを一意に識別します。

使用例

  • id:
    • クライアント側アプリケーションでドキュメントを識別するために使用されます。
    • 人間にとってより読みやすく、分かりやすい形式で表示できます。
  • _id:
    • ドキュメントを検索したり更新したりする際に使用します。
    • ObjectId として直接使用したり、16進数文字列に変換して使用したりできます。
  • id プロパティにアクセスするには、ドット表記 (例: document.id) を使用します。
  • Mongoose は findById()findOne() などのメソッドで _id を自動的に使用します。
  • id は仮想プロパティなので、スキーマで定義する必要もありません。
  • _id は Mongoose スキーマで定義する必要はありませんが、通常は存在します。
  • id: Mongoose が提供する仮想プロパティで、クライアント側アプリケーション向け
  • _id: MongoDB の内部的な識別子
  • 複数のドキュメント間の参照関係を表すには、_id を参照フィールドとして使用します。
  • _id は変更できませんが、id は変更可能です。



const mongoose = require('mongoose');

// スキーマ定義
const userSchema = new mongoose.Schema({
  name: String,
  email: String,
});

// モデル作成
const User = mongoose.model('User', userSchema);

// ドキュメント作成
const user = new User({
  name: 'Taro Yamada',
  email: '[email protected]',
});

// _id の取得
console.log(user._id); // ObjectId: 626987db765a4b20c49df34e

// id プロパティの取得
console.log(user.id); // 626987db765a4b20c49df34e (ObjectId の 16進数文字列表現)

// ドキュメント保存
user.save((err) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  console.log('ドキュメントが保存されました');
});

// ドキュメント検索
User.findById(user._id, (err, doc) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  if (doc) {
    console.log('ドキュメントが見つかりました:', doc);
  } else {
    console.log('ドキュメントが見つかりませんでした');
  }
});
  1. mongoose モジュールをインポートします。
  2. ユーザーを表すスキーマを定義します。
  3. User モデルを作成します。
  4. 新しいユーザーオブジェクトを作成します。
  5. _idid プロパティの値を出力します。
  6. ユーザーオブジェクトをデータベースに保存します。
  7. _id を使用してユーザードキュメントを検索します。
  8. 検索結果を出力します。



デフォルトでは、Mongoose は _id フィールドを自動生成しますが、カスタムの id フィールドを定義することもできます。

const mongoose = require('mongoose');

// スキーマ定義
const userSchema = new mongoose.Schema({
  _id: mongoose.Schema.Types.ObjectId, // デフォルトの _id フィールド
  customId: String, // カスタム id フィールド
  name: String,
  email: String,
});

// モデル作成
const User = mongoose.model('User', userSchema);

// ドキュメント作成
const user = new User({
  customId: 'user123', // カスタム id の設定
  name: 'Taro Yamada',
  email: '[email protected]',
});

// ドキュメント保存
user.save((err) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  console.log('ドキュメントが保存されました');
});

// カスタム id でドキュメントを検索
User.findOne({ customId: 'user123' }, (err, doc) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  if (doc) {
    console.log('ドキュメントが見つかりました:', doc);
  } else {
    console.log('ドキュメントが見つかりませんでした');
  }
});

この例では、customId という名前の新しいフィールドをスキーマに追加しています。このフィールドには、ユーザーが定義した ID 値を格納できます。ドキュメントを保存するときは、customId フィールドに値を設定する必要があります。その後、このフィールドを使用してドキュメントを検索できます。

findByIdAndUpdate() メソッドの使用

findByIdAndUpdate() メソッドを使用して、既存のドキュメントを検索し、同時に更新することができます。このメソッドは、id または _id のどちらを使用してドキュメントを検索することもできます。

const mongoose = require('mongoose');

// ... (スキーマとモデルの定義は前の例と同じ)

// ドキュメント検索と更新
User.findByIdAndUpdate(user._id, { email: '[email protected]' }, (err, doc) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  if (doc) {
    console.log('ドキュメントが更新されました:', doc);
  } else {
    console.log('ドキュメントが見つかりませんでした');
  }
});

この例では、findByIdAndUpdate() メソッドを使用して、_id で指定されたドキュメントを検索し、email フィールドを更新しています。

findOneAndUpdate() メソッドは、findByIdAndUpdate() メソッドと似ていますが、一致する最初のドキュメントのみを更新します。

const mongoose = require('mongoose');

// ... (スキーマとモデルの定義は前の例と同じ)

// ドキュメント検索と更新
User.findOneAndUpdate({ customId: 'user123' }, { name: 'Jiro Yamada' }, (err, doc) => {
  if (err) {
    console.error(err);
    return;
  }

  if (doc) {
    console.log('ドキュメントが更新されました:', doc);
  } else {
    console.log('ドキュメントが見つかりませんでした');
  }
});

注意事項

  • findByIdAndUpdate() および findOneAndUpdate() メソッドを使用する場合は、更新されたドキュメントが返されることに注意してください。古いドキュメントを取得するには、findById() メソッドを使用する必要があります。
  • カスタム id フィールドを使用する場合は、そのフィールドがユニークであることを確認する必要があります。

javascript node.js mongodb



テキストエリア自動サイズ調整 (Prototype.js)

Prototype. js を使用してテキストエリアのサイズを自動調整する方法について説明します。Prototype. js を読み込みます。window. onload イベントを使用して、ページの読み込み後にスクリプトを実行します。$('myTextarea') でテキストエリアの要素を取得します。...


JavaScript数値検証 IsNumeric() 解説

JavaScriptでは、入力された値が数値であるかどうかを検証する際に、isNaN()関数やNumber. isInteger()関数などを利用することが一般的です。しかし、これらの関数では小数点を含む数値を適切に検出できない場合があります。そこで、小数点を含む数値も正しく検証するために、IsNumeric()関数を実装することが有効です。...


jQueryによるHTMLエスケープ解説

JavaScriptやjQueryでHTMLページに動的にコンテンツを追加する際、HTMLの特殊文字(<, >, &, など)をそのまま使用すると、意図しないHTML要素が生成される可能性があります。これを防ぐために、HTML文字列をエスケープする必要があります。...


JavaScriptフレームワーク:React vs Vue.js

JavaScriptは、Webページに動的な機能を追加するために使用されるプログラミング言語です。一方、jQueryはJavaScriptライブラリであり、JavaScriptでよく行う操作を簡略化するためのツールを提供します。jQueryを学ぶ場所...


JavaScriptオブジェクトプロパティの未定義検出方法

JavaScriptでは、オブジェクトのプロパティが定義されていない場合、そのプロパティへのアクセスはundefinedを返します。この現象を検出して適切な処理を行うことが重要です。最も単純な方法は、プロパティの値を直接undefinedと比較することです。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。


ポップアップブロック検知とJavaScript

ポップアップブロックを検知する目的ポップアップブロックはユーザーのプライバシーやセキュリティを保護するためにブラウザに組み込まれている機能です。そのため、ポップアップブロックが有効になっている場合、ポップアップを表示することができません。この状況を検知し、適切な対策を講じるために、JavaScriptを使用することができます。


HTML要素の背景色をJavaScriptでCSSプロパティを使用して設定する方法

JavaScriptを使用すると、CSSプロパティを動的に変更して、HTML要素の背景色を制御できます。この方法により、ユーザーの入力やページの状況に応じて、背景色をカスタマイズすることができます。HTML要素の参照を取得HTML要素の参照を取得


JavaScript オブジェクトの長さについて

JavaScriptにおけるオブジェクトは、プロパティとメソッドを持つデータ構造です。プロパティはデータの値を保持し、メソッドはオブジェクトに対して実行できる関数です。JavaScriptの標準的なオブジェクトには、一般的に「長さ」という概念はありません。これは、配列のようなインデックスベースのデータ構造ではないためです。


JavaScriptグラフ可視化ライブラリ解説

JavaScriptは、ウェブブラウザ上で動作するプログラミング言語です。その中で、グラフの可視化を行うためのライブラリが数多く存在します。これらのライブラリは、データ構造やアルゴリズムを視覚的に表現することで、理解を深める助けとなります。