HTMLテキストを簡単に非選択可能にする!CSSとJavaScriptで実現

2024-06-22

HTML テキストを非選択可能にする方法(HTML、CSS、クロスブラウザ対応)

CSS の user-select プロパティを使用する

user-select プロパティは、ユーザーが要素内のテキストを選択できるかどうかを制御します。このプロパティには、以下の3つの値を設定できます。

  • none: テキストを選択不可にします。
  • all: デフォルト値。テキストとその他のコンテンツを選択できます。

HTML テキストを非選択可能にするには、以下の CSS を使用します。

.unselectable {
  user-select: none;
}

この CSS を p 要素に適用すると、その要素内のテキストは選択できなくなります。

<p class="unselectable">このテキストは選択できません。</p>

JavaScript を使用して、ユーザーが選択したテキストを解除することもできます。以下のコードは、選択範囲を空にすることで、ユーザーが選択したテキストを解除します。

function unselectText() {
  if (window.getSelection) {
    window.getSelection().removeAllRanges();
  } else if (document.selection) {
    document.selection.empty();
  }
}

このコードを onclick イベントハンドラーに割り当てると、ユーザーがクリックした要素内のテキストが選択解除されます。

<p onclick="unselectText()">このテキストは選択できません。</p>

クロスブラウザ対応

user-select プロパティは、すべてのブラウザでサポートされているわけではありません。古いバージョンの Internet Explorer などでは、-moz-user-select-webkit-user-select などのベンダープレフィックスを付ける必要があります。

.unselectable {
  user-select: none;
  -moz-user-select: none;
  -webkit-user-select: none;
}

注意点

  • user-select: none を使用すると、ユーザーがテキストをコピーすることもできなくなります。
  • JavaScript を使用する場合は、ライブラリを使用するとコードを簡略化できます。

上記以外にも、画像を非選択可能にする方法や、特定のキーのみを選択可能にする方法などがあります。詳細は、以下のリソースを参照してください。




HTML

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>HTML テキストを非選択可能にする</title>
  <style>
    .unselectable {
      user-select: none;
      -moz-user-select: none;
      -webkit-user-select: none;
    }
  </style>
</head>
<body>
  <p class="unselectable">このテキストは選択できません。</p>
  <p onclick="unselectText()">このテキストも選択できません。</p>

  <script>
    function unselectText() {
      if (window.getSelection) {
        window.getSelection().removeAllRanges();
      } else if (document.selection) {
        document.selection.empty();
      }
    }
  </script>
</body>
</html>

説明

  • このコードは、p 要素に unselectable クラスを適用して、その要素内のテキストを非選択可能にします。
  • onclick イベントハンドラーを使用して、ユーザーがクリックした要素内のテキストを JavaScript で選択解除します。

実行方法

  1. このコードを HTML ファイルに保存します。
  2. ブラウザでその HTML ファイルを開きます。

結果

  • ユーザーは、p 要素内のテキストを選択できません。
  • ユーザーが p 要素をクリックすると、その要素内のテキストが選択解除されます。
  • このコードは、単なる例です。必要に応じて、コードを自由にカスタマイズできます。
  • user-select プロパティは、すべてのブラウザでサポートされているわけではありません。古いバージョンのブラウザでは、ベンダープレフィックスを付ける必要がある場合があります。



HTML テキストを非選択可能にするその他の方法

readonly 属性は、入力フィールドを編集不可にするために使用されますが、HTML テキストを非選択可能にするのにも使用できます。

<p readonly>このテキストは選択できません。</p>

<pre> タグは、テキストを整形せずに表示するために使用されます。このタグを使用すると、ユーザーがテキストを選択できなくなります。

<pre>このテキストは選択できません。</pre>

コンテンツセキュリティポリシー (CSP) を使用する

CSP は、Web サイトで実行できるスクリプトを制限するために使用できます。CSP を使用して、user-select プロパティを none に設定するスクリプトを許可することで、HTML テキストを非選択可能にすることができます。

<meta http-equiv="Content-Security-Policy" content="default-src 'self'; script-src 'self' https://trusted-script.example.com; style-src 'self' https://trusted-style.example.com; user-select none;">

画像を使用する

テキストを画像に変換して表示することで、ユーザーがテキストを選択できなくなります。ただし、この方法は、テキストの編集が困難になるという欠点があります。

注意事項

上記の方法を使用する場合は、以下の点に注意してください。

  • readonly 属性と <pre> タグは、すべてのブラウザでサポートされているわけではありません。
  • CSP は、複雑な設定が必要になる場合があります。
  • 画像を使用すると、テキストの編集が困難になります。

HTML テキストを非選択可能にする方法はいくつかあります。どの方法を使用するかは、状況によって異なります。

  • 編集を許可する必要がある場合: readonly 属性を使用する
  • テキストの書式を保持する必要がある場合: <pre> タグを使用する
  • 高度な制御が必要な場合: CSP を使用する
  • テキストの編集が不要な場合: 画像を使用する

どの方法を選択する場合でも、ユーザーにとって使いやすく、アクセスしやすいことを確認することが重要です。


html css cross-browser


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