CSSで円を描くテクニック:border-radiusを超えた表現方法

2024-06-25

CSS でテキスト付きの円を描く方法

HTML

まず、円とテキストを配置するための HTML コードを作成します。

<div class="circle">
  <p>テキスト</p>
</div>

このコードでは、div 要素に circle というクラスを割り当てています。このクラスは、CSS でスタイルを定義するために使用されます。また、p 要素内にテキストコンテンツ (テキスト) を配置しています。

CSS

次に、CSS を使用して円とテキストのスタイルを定義します。

.circle {
  width: 100px; /* 円の幅 */
  height: 100px; /* 円の高さ */
  border-radius: 50%; /* 円形にする */
  background-color: #F00; /* 円の色 */
  text-align: center; /* テキストを中央揃えにする */
  line-height: 100px; /* テキストを垂直方向に中央揃えにする */
  position: relative; /* 円を相対位置に配置する */
}

.circle p {
  position: absolute; /* テキストを絶対位置に配置する */
  top: 50%; /* テキストを垂直方向に中央に配置する */
  transform: translateY(-50%); /* テキストを垂直方向に中央に配置する */
  margin: 0; /* テキストのマージンを削除する */
  font-size: 20px; /* テキストのサイズ */
  color: #FFF; /* テキストの色 */
}

この CSS コードは、以下の設定を行います。

  • .circle 要素:
    • 幅と高さを 100px に設定し、正方形にします。
    • border-radius プロパティを使用して、四角形を角丸にします。
    • 背景色を赤 (#F00) に設定します。
    • テキストを中央揃えにします。
    • 円を相対位置に配置します。
  • .circle p 要素:
    • テキストのマージンを削除します。
    • テキストのフォントサイズを 20px に設定します。

カスタマイズ

上記のコードはあくまでも基本的な例です。円の色、テキストの内容、フォントサイズなどを変更して、自分の好みに合わせてカスタマイズすることができます。

円を描くには、CSS の border-image プロパティや clip-path プロパティを使用する方法もあります。これらの方法は、より複雑な形状の円を作成したり、画像を使用して円を装飾したりする場合に役立ちます。




    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
      <title>CSS でテキスト付きの円を描く</title>
      <style>
        .circle {
          width: 100px;
          height: 100px;
          border-radius: 50%;
          background-color: #F00;
          text-align: center;
          line-height: 100px;
          position: relative;
        }
    
        .circle p {
          position: absolute;
          top: 50%;
          transform: translateY(-50%);
          margin: 0;
          font-size: 20px;
          color: #FFF;
        }
      </style>
    </head>
    <body>
      <div class="circle">
        <p>テキスト</p>
      </div>
    </body>
    </html>
    

    このコードを実行すると、赤い円の中に「テキスト」という文字が表示されます。

    説明

    このコードは以下の通り構成されています。

    • HTML:
      • <!DOCTYPE html>: HTML5 ドキュメントであることを宣言します。
      • <html lang="ja">: HTML ドキュメントの言語を日本語に設定します。
      • <head>: メタデータなどを記述する要素です。
        • <meta charset="UTF-8">: 文字エンコーディングを UTF-8 に設定します。
        • <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">: ビューポートを設定します。
        • <title>CSS でテキスト付きの円を描く</title>: ドキュメントのタイトルを設定します。
        • <style>: CSS コードを記述する要素です。
          • ここでは、円とテキストのスタイルを定義しています。
      • <body>: ドキュメントの本文を記述する要素です。
        • <div class="circle">: 円を表す div 要素です。
          • class="circle": この要素に circle というクラスを割り当てます。
          • 円の幅、高さ、背景色などを設定します。
        • <p>テキスト</p>: 円の中に表示するテキストです。
          • p 要素を使用して、段落として表示します。
    • CSS:
      • .circle セレクタ: circle クラスを持つ要素にスタイルを適用します。
        • widthheight プロパティ: 円の幅と高さを設定します。
        • background-color プロパティ: 円の背景色を設定します。
        • text-alignline-height プロパティ: テキストを中央揃えにします。
        • position プロパティ: 円を相対位置に配置します。
      • .circle p セレクタ: .circle 要素内にある p 要素にスタイルを適用します。
        • toptransform プロパティ: テキストを垂直方向に中央に配置します。
        • margin プロパティ: テキストのマージンを削除します。
        • font-size プロパティ: テキストのフォントサイズを設定します。
        • color プロパティ: テキストの色を設定します。

    このコードはあくまでも例なので、自由にカスタマイズすることができます。例えば、以下のことが可能です。

    • 円の色を変更する
    • テキストの内容を変更する
    • テキストのフォントサイズを変更する
    • 影を追加する



    CSS で円を描くその他の方法

    clip-path プロパティは、要素の形状を任意の形に切り抜くことができます。円を描く場合、以下のコードのように circle() 関数を使用して円形に切り抜くことができます。

    .circle {
      width: 100px;
      height: 100px;
      background-color: #F00;
      clip-path: circle(50% at 50%);
    }
    

    この方法のメリットは、SVG を使用する必要がなく、比較的シンプルなコードで円を描けることです。デメリットとしては、古いブラウザではサポートされていない場合があることです。

    border-image プロパティは、要素の境界線に画像を装飾することができます。円を描く場合、以下のコードのように、円形の画像を境界線として設定することで、円を描くことができます。

    .circle {
      width: 100px;
      height: 100px;
      border-image: url('circle.png') 1 round repeat;
    }
    

    この方法のメリットは、画像を使用して円を装飾できることです。デメリットとしては、使用する画像を用意する必要があることと、古いブラウザではサポートされていない場合があることです。

    渐变(グラデーション)

    渐变 を使用して、円を描くこともできます。以下のコードのように、放射状グラデーションを設定することで、円を描くことができます。

    .circle {
      width: 100px;
      height: 100px;
      background-image: radial-gradient(circle at 50%, #F00 0%, #FFF 100%);
    }
    

    SVG は、ベクターグラフィックスを記述するための言語です。円を描く場合、以下のコードのように <circle> 要素を使用して円を記述することができます。

    <svg width="100" height="100">
      <circle cx="50" cy="50" r="50" fill="#F00" />
    </svg>
    

    この方法のメリットは、あらゆるブラウザで確実に円を描けること、およびサイズや色を簡単に変更できることです。デメリットとしては、HTML を記述する必要があることと、他の方法に比べてコードが長くなる場合があることです。

    どの方法を選択するかは、状況によって異なります。シンプルな円を描きたい場合は、border-radius プロパティがおすすめです。画像を使用して円を装飾したい場合は、border-image プロパティがおすすめです。CSS のみで円を描きたい場合は、渐变 がおすすめです。あらゆるブラウザで確実に円を描きたい場合は、SVG がおすすめです。


      css css-shapes


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