NPM プロキシ設定クリア方法
NPM の https プロキシ設定をクリアする方法 (日本語)
NPM は、Node.js のパッケージマネージャーです。ネットワーク経由でパッケージをダウンロードする際に、HTTP/HTTPS プロキシを使用することができます。このガイドでは、NPM の https プロキシ設定をクリアする方法について説明します。
方法 1: npmrc ファイルを編集
npmrc ファイルの場所を確認
npm config get prefix
を実行して、npm のインストールディレクトリを確認します。npmrc
ファイルは、このディレクトリのetc
フォルダーにあります。
プロキシ設定を削除
- これらの行を削除するか、コメントアウトします。
方法 2: npm コマンドを使用
- プロキシ設定をクリア
npm config set proxy "" npm config set https-proxy ""
確認
プロキシ設定がクリアされたことを確認するには、以下のコマンドを実行します。
npm config list
プロキシ設定が空になっていることを確認してください。
注意
- プロキシ設定がクリアされても、システムレベルのプロキシ設定が有効になっている可能性があります。システムレベルのプロキシ設定を確認し、必要に応じて変更してください。
- プロキシ設定をクリアすると、インターネットに直接接続できるようになります。ネットワークセキュリティの要件によっては、プロキシ設定を維持する必要がある場合があります。
NPM の https プロキシ設定クリアに関するコード例
npm コマンドによるプロキシ設定クリア
# プロキシ設定をクリア
npm config set proxy ""
npm config set https-proxy ""
# 設定内容の確認
npm config list
解説
- npm config list
現在の npm 設定の一覧を表示します。このコマンドで、proxy
とhttps-proxy
の値が空になっていることを確認できます。 - npm config set https-proxy ""
https-proxy
変数に空文字を設定し、HTTPS プロキシの設定をクリアします。
npmrc ファイルの編集
# npmrc ファイルの内容例 (編集前)
proxy=http://your_proxy_address:port
https-proxy=http://your_proxy_address:port
# 編集後 (プロキシ設定を削除)
# proxy=http://your_proxy_address:port
# https-proxy=http://your_proxy_address:port
- プロキシ設定の削除
上記のコードのように、プロキシ設定の行を削除するか、#
を付けてコメントアウトすることで、プロキシ設定を無効化できます。 - npmrc ファイル
npm の設定を保存するファイルです。通常、~/.npmrc
または npm のインストールディレクトリのetc
フォルダ内にあります。
Node.js コードからの設定 (直接的な変更は推奨されません)
Node.js のコードから npm の設定を直接変更することは可能ですが、一般的には推奨されません。なぜなら、npm の設定はグローバルな影響を与えるため、意図しない動作を引き起こす可能性があるからです。
例 (直接的な変更、推奨されません)
const { execSync } = require('child_process');
// npm 設定をクリア
execSync('npm config set proxy ""');
execSync('npm config set https-proxy ""');
- 環境変数
一部の環境では、環境変数 (e.g.,HTTP_PROXY
,HTTPS_PROXY
) を使用してプロキシ設定を行う場合があります。 - グローバル設定 vs ローカル設定
npm の設定は、グローバル設定とローカル設定に分けることができます。グローバル設定はすべてのプロジェクトに適用され、ローカル設定は特定のプロジェクトにのみ適用されます。 - npm config delete
プロキシ設定を削除する別の方法として、npm config delete proxy
やnpm config delete https-proxy
を使用できます。
- 上記のコードは、一般的なケースを想定したものです。実際の環境に合わせて適宜修正してください。
- プロキシ設定は、ネットワーク環境や会社のポリシーによって異なる場合があります。
- プロキシ設定をクリアした後、
npm install
などのコマンドを実行して、変更が反映されていることを確認してください。
- グローバル設定の影響
グローバル設定を変更すると、システム全体に影響を与える可能性があります。 - 権限
npmrc ファイルを編集するには、適切な権限が必要です。 - npmrc ファイルの場所
npmrc ファイルの場所は、npm のインストール方法やシステムによって異なる場合があります。
より詳細な情報
- ローカル設定
特定のプロジェクトにのみ適用される設定です。 - グローバル設定
システム全体に適用される設定です。 - npmrc ファイル
npm configuration file の略で、npm の設定を保存するファイルです。
.npmrc ファイルの場所の特定
npmrc ファイルは、以下のいずれかの場所に存在することが一般的です。
- npm インストールディレクトリ
npm config get prefix/etc/npmrc
- ユーザーディレクトリ
~/.npmrc
注意
npm のバージョンやインストール方法によって、ファイルの場所が異なる場合があります。
環境変数の利用
環境変数 HTTP_PROXY
や HTTPS_PROXY
を設定することで、システム全体の HTTP/HTTPS プロキシを設定できます。これらの環境変数を削除または空文字に設定することで、プロキシ設定をクリアできます。
# Bashの場合
unset HTTP_PROXY
unset HTTPS_PROXY
# PowerShellの場合
Remove-Item Env:\HTTP_PROXY
Remove-Item Env:\HTTPS_PROXY
注意
環境変数は、システム全体に影響を与えるため、注意して操作してください。
npm config delete コマンド
特定のプロキシ設定を削除したい場合は、npm config delete
コマンドを使用できます。
# HTTP プロキシ設定を削除
npm config delete proxy
# HTTPS プロキシ設定を削除
npm config delete https-proxy
npm の設定をすべてデフォルト値に戻したい場合は、npm config reset
コマンドを使用できます。ただし、このコマンドを実行すると、npm のすべての設定が初期化されるため、注意が必要です。
npm install --no-proxy
パッケージをインストールする際に、一時的にプロキシ設定を無視したい場合は、--no-proxy
オプションを付けて npm install
コマンドを実行します。
npm install --no-proxy
npmrc ファイルのコピー
複数のプロジェクトで同じプロキシ設定を使用している場合、npmrc
ファイルをコピーして、不要な設定を削除することで、新しいプロジェクトに適用できます。
npm の設定一覧を表示する npm config ls
コマンドで、プロキシ設定を確認できます。
npm-check-permissions コマンド
npm の権限を確認する npm-check-permissions
コマンドで、npmrc ファイルへの書き込み権限があるか確認できます。
NPM の https プロキシ設定をクリアする方法は、いくつか存在します。どの方法を選ぶかは、環境や状況によって異なります。
- npm install オプション
--no-proxy
- 環境変数
HTTP_PROXY
,HTTPS_PROXY
- npmrc ファイル
手動編集、コピー - npm コマンド
npm config set
,npm config delete
,npm config reset
など
これらの方法を組み合わせることで、より複雑なプロキシ設定に対応することも可能です。
- グローバル設定 vs ローカル設定
npm の設定は、グローバル設定とローカル設定に分けることができます。
node.js proxy