MacでMongoDBを極める!Node.js開発者向けインストール・実行チュートリアル

2024-06-09

Mac OS X における MongoDB のインストールと実行

このチュートリアルでは、Node.js 開発者向けに、Mac OS X に MongoDB をインストールして実行する方法を詳しく説明します。

前提知識

このチュートリアルを始める前に、以下の前提知識が必要です。

  • Mac OS X
  • Node.js

MongoDB は、NoSQL 型のドキュメントデータベースです。 JSON に似た形式でデータを格納し、スケーラビリティと柔軟性に優れています。近年、Web アプリケーション開発で広く利用されています。

必要なもの

  • MongoDB Community Edition
  • Homebrew (パッケージ管理ツール)

手順

  1. Homebrew がインストールされていない場合は、以下のコマンドを実行してインストールします。

    /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://github.com/Homebrew/brew)"
    
  2. MongoDB のインストール

    Homebrew を使用して MongoDB をインストールします。

    brew install mongodb-community
    
  3. MongoDB を起動するには、以下のコマンドを実行します。

    mongod
    

    このコマンドを実行すると、MongoDB がバックグラウンドで起動します。

  4. MongoDB シェルを使用して、MongoDB と対話できます。

    mongo
    

    MongoDB シェルが起動すると、以下のプロンプトが表示されます。

    >
    

    このプロンプトから、データベースの作成、コレクションの作成、データの挿入、データのクエリなど、MongoDB を操作するコマンドを実行できます。

  5. mongo --port 27017 --eval "db.shutdown()"
    

確認

MongoDB が正常にインストールおよび実行されていることを確認するには、以下のコマンドを実行します。

brew services list

出力結果に mongodb-community が表示され、running となっていれば、MongoDB は正常に起動しています。

MongoDB シェルでは、以下の基本操作を実行できます。

  • データベースの作成: use database_name
  • コレクションの作成: db.createCollection("collection_name")
  • データの挿入: db.collection_name.insertOne({"key": "value"})
  • データのクエリ: db.collection_name.find({})

    このチュートリアルでは、Mac OS X に MongoDB をインストールして実行する方法を説明しました。 Node.js 開発で MongoDB を利用する準備が整いました。

    補足

    • MongoDB の設定ファイルは /etc/mongod.conf にあります。詳細な設定については、MongoDB 公式ドキュメントを参照してください。
    • MongoDB は、GUI ツールである Compass を使用して操作することもできます。 Compass は、MongoDB 公式サイトからダウンロードできます。



    Node.js で MongoDB を使用するサンプルコード

    このチュートリアルでは、Node.js で MongoDB を使用する基本的な方法を説明します。

      • MongoDB Node.js ドライバー
      1. npm install mongodb
        
      2. Node.js アプリケーションの作成

        以下のコードは、MongoDB に接続し、データの挿入とクエリを行う Node.js アプリケーションです。

        const MongoClient = require('mongodb').MongoClient;
        
        const url = 'mongodb://localhost:27017/test';
        
        (async () => {
          try {
            const client = await MongoClient.connect(url);
            const db = client.db('test');
            const collection = db.collection('users');
        
            // データの挿入
            await collection.insertOne({ name: 'John Doe', email: '[email protected]' });
        
            // データのクエリ
            const users = await collection.find({}).toArray();
            console.log(users);
        
            await client.close();
          } catch (error) {
            console.error(error);
          }
        })();
        

        このコードを app.js というファイルに保存します。

      3. 以下のコマンドを実行して、Node.js アプリケーションを実行します。

        node app.js
        

        出力結果は以下のようになります。

        [{ "_id": ObjectId("63788e261753092259125312"), "name": "John Doe", "email": "[email protected]" }]
        

      説明

      このコードは、以下の手順を実行します。

      1. mongodb モジュールを const MongoClient = require('mongodb').MongoClient; という行でインポートします。
      2. MongoDB への接続 URL を const url = 'mongodb://localhost:27017/test'; という行で定義します。
      3. (async () => { で非同期関数を定義します。
      4. const client = await MongoClient.connect(url); という行で、MongoDB に接続します。
      5. const db = client.db('test'); という行で、test というデータベースを選択します。
      6. const collection = db.collection('users'); という行で、users というコレクションを選択します。
      7. await collection.insertOne({ name: 'John Doe', email: '[email protected]' }); という行で、users コレクションにドキュメントを挿入します。
      8. const users = await collection.find({}).toArray(); という行で、users コレクションからすべてのドキュメントを取得します。
      9. console.log(users); という行で、取得したドキュメントをコンソールに出力します。
      10. await client.close(); という行で、MongoDB への接続を閉じます。

      このチュートリアルでは、Node.js で MongoDB を使用する基本的な方法を説明しました。 このチュートリアルを参考に、MongoDB を利用したアプリケーション開発を進めてください。

        • このチュートリアルでは、基本的な操作のみを説明しています。 より複雑な操作については、MongoDB Node.js ドライバー ドキュメントを参照してください。
        • エラー処理については、このチュートリアルでは説明していません。 エラー処理を実装するには、try-catch ブロックを使用してください。



        Mac における MongoDB のインストールと実行:代替方法

        • ターミナル
        1. DMG ファイルのダブルクリック

        2. インストーラーの指示に従って、MongoDB をインストールします。

          • インストール場所を選択する必要があります。 デフォルトの場所は /Applications/MongoDB Compass.app です。
          • 起動時に MongoDB を自動的に起動するかどうかを選択できます。
        3. /Applications/MongoDB Compass.app/Contents/Resources/mongodb-community/bin/mongod
          
        brew services list
        
        • この方法は、Homebrew をインストールしていない場合や、Homebrew を使用したくない場合に役立ちます。
        • DMG ファイルを使用してインストールすると、/etc/mongod.conf などの設定ファイルがデフォルトの場所に配置されます。
        • 詳細な設定については、MongoDB 公式ドキュメントを参照してください。

          node.js mongodb macos


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