Mocha / Chai expect.to.throw でスローされたエラーをキャッチできない問題

2024-04-09

Mocha / Chai expect.to.throw でスローされたエラーをキャッチできない問題

Mocha と Chai を使用したテストで、expect.to.throw を使ってスローされたエラーをキャッチしようとすると、エラーが発生するケースがあります。

原因

この問題の発生原因はいくつか考えられますが、主な原因は以下の2つです。

  • テストコード内でエラーを処理している

テストコード内で try...catch ブロックを使ってエラーを処理している場合、expect.to.throw はエラーをキャッチできません。

  • expect.to.throw の引数が不正

expect.to.throw の引数に渡すエラーオブジェクトが不正の場合、expect.to.throw はエラーをキャッチできません。

解決策

この問題を解決するには、以下の方法を試してください。

テストコード内でエラー処理を行っている場合は、テストコードからエラー処理を削除してください。

expect.to.throw の引数に渡すエラーオブジェクトは、スローされるエラーオブジェクトと一致する必要があります。

以下の例は、expect.to.throw を使ってスローされたエラーをキャッチする方法を示しています。

const expect = require('chai').expect;

function myFunction() {
  throw new Error('エラーが発生しました');
}

it('should throw an error', () => {
  expect(myFunction).to.throw('エラーが発生しました');
});

この例では、myFunction 関数が Error オブジェクトをスローします。expect.to.throw の引数には、スローされるエラーオブジェクトのメッセージ文字列を指定しています。

補足

  • expect.to.throw は、スローされるエラーオブジェクトの種類を指定することもできます。



エラーの種類を指定する

const expect = require('chai').expect;

function myFunction() {
  throw new TypeError('型エラーが発生しました');
}

it('should throw a TypeError', () => {
  expect(myFunction).to.throw(TypeError);
});

エラーオブジェクトのプロパティを検証する

const expect = require('chai').expect;

function myFunction() {
  throw new Error('エラーが発生しました');
}

it('should throw an error with a specific message', () => {
  expect(myFunction).to.throw('エラーが発生しました');
});

it('should throw an error with a specific property', () => {
  const error = new Error('エラーが発生しました');
  error.code = 1234;

  expect(myFunction).to.throw(error);
});

この例では、myFunction 関数が Error オブジェクトをスローします。

1つ目のテストでは、expect.to.throw の引数にスローされるエラーオブジェクトのメッセージ文字列を指定しています。

複数のエラーを検証する

const expect = require('chai').expect;

function myFunction() {
  throw new Error('エラー1');
  throw new Error('エラー2');
}

it('should throw multiple errors', () => {
  expect(myFunction).to.throw('エラー1').to.throw('エラー2');
});

エラーがスローされないことを検証する

const expect = require('chai').expect;

function myFunction() {}

it('should not throw an error', () => {
  expect(myFunction).to.not.throw();
});

この例では、myFunction 関数はエラーをスローしません。expect.to.not.throw を使って、エラーがスローされないことを検証することができます。

非同期処理でエラーを検証する

const expect = require('chai').expect;

function myFunction(callback) {
  setTimeout(() => {
    callback(new Error('エラーが発生しました'));
  }, 100);
}

it('should throw an error in an asynchronous function', (done) => {
  myFunction((err) => {
    expect(err).to.be.an.instanceof(Error);
    done();
  });
});

この例では、myFunction 関数は非同期処理で Error オブジェクトをスローします。done コールバックを使って、非同期処理が完了したことを通知する必要があります。

これらのサンプルコードを参考に、expect.to.throw を使ってスローされたエラーをキャッチしてみてください。




Mocha / Chai expect.to.throw 以外でスローされたエラーをキャッチする方法

try...catch ブロックを使う

function myFunction() {
  throw new Error('エラーが発生しました');
}

try {
  myFunction();
} catch (err) {
  // エラー処理
}

この例では、try...catch ブロックを使って、myFunction 関数でスローされたエラーをキャッチしています。

async/await を使う

async function myFunction() {
  throw new Error('エラーが発生しました');
}

async function test() {
  try {
    await myFunction();
  } catch (err) {
    // エラー処理
  }
}

test();

Promise.catch() を使う

function myFunction() {
  return new Promise((resolve, reject) => {
    reject(new Error('エラーが発生しました'));
  });
}

myFunction().catch((err) => {
  // エラー処理
});

それぞれの方法のメリットとデメリット

方法メリットデメリット
try...catchシンプルで分かりやすいコードが冗長になる
async/awaitコードがスッキリする非同期処理にしか使えない
Promise.catch非同期処理で使いやすいtry...catch よりも冗長になる

javascript node.js mocha.js


jQuery Mobileのページ読み込み・遷移をもっと深く理解!「document.ready」と「ページイベント」の基礎から応用まで

jQuery Mobile は、モバイルデバイス向けのフレームワークであり、Web ページをタッチ操作に対応させるために様々な機能を提供します。jQuery Mobile では、ページの読み込みや遷移に伴って発生するイベントを処理するために、いくつかのイベントが用意されています。...


React.jsでスクロール時にコンポーネントのスタイルを更新する方法

onScroll イベントは、要素がスクロールされたときに発生します。このイベントを使用して、コンポーネントのスタイルをスクロール位置に基づいて更新することができます。この例では、useState Hookを使用して、現在のスクロール位置を保持する scrollPosition という状態変数を定義しています。onScroll イベントハンドラーは、スクロール位置が更新されるたびに呼び出され、scrollPosition 状態変数を更新します。...


【React + Redux】ストア内の配列アイテムを安全かつ効率的に更新する方法

Reduxストア内の配列アイテムを更新するには、以下の3つのステップを実行する必要があります。アクションの作成: 変更内容を記述したアクションオブジェクトを作成します。Reducerの更新: アクションを受け取ったReducerが、ストア内の状態をどのように更新するかを定義します。...


Angular2でタイマーの値をより柔軟に制御する方法

コンポーネントを作成するまず、タイマーを表示するコンポーネントを作成する必要があります。このコンポーネントには、タイマーの値を表示するテンプレートと、タイマーを制御するロジックが含まれます。モジュールにコンポーネントを登録する次に、コンポーネントをモジュールに登録する必要があります。...


React useEffectで発生する「Can't perform a React state update on an unmounted component」エラーの解決方法

このエラーが発生する主な理由は2つあります。コンポーネントのアンマウント後に行われた状態更新: コンポーネントがアンマウントされると、状態更新はキャンセルされます。 その後に行われた状態更新は無視され、エラーが発生します。コンポーネントがアンマウントされると、状態更新はキャンセルされます。...