CSSで円形テキストを作成する

2024-09-12

CSSとCSS Shapesを使ってテキスト入り円を描く方法

CSS Shapesは、要素の形状をカスタマイズするためのCSSモジュールです。これにより、テキストや画像を非矩形領域に配置することが可能になります。

円を描くための方法

  1. 円形の要素を作成

  2. テキストの配置

    • 絶対位置付け (position: absolute;) を使用して、テキストを円形要素の中央に配置します。
    • top: 50%;left: 50%; を設定し、テキストを円の中心に移動します。
    • transform: translate(-50%, -50%); を使用して、テキストの基準点を左上隅から中央に変更します。

コード例

.circle {
  width: 200px;
  height: 200px;
  background-color: #f0f0f0;
  border-radius: 50%;
  position: relative;
}

.circle-text {
  position: absolute;
  top: 50%;
  left: 50%;
  transform: translate(-50%, -50%);
  font-size: 24px;
  text-align: center;
}

HTML例

<div class="circle">
  <span class="circle-text">テキスト</span>
</div>

CSS Shapesを使った方法 (オプション)

CSS Shapesは、より複雑な形状を作成するために使用できます。円形は単純な形状ですが、より複雑な形状が必要な場合は、CSS Shapesの shape-outside プロパティを使用することができます。




CSSで円形テキストを作成するコードの解説

コードの全体像

.circle {
  width: 200px;
  height: 200px;
  background-color: #f0f0f0;
  border-radius: 50%;
  position: relative;
}

.circle-text {
  position: absolute;
  top: 50%;
  left: 50%;
  transform: translate(-50%, -50%);
  font-size: 24px;
  text-align: center;
}

このコードは、HTMLの要素に適用することで、円の中にテキストを表示させるためのCSSスタイルを定義しています。

コードの解説

.circleクラス

  • position: relative;
    子要素である.circle-textを相対的に配置するための準備です。
  • border-radius: 50%;
    四角形の要素の角を丸くし、円形にします。
  • background-color
    円の背景色を薄い灰色に設定します。
  • height
    円の高さを200ピクセルに設定します。

.circle-textクラス

  • text-align: center;
    テキストを中央揃えにします。
  • font-size: 24px;
    テキストのフォントサイズを24ピクセルに設定します。
  • transform: translate(-50%, -50%);
    上記の設定で左上隅が円の中心になったため、テキストの中心を円の中心に合わせるために、x軸方向に-50%、y軸方向に-50%移動させます。
  • left: 50%;
    円の左から50%の位置に配置します。
  • position: absolute;
    親要素である.circleに対して絶対的に配置します。これにより、.circle内のどこでも自由に配置できるようになります。

HTMLでの利用例

<div class="circle">
  <span class="circle-text">テキスト</span>
</div>
  • <span class="circle-text"> : 円の中に表示するテキストを記述する要素です。
  • <div class="circle"> : 円形の領域を表す要素です。

コードの働き

  1. HTMLの<div>要素に.circleクラスが適用され、円形の領域が作成されます。
  2. <span>要素に.circle-textクラスが適用され、テキストが円の中央に配置されます。

このコードによって、CSSのborder-radiusプロパティと、要素の絶対配置を組み合わせることで、シンプルな円形テキストを作成することができます。

ポイント

  • position: absolute;transform: translate(-50%, -50%);を組み合わせることで、要素を任意の位置に配置し、かつその要素の中心を指定した座標に合わせることができます。
  • border-radius: 50%;は、四角形の要素を円形に変換する便利なプロパティです。

応用

  • CSS Shapesを使用すれば、より複雑な形状のテキストも作成可能です。
  • 円の大きさや背景色、テキストの色やフォントなどを変更することで、様々なデザインの円形テキストを作成できます。

より詳しく知りたい場合は、以下のキーワードで検索してみてください。

  • CSS Shapes
  • CSS transform
  • CSS position absolute
  • CSS border-radius
  • CSS 円形テキスト



SVG (Scalable Vector Graphics) を利用する方法

  • デメリット
    • コードがやや長くなる場合がある。
    • ブラウザの互換性を考慮する必要がある。
  • メリット
    • 精度の高い円や複雑な形状が描ける。
    • 拡大縮小しても画質が劣化しない。
    • CSSでスタイルを細かく調整できる。
<svg width="200" height="200">
  <circle cx="100" cy="100" r="100" fill="#f0f0f0" />
  <text x="100" y="100" text-anchor="middle" fill="black">テキスト</text>
</svg>
  • 解説
    • <circle>要素で円を描き、<text>要素でテキストを配置しています。
    • cx, cyは円の中心座標、rは半径を指定します。
    • text-anchor="middle"はテキストを水平方向に中央揃えにします。

Canvas を利用する方法

  • デメリット
    • JavaScriptの知識が必要。
  • メリット
    • 動的な描画が可能。
    • 複雑な図形やアニメーションが作成できる。
const canvas = document.getElementById('myCanvas');
const ctx = canvas.getContext('2d');

ctx.beginPath();
ctx.arc(100, 100, 100, 0, Math.PI * 2);
ctx.fillStyle = '#f0f0f0';
ctx.fill();
ctx.font = '24px sans-serif';
ctx.textAlign = 'center';
ctx.textBaseline = 'middle';
ctx.fillText('テキスト', 100, 100);
  • 解説
    • canvas要素に2Dレンダリングコンテキストを取得し、円とテキストを描画しています。
    • arcメソッドで円弧を描画し、fillTextメソッドでテキストを描画します。

CSS Shapes (より複雑な形状の場合)

  • デメリット
    • ブラウザのサポート状況に注意が必要。
    • 複雑な形状の場合、CSSが複雑になる可能性がある。
  • メリット
    • CSSで形状を定義できる。
    • レスポンシブデザインに適している。
.circle {
  width: 200px;
  height: 200px;
  background-color: #f0f0f0;
  -webkit-shape-outside: circle(50%);
          shape-outside: circle(50%);
}
  • 解説
    • shape-outsideプロパティで要素の形状を定義します。
    • circle()関数で円形を指定しています。

CSS Grid を利用する方法 (複数テキストを円状に配置する場合)

  • デメリット
.circle-container {
  display: grid;
  grid-template-columns: repeat(auto-fit, minmax(50px, 1fr));
  grid-auto-rows: minmax(50px, 1fr);
  grid-template-areas:
    "one two three"
    "four five six";
}
  • 解説
    • gridコンテナを作成し、子要素を円状に配置します。
    • grid-template-areasプロパティで各要素の位置を指定します。

選択する際のポイント

  • 複数のテキストを円状に配置
    CSS Gridが適している。
  • CSSで形状を定義したい
    CSS Shapesが適している。
  • 動的な描画やアニメーション
    Canvasが適している。
  • 高精度な円形や複雑な形状
    SVGが適している。
  • シンプルな円形テキスト
    CSSのborder-radiusが最も簡単。

どの方法を選ぶかは、プロジェクトの要件やデザイナーの好みによって異なります。それぞれのメリットデメリットを考慮して、最適な方法を選択してください。

  • ブラウザの互換性を確認し、必要に応じてポリフィルを使用してください。
  • 上記以外にも、CSS ModulesやJavaScriptライブラリを利用する方法もあります。

css css-shapes



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