Node.jsストリーム早期終了

2024-10-19

Node.jsで読み込みストリームを早期に閉じる方法

Node.jsにおいて、readable streamはファイルやネットワークソケットからデータを非同期的に読み込むためのオブジェクトです。通常、ストリームはデータの読み込みが完了するまで開いたままですが、特定の条件下で早期に閉じる必要がある場合があります。

stream.destroy()メソッドの使用

最も直接的な方法は、stream.destroy()メソッドを使用することです。このメソッドはストリームを強制的に閉じ、エラーイベントを発行します。

const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

// 読み込み開始後、特定の条件でストリームを閉じる
readableStream.on('data', (chunk) => {
  if (chunk.toString().includes('特定の文字列')) {
    readableStream.destroy(new Error('特定の文字列が見つかりました'));
  }
});

readableStream.on('error', (err) => {
  console.error('エラー:', err);
});

stream.close()メソッドの使用

stream.close()メソッドはストリームを閉じるための別の方法です。ただし、このメソッドはエラーイベントを発行せず、ストリームの終了イベント(end)が発行されるのを待ちます。

const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

// 読み込み開始後、特定の条件でストリームを閉じる
readableStream.on('data', (chunk) => {
  if (chunk.toString().includes('特定の文字列')) {
    readableStream.close();
  }
});

readableStream.on('end', () => {
  console.log('ストリームが終了しました');
});

stream.pipe()とTransformストリームの使用

stream.pipe()メソッドを使用して、読み込みストリームのデータを別のストリーム(例えば、Transformストリーム)にパイプし、そのストリームで特定の条件に基づいてデータを処理することができます。

const fs = require('fs');
const { Transform } = require('stream');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

const myTransform = new Transform({
  transform(chunk, encoding, cb) {
    const data = chunk.toString();
    if (data.includes('特定の文字列')) {
      this.end(); // Transformストリームを終了する
    } else {
      this.push(data);
    }
    cb();
  }
});

readableStream.pipe(myTransform);

myTransform.on('end', () => {
  console.log('ストリームが終了しました');
});

注意

  • stream.pipe()Transformストリームを使用することで、より柔軟なデータ処理とストリームの制御が可能になります。
  • stream.destroy()はストリームを強制的に閉じ、エラーイベントを発行します。



Node.jsストリーム早期終了のコード例

const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

// 読み込み開始後、特定の条件でストリームを閉じる
readableStream.on('data', (chunk) => {
  if (chunk.toString().includes('特定の文字列')) {
    readableStream.destroy(new Error('特定の文字列が見つかりました'));
  }
});

readableStream.on('error', (err) => {
  console.error('エラー:', err);
});

解説

  • destroy()メソッドはエラーイベントを発行するため、on('error')イベントリスナーでエラーを処理します。
  • 特定の文字列が含まれる場合、stream.destroy()メソッドを使用してストリームを強制的に閉じます。
  • on('data')イベントリスナーで、読み込まれたデータをチェックします。
  • fs.createReadStream()で読み込みストリームを作成します。
const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

// 読み込み開始後、特定の条件でストリームを閉じる
readableStream.on('data', (chunk) => {
  if (chunk.toString().includes('特定の文字列')) {
    readableStream.close();
  }
});

readableStream.on('end', () => {
  console.log('ストリームが終了しました');
});
  • close()メソッドはエラーイベントを発行せず、ストリームの終了イベント(end)を待ちます。
const fs = require('fs');
const { Transform } = require('stream');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

const myTransform = new Transform({
  transform(chunk, encoding, cb) {
    const data = chunk.toString();
    if (data.includes('特定の文字列')) {
      this.end(); // Transformストリームを終了する
    } else {
      this.push(data);
    }
    cb();
  }
});

readableStream.pipe(myTransform);

myTransform.on('end', () => {
  console.log('ストリームが終了しました');
});
  • Transformストリームの終了イベント(end)で、ストリームが終了したことを確認します。
  • readableStream.pipe(myTransform)で読み込みストリームのデータをTransformストリームにパイプします。
  • 特定の文字列が含まれる場合、this.end()メソッドを使用してTransformストリームを終了します。
  • Transformストリームを作成し、transform()メソッドでデータの処理を行います。



stream.destroy()とerrorイベントの利用

  • errorイベントリスナーでエラーを処理します。
const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

// 読み込み開始後、特定の条件でストリームを閉じる
readableStream.on('data', (chunk) => {
  if (chunk.toString().includes('特定の文字列')) {
    readableStream.destroy(new Error('特定の文字列が見つかりました'));
  }
});

readableStream.on('error', (err) => {
  console.error('エラー:', err);
});

stream.close()とendイベントの利用

  • endイベントリスナーでストリームの終了を処理します。
const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

// 読み込み開始後、特定の条件でストリームを閉じる
readableStream.on('data', (chunk) => {
  if (chunk.toString().includes('特定の文字列')) {
    readableStream.close();
  }
});

readableStream.on('end', () => {
  console.log('ストリームが終了しました');
});
  • Transformストリームで特定の条件に基づいてデータを処理し、必要に応じてストリームを終了します。
  • stream.pipe()メソッドを使用して、読み込みストリームのデータを別のストリーム(例えば、Transformストリーム)にパイプします。
const fs = require('fs');
const { Transform } = require('stream');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

const myTransform = new Transform({
  transform(chunk, encoding, cb) {
    const data = chunk.toString();
    if (data.includes('特定の文字列')) {
      this.end(); // Transformストリームを終了する
    } else {
      this.push(data);
    }
    cb();
  }
});

readableStream.pipe(myTransform);

myTransform.on('end', () => {
  console.log('ストリームが終了しました');
});

stream.pause()とstream.resume()の利用

  • 特定の条件に基づいてストリームを終了し、stream.resume()メソッドを使用して読み込みを再開します。
  • stream.pause()メソッドを使用してストリームの読み込みを一時停止します。
const fs = require('fs');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');

// 読み込み開始後、特定の条件でストリームを一時停止し、終了する
readableStream.on('data', (chunk) => {
  if (chunk.toString().includes('特定の文字列')) {
    readableStream.pause();
    readableStream.destroy(new Error('特定の文字列が見つかりました'));
  }
});

readableStream.on('error', (err) => {
  console.error('エラー:', err);
});

stream.unpipe()の利用

  • これにより、パイプ先のストリームの処理が停止し、読み込みストリームを終了することができます。
  • stream.unpipe()メソッドを使用して、ストリームをパイプ先のストリームから切り離します。
const fs = require('fs');
const { Transform } = require('stream');

const readableStream = fs.createReadStream('myFile.txt');
const writableStream = fs.createWriteStream('output.txt');

readableStream.pipe(writableStream);

// 読み込み開始後、特定の条件でパイプを解除し、ストリームを終了する
readableStream.on('data', (chunk) => {
  if (chunk.toString().includes('特定の文字列')) {
    readableStream.unpipe(writableStream);
    readableStream.destroy();
  }
});

node.js stream fs



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