列挙型をマスターする：TypeScript で列挙型をプログラムで操作する方法
TypeScript で列挙型をプログラムで列挙する方法
Object.keys() を使用する
最も一般的な方法は、Object.keys() 関数を使用して、列挙型のすべてのキーを取得することです。
enum Color { Red, Green, Blue }
const colors = Object.keys(Color);
console.log(colors); // ["Red", "Green", "Blue"]
この方法は、列挙型のすべてのキーを配列として取得できますが、キーの順序は保証されません。
for...in ループを使用する
for...in ループを使用して、列挙型のすべてのキーを反復処理することもできます。
enum Color { Red, Green, Blue }
for (const key in Color) {
console.log(key); // "Red" "Green" "Blue"
}
この方法は、Object.keys() と同様に、キーの順序は保証されません。
列挙型の値にアクセスする
列挙型の値は、直接アクセスすることで取得できます。
enum Color { Red = 0, Green = 1, Blue = 2 }
const red = Color.Red; // 0
const green = Color.Green; // 1
const blue = Color.Blue; // 2
この方法は、特定の列挙型メンバーの値を取得する必要がある場合に役立ちます。
列挙型を定数にする
as const キーワードを使用して、列挙型を定数にすることができます。 これにより、列挙型の値を変更できなくなります。
enum Color { Red = 0, Green = 1, Blue = 2 } as const;
const colors = Object.keys(Color);
console.log(colors); // ["Red", "Green", "Blue"]
Color.Red = 10; // エラー: 'Color.Red' は定数です
この方法は、列挙型の値が変更されないことを保証したい場合に役立ちます。
- 列挙型は、その値がわかっている場合にのみ使用してください。 列挙型の値が不明な場合は、ユニオン型を使用することを検討してください。
- TypeScript 4.0 以降では、
enum型にシンボルを使用できるようになりました。 シンボルを使用すると、列挙型の値に安全で一意な識別子を割り当てることができます。
// 1. Object.keys() を使用する
enum Color { Red, Green, Blue }
const colors1 = Object.keys(Color);
console.log(colors1); // ["Red", "Green", "Blue"]
// 2. for...in ループを使用する
enum Size { Small, Medium, Large }
for (const key in Size) {
console.log(key); // "Small" "Medium" "Large"
}
// 3. 列挙型の値にアクセスする
enum Shape { Circle, Triangle, Square }
const circle = Shape.Circle; // 0
const triangle = Shape.Triangle; // 1
const square = Shape.Square; // 2
// 4. 列挙型を定数にする
enum Direction { North, East, South, West } as const;
const directions = Object.keys(Direction);
console.log(directions); // ["North", "East", "South", "West"]
Direction.North = 10; // エラー: 'Direction.North' は定数です
このコードでは、4つの異なる列挙型を定義し、それぞれに対してプログラムで列挙する方法を示しています。
Object.keys()関数を使用して、列挙型のすべてのキーを配列として取得します。- 列挙型の値に直接アクセスして取得します。
as constキーワードを使用して、列挙型を定数にし、値を変更できないようにします。
ジェネリック型を使用して、列挙型のすべての値を生成する関数を定義できます。
function getEnumValues<T extends Enum>(e: T): Array<keyof T> {
return Object.keys(e) as Array<keyof T>;
}
enum Color { Red, Green, Blue }
const colors = getEnumValues(Color);
console.log(colors); // ["Red", "Green", "Blue"]
この方法は、汎用性が高く、さまざまな列挙型で使用できます。
Array.from() 関数を使用する
Array.from() 関数を使用して、列挙型のすべての値からなる配列を作成できます。
enum Color { Red, Green, Blue }
const colors = Array.from(Object.keys(Color));
console.log(colors); // ["Red", "Green", "Blue"]
この方法は、簡潔で、読みやすいコードを書くことができます。
REST構文を使用する
REST 構文を使用して、列挙型のすべての値をスプレッド構文で展開できます。
enum Color { Red, Green, Blue }
const colors = [...Color];
console.log(colors); // ["Red", "Green", "Blue"]
この方法は、TypeScript 3.8 以降で使用できます。
ライブラリを使用する
ts-enum-util などのライブラリを使用して、列挙型をプログラムで列挙することができます。 これらのライブラリは、追加機能やユーティリティを提供することがあります。
TypeScript で列挙型をプログラムで列挙するには、さまざまな方法があります。 それぞれの方法の特徴と利点を理解し、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。
上記の情報に加えて、以下の点にも注意する必要があります。
- 列挙型の値は、コード内で一貫して使用される必要があります。
- 列挙型の値は、安全で一意な識別子である必要があります。
- 列挙型の値は、変更できないようにする必要があります。
enums typescript
