バージョン管理をマスターしよう!node.js、npm、package.jsonにおけるバージョン指定のすべて

2024-04-02

node.js、npm、package.jsonにおけるチルダ(~)とキャレット(^)の違い

チルダ(~)記号は、指定されたマイナーバージョンまでのバージョンの範囲を許容します。 例えば、~1.2.3と指定すると、1.2.3から1.2.9までのバージョンがインストールされます。

以下は、package.jsonファイルでチルダとキャレット記号を使用する例です。

{
  "dependencies": {
    "express": "~4.17.1",
    "mongoose": "^5.13.0"
  }
}

この例では、expressパッケージは4.17.1から4.19.9までのバージョンがインストールされ、mongooseパッケージは5.13.0から5.99.99までのバージョンがインストールされます。

一般的には、以下のガイドラインに従って、チルダとキャレット記号を使い分けることができます。

  • チルダ(~): 特定のマイナーバージョンと互換性を維持したい場合に使用します。
  • キャレット(^): 最新のバージョンの機能を利用したい場合に使用します。

注意点

  • チルダとキャレット記号は、セマンティック バージョニング (SemVer) に基づいて動作します。
  • チルダとキャレット記号は、package-lock.jsonファイルと併用することで、より詳細なバージョン管理を行うことができます。



{
  "name": "my-app",
  "version": "1.0.0",
  "description": "My application",
  "main": "index.js",
  "scripts": {
    "start": "node index.js",
    "test": "mocha"
  },
  "keywords": ["node", "express", "mongoose"],
  "author": "Your Name",
  "license": "ISC",
  "dependencies": {
    "express": "~4.17.1",
    "mongoose": "^5.13.0"
  }
}

このコードでは、以下の依存関係が定義されています。

  • expressパッケージ: バージョン4.17.1から4.19.9までのバージョンがインストールされます。

このコードを実行すると、node_modulesディレクトリにexpressmongooseパッケージがインストールされます。

実行

以下のコマンドを実行して、アプリケーションを起動できます。

npm start

出力

Express server listening on port 3000
  • チルダとキャレット記号は、npm installコマンドの--saveオプションと併用することで、package.jsonファイルに自動的にバージョン情報が書き込まれます。
  • チルダとキャレット記号は、npm shrinkwrapコマンドを使用して、依存関係のパッケージのバージョンを固定することができます。



バージョン指定のその他の方法

固定バージョン

特定のバージョンのパッケージをインストールするには、バージョン番号をそのまま指定します。 例えば、1.2.3と指定すると、1.2.3バージョンのパッケージがインストールされます。

バージョン範囲

比較演算子を使用して、バージョンを比較することもできます。 例えば、>=1.2.3と指定すると、1.2.3以上のバージョンがインストールされます。

以下は、package.jsonファイルでバージョンを指定するその他の方法の例です。

{
  "dependencies": {
    "express": "1.4.5",
    "mongoose": "1.2.3 - 1.4.5",
    "lodash": ">=4.17.15",
    "moment": "^2.24.0",
    "uuid": "*"
  }
}
  • uuidパッケージ: どのバージョンのパッケージでもインストールされます。

package.jsonファイルでバージョンを指定する方法はいくつかあります。 チルダ(~)とキャレット(^)記号は、最もよく使用される方法ですが、他の方法も状況に応じて使用することができます。


node.js npm package.json


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