MacでMongoDBを極める!Node.js開発者向けインストール・実行チュートリアル
Mac OS X における MongoDB のインストールと実行
このチュートリアルでは、Node.js 開発者向けに、Mac OS X に MongoDB をインストールして実行する方法を詳しく説明します。
前提知識
このチュートリアルを始める前に、以下の前提知識が必要です。
- Mac OS X
- Node.js
MongoDB は、NoSQL 型のドキュメントデータベースです。 JSON に似た形式でデータを格納し、スケーラビリティと柔軟性に優れています。近年、Web アプリケーション開発で広く利用されています。
必要なもの
- MongoDB Community Edition
- Homebrew (パッケージ管理ツール)
手順
Homebrew がインストールされていない場合は、以下のコマンドを実行してインストールします。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://github.com/Homebrew/brew)"
MongoDB のインストール
Homebrew を使用して MongoDB をインストールします。
brew install mongodb-community
MongoDB を起動するには、以下のコマンドを実行します。
mongod
このコマンドを実行すると、MongoDB がバックグラウンドで起動します。
MongoDB シェルを使用して、MongoDB と対話できます。
mongo
MongoDB シェルが起動すると、以下のプロンプトが表示されます。
>
このプロンプトから、データベースの作成、コレクションの作成、データの挿入、データのクエリなど、MongoDB を操作するコマンドを実行できます。
mongo --port 27017 --eval "db.shutdown()"
確認
MongoDB が正常にインストールおよび実行されていることを確認するには、以下のコマンドを実行します。
brew services list
出力結果に mongodb-community
が表示され、running
となっていれば、MongoDB は正常に起動しています。
MongoDB シェルでは、以下の基本操作を実行できます。
- データベースの作成:
use database_name
- コレクションの作成:
db.createCollection("collection_name")
- データの挿入:
db.collection_name.insertOne({"key": "value"})
- データのクエリ:
db.collection_name.find({})
このチュートリアルでは、Mac OS X に MongoDB をインストールして実行する方法を説明しました。 Node.js 開発で MongoDB を利用する準備が整いました。
補足
- MongoDB の設定ファイルは
/etc/mongod.conf
にあります。詳細な設定については、MongoDB 公式ドキュメントを参照してください。 - MongoDB は、GUI ツールである Compass を使用して操作することもできます。 Compass は、MongoDB 公式サイトからダウンロードできます。
Node.js で MongoDB を使用するサンプルコード
このチュートリアルでは、Node.js で MongoDB を使用する基本的な方法を説明します。
- MongoDB Node.js ドライバー
npm install mongodb
Node.js アプリケーションの作成
以下のコードは、MongoDB に接続し、データの挿入とクエリを行う Node.js アプリケーションです。
const MongoClient = require('mongodb').MongoClient; const url = 'mongodb://localhost:27017/test'; (async () => { try { const client = await MongoClient.connect(url); const db = client.db('test'); const collection = db.collection('users'); // データの挿入 await collection.insertOne({ name: 'John Doe', email: '[email protected]' }); // データのクエリ const users = await collection.find({}).toArray(); console.log(users); await client.close(); } catch (error) { console.error(error); } })();
このコードを
app.js
というファイルに保存します。以下のコマンドを実行して、Node.js アプリケーションを実行します。
node app.js
出力結果は以下のようになります。
[{ "_id": ObjectId("63788e261753092259125312"), "name": "John Doe", "email": "[email protected]" }]
説明
このコードは、以下の手順を実行します。
mongodb
モジュールをconst MongoClient = require('mongodb').MongoClient;
という行でインポートします。- MongoDB への接続 URL を
const url = 'mongodb://localhost:27017/test';
という行で定義します。 (async () => {
で非同期関数を定義します。const client = await MongoClient.connect(url);
という行で、MongoDB に接続します。const db = client.db('test');
という行で、test
というデータベースを選択します。const collection = db.collection('users');
という行で、users
というコレクションを選択します。await collection.insertOne({ name: 'John Doe', email: '[email protected]' });
という行で、users
コレクションにドキュメントを挿入します。const users = await collection.find({}).toArray();
という行で、users
コレクションからすべてのドキュメントを取得します。console.log(users);
という行で、取得したドキュメントをコンソールに出力します。await client.close();
という行で、MongoDB への接続を閉じます。
このチュートリアルでは、Node.js で MongoDB を使用する基本的な方法を説明しました。 このチュートリアルを参考に、MongoDB を利用したアプリケーション開発を進めてください。
- このチュートリアルでは、基本的な操作のみを説明しています。 より複雑な操作については、MongoDB Node.js ドライバー ドキュメントを参照してください。
- エラー処理については、このチュートリアルでは説明していません。 エラー処理を実装するには、try-catch ブロックを使用してください。
Mac における MongoDB のインストールと実行:代替方法
- ターミナル
DMG ファイルのダブルクリック
インストーラーの指示に従って、MongoDB をインストールします。
- インストール場所を選択する必要があります。 デフォルトの場所は
/Applications/MongoDB Compass.app
です。 - 起動時に MongoDB を自動的に起動するかどうかを選択できます。
- インストール場所を選択する必要があります。 デフォルトの場所は
/Applications/MongoDB Compass.app/Contents/Resources/mongodb-community/bin/mongod
brew services list
- この方法は、Homebrew をインストールしていない場合や、Homebrew を使用したくない場合に役立ちます。
- DMG ファイルを使用してインストールすると、
/etc/mongod.conf
などの設定ファイルがデフォルトの場所に配置されます。 - 詳細な設定については、MongoDB 公式ドキュメントを参照してください。
node.js mongodb macos