FileReader API でサクッと変換
ここでは、JavaScript と jQuery を使って Blob を Base64 に変換する方法を 2 通りご紹介します。
FileReader API を使用する
FileReader API は、Blob や File オブジェクトからデータを読み取るための API です。この API を使用して、Blob を Base64 文字列に変換することができます。
const blob = new Blob(['Hello, world!'], {type: 'text/plain'});
const reader = new FileReader();
reader.onload = function(event) {
const base64 = event.target.result;
console.log(base64); // 結果: data:text/plain;base64,SGVsbG8sIHdvcmxkIQ==
};
reader.readAsDataURL(blob);
このコードでは、まず Blob
オブジェクトを作成します。次に、FileReader
オブジェクトを作成し、readAsDataURL()
メソッドを使用して Blob を Data URL 形式に変換します。Data URL 形式は、Base64 エンコードされたデータと MIME タイプを含む文字列です。
onload
イベントハンドラ内で、event.target.result
プロパティから Base64 文字列を取得することができます。
jQuery を使用すると、FileReader API をより簡単に操作することができます。
$.ajax({
url: 'image.png',
dataType: 'blob'
}).then(function(blob) {
const base64 = $.base64.encode(blob);
console.log(base64);
});
このコードでは、jQuery の ajax()
メソッドを使用して画像ファイルを非同期的に読み込みます。dataType: 'blob'
オプションを指定することで、レスポンスを Blob オブジェクトとして取得します。
その後、$.base64.encode()
メソッドを使用して Blob を Base64 文字列に変換します。
補足
- 上記のコード例では、デモ目的の短いデータを使用しています。実際のファイルを読み込む場合は、適切なエラー処理を実装する必要があります。
- Base64 エンコードされたデータは、URL やフォームデータとして送信することができます。
- Base64 デコードされたデータは、Blob オブジェクトに戻すことができます。
サンプルコード - JavaScript & jQuery で Blob を Base64 に変換
const blob = new Blob(['Hello, world!'], {type: 'text/plain'});
const reader = new FileReader();
reader.onload = function(event) {
const base64 = event.target.result;
console.log(base64); // 結果: data:text/plain;base64,SGVsbG8sIHdvcmxkIQ==
};
reader.readAsDataURL(blob);
jQuery を使用する
$.ajax({
url: 'image.png',
dataType: 'blob'
}).then(function(blob) {
const base64 = $.base64.encode(blob);
console.log(base64);
});
説明
- FileReader API を使用する
Blob
オブジェクトを作成します。readAsDataURL()
メソッドを使用して Blob を Data URL 形式に変換します。onload
イベントハンドラ内で、Base64 文字列を取得します。
- jQuery を使用する
ajax()
メソッドを使用して画像ファイルを非同期的に読み込みます。dataType: 'blob'
オプションでレスポンスを Blob オブジェクトとして取得します。
- 上記のコードはあくまでサンプルです。実際の使用状況に合わせて調整してください。
- ファイルの種類やサイズによっては、処理時間がかかる場合があります。
Blob を Base64 に変換するその他の方法
Canvas API は、Web ページ上で画像を描画するための API です。この API を使用して、Blob から画像データを取得し、Base64 エンコードすることができます。
const canvas = document.createElement('canvas');
const ctx = canvas.getContext('2d');
const blob = new Blob(['Hello, world!'], {type: 'text/plain'});
const reader = new FileReader();
reader.onload = function(event) {
const imageData = new ImageData(event.target.result);
canvas.width = imageData.width;
canvas.height = imageData.height;
ctx.putImageData(imageData, 0, 0);
const base64 = canvas.toDataURL('image/png');
console.log(base64); // 結果: data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAAAEAAAABCAQAAAC1HAwCAAAAC0lEQVR42mNkYAAAAAYAAjCB0C9A ...
};
reader.readAsArrayBuffer(blob);
利点:
- Canvas API を使用して画像を加工することができます。
- 比較的パフォーマンスが良い
- 画像データのみを扱うことができます。
- コードが複雑になる
カスタムライブラリを使用する
Base64 エンコーディングとデコーディングを容易にするためのカスタムライブラリがいくつか存在します。代表的なライブラリと、その使用方法をご紹介します。
- 拡張機能が豊富
- ライブラリの読み込みが必要
- パフォーマンスが低下する可能性がある
WebAssembly は、Web ページでネイティブコードを実行するための技術です。この技術を使用して、Base64 エンコーディングとデコーディングを高速化することができます。
- 非常に高速な処理が可能
- ブラウザによっては対応していない
Blob を Base64 に変換する方法を選択する際には、以下の要素を考慮する必要があります。
- 処理速度: 高速な処理が必要な場合は、WebAssembly を使用する必要があります。
- コードの簡潔性: コードの簡潔性を重視する場合は、カスタムライブラリを使用するか、jQuery を使用する必要があります。
- 機能: 画像を加工する必要がある場合は、Canvas API を使用する必要があります。
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