setInterval() vs setTimeout() vs フラグ変数:JavaScriptでタイマーを制御する最適な方法は?

2024-07-27

JavaScriptで setInterval() 内で clearInterval() を呼び出すことができるのか?

  • setInterval() は、指定された間隔で関数を繰り返し実行するタイマーを設定します。
  • clearInterval() は、setInterval() で設定されたタイマーを停止します。

setInterval() 内で clearInterval() を呼び出す

以下のコード例のように、setInterval() 内で clearInterval() を呼び出すことで、タイマーを停止することができます。

function countUp() {
  let counter = 0;
  const intervalId = setInterval(() => {
    console.log(counter++);
    if (counter >= 10) {
      clearInterval(intervalId);
    }
  }, 1000);
}

countUp();

このコードでは、1秒ごとにカウンタを1ずつ増やし、カウンタが10になったらタイマーを停止します。

なぜ推奨されないのか?

setInterval() 内で clearInterval() を呼び出すことは可能ですが、以下の理由から推奨されない場合があります。

  • コードの読みやすさが低下する:ネストされた構造になり、コードが複雑になり、理解しにくくなります。
  • 予期せぬ動作を引き起こす可能性があるsetInterval() 内で clearInterval() を呼び出すタイミングによっては、意図した動作にならない可能性があります。

代替手段

代わりに、以下の方法を検討することができます。

  • setTimeout() を使用する:一定時間後にタイマーを停止する場合は、setTimeout() を使用して、指定時間後に clearInterval() を呼び出すことができます。
  • 別のフラグ変数を使用する:タイマーを停止する条件を別のフラグ変数で管理し、setInterval() 内でフラグ変数の値を確認してタイマーを停止することができます。



setTimeout() を使用する例

function countUp() {
  let counter = 0;
  const intervalId = setInterval(() => {
    console.log(counter++);
  }, 1000);

  setTimeout(() => {
    clearInterval(intervalId);
  }, 5000);
}

countUp();

フラグ変数を使用する例

function countUp() {
  let counter = 0;
  let isCounting = true;

  const intervalId = setInterval(() => {
    if (isCounting) {
      console.log(counter++);
      if (counter >= 10) {
        isCounting = false;
      }
    }
  }, 1000);
}

countUp();

このコードでは、1秒ごとにカウンタを1ずつ増やし、カウンタが10になったら isCounting フラグを false に設定し、タイマーを停止します。




requestAnimationFrame は、ブラウザの再描画タイミングに合わせて関数を呼び出すための関数です。高精度なタイマーが必要とされるアニメーションやゲームなどの用途に適しています。

let counter = 0;

function animate() {
  console.log(counter++);
  requestAnimationFrame(animate);
}

animate();

このコードでは、ブラウザの再描画タイミングに合わせてカウンタを1ずつ増やします。

Web Worker

Web Worker は、メインスレッドとは別のスレッドでスクリプトを実行できる機能です。重い処理をメインスレッドから解放することで、ブラウザの応答性を維持することができます。

const worker = new Worker('worker.js');

worker.addEventListener('message', (event) => {
  console.log(event.data);
});

worker.postMessage({ counter: 0 });

worker.js の内容は以下の通りです。

addEventListener('message', (event) => {
  let counter = event.data.counter;
  counter++;

  postMessage({ counter: counter });

  if (counter >= 10) {
    self.close();
  }
});

このコードでは、Web Worker を使用して1秒ごとにカウンタを1ずつ増やし、カウンタが10になったら Web Worker を終了します。

RxJS

RxJS は、Reactive Programming に基づいたライブラリで、イベントストリームを処理するための様々な機能を提供します。タイマー制御にも利用できます。

import { interval, take } from 'rxjs';

interval(1000)
  .pipe(take(10))
  .subscribe(count => console.log(count));

上記以外にも、以下のような方法があります。

  • setTimeout() を繰り返し呼び出す
  • カスタムタイマーを実装する

それぞれの方法には、メリットとデメリットがあります。状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。


javascript jquery setinterval



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