npmでprivateリポジトリをインストールする

2024-09-28

npmでprivate GitHubリポジトリを依存関係としてインストールする

前提

  • package.jsonファイルに依存関係が記述されていること
  • リポジトリがprivateであること
  • GitHubアカウントとリポジトリが存在すること
  • Node.jsがインストールされていること

手順

  1. GitHub Personal Access Token (PAT)の作成

    • GitHubのアカウント設定から、"Developer settings" -> "Personal access tokens"にアクセスします。
    • "Generate new token"をクリックし、必要なスコープ(例えば、"repo")を選択してトークンを作成します。
    • トークンを安全な場所に保存してください。
  2. package.jsonファイルの編集

    • package.jsonファイルを開き、依存関係のリストにprivateリポジトリを追加します。
    • 例えば、以下のように記述します:
    {
      "dependencies": {
        "your-private-repo": "git+ssh://[email protected]/your-username/your-private-repo.git"
      }
    }
    
    • git+ssh://[email protected]/your-username/your-private-repo.gitの部分は、リポジトリのURLに置き換えてください。
  3. npm installコマンドの実行

    • ターミナルでプロジェクトのルートディレクトリに移動します。
    • 以下のコマンドを実行します:
    npm install --registry=https://registry.npmjs.org/ --token=<your-pat>
    
    • <your-pat>の部分は、作成したGitHub Personal Access Tokenに置き換えてください。
  • package.jsonファイルに依存関係を記述することで、npmが自動的にインストールを行います。
  • privateリポジトリのインストールには、GitHub Personal Access Tokenが必要です。
  • --token=<your-pat>は、GitHub Personal Access Tokenを指定しています。
  • --registry=https://registry.npmjs.org/は、npmレジストリを指定しています。



npmでprivate GitHubリポジトリをインストールする際のコード例解説

package.jsonの記述例

{
  "name": "my-project",
  "version": "1.0.0",
  "description": "",
  "dependencies": {
    "my-private-package": "git+ssh://[email protected]/your-username/your-private-repo.git"
  }
}
  • git+ssh://[email protected]/your-username/your-private-repo.git
    • git+ssh
      Gitリポジトリであることを示します。
    • [email protected]
      GitHubのGitサーバーを指します。
    • your-username/your-private-repo.git
      • your-username
        あなたのGitHubのユーザー名です。
      • your-private-repo.git
        プライベートリポジトリの名前です。
  • my-private-package
    任意の名前です。この名前でパッケージを参照します。
  • dependencies
    依存関係を定義するオブジェクトです。
npm install --registry=https://registry.npmjs.org/ --token=<your-pat>
  • --token=<your-pat>
    GitHub Personal Access Tokenを指定します。<your-pat>の部分には、実際に作成したトークンを貼り付けてください。

全体の流れ

  1. package.jsonの編集
    上記の例のように、依存関係にプライベートリポジトリの情報を追加します。
  2. ターミナルでコマンド実行
    プロジェクトのルートディレクトリで、上記のnpm installコマンドを実行します。
  3. インストール
    npmが指定されたリポジトリからパッケージをダウンロードし、node_modulesディレクトリにインストールします。

重要なポイント

  • GitHub Packages
    GitHub Packagesを利用することで、より統合的なパッケージ管理が可能になります。
  • .npmrcファイル
    • グローバルな設定を行う場合、~/.npmrcファイルに以下のように記述できます。
    @your-scope:registry=https://npm.pkg.github.com
    //npm.pkg.github.com/:_authToken=<your-pat>
    
    • @your-scopeは、組織やスコープを指定する場合に使用します。
  • GitHub Personal Access Token
    プライベートリポジトリにアクセスするために必要です。GitHubの設定から作成し、トークンを漏らさないように注意してください。
  • npm help
    npmコマンドに関するヘルプを表示できます。
  • npm config list
    現在のnpmの設定を確認できます。

上記の手順とコード例に従うことで、npmを使ってprivate GitHubリポジトリをプロジェクトの依存関係としてインストールすることができます。

注意

  • セキュリティ上の観点から、トークンは安全に管理してください。
  • プライベートリポジトリのURLやトークンは、実際の環境に合わせて置き換えてください。

より詳しい情報




GitHub Packages

  • デメリット
  • メリット
    • GitHubのエコシステム内で完結できるため、管理が容易です。
    • GitHub Actionsを利用した自動化が可能です。
  • 特徴
    • GitHubが提供するパッケージレジストリです。
    • npmレジストリと同様に、パッケージを公開・インストールできます。
    • GitHub Actionsとの連携がスムーズに行えます。
  1. GitHub Packagesにパッケージを公開する。
  2. package.jsonにGitHub Packagesのレジストリを指定する。

yarn workspaces

  • デメリット
  • メリット
    • Monorepoプロジェクトで複数のプライベートリポジトリを管理する場合に便利です。
    • ワークスペース間の依存関係を簡単に管理できます。
  • 特徴
    • Monorepo(複数のプロジェクトを一つのリポジトリで管理する)を効率的に管理するためのツールです。
  1. yarn workspacesを初期化する。
  2. 各ワークスペースのpackage.jsonに依存関係を記述する。

pnpm workspace

  • デメリット
  • メリット
  • 特徴
    • Hardリンクを利用することでディスク容量を節約できます。

手順
yarn workspacesと同様の手順で利用できます。

Bit

  • デメリット
  • メリット
  • 特徴
    • コンポーネントベースの開発ツールです。
    • コンポーネントを独立して管理し、再利用できます。
  1. Bitでコンポーネントを作成する。
  2. プロジェクトにコンポーネントを追加する。

自前でnpmレジストリを構築

  • デメリット
  • メリット
  • 特徴
    • 自社の環境に合わせたnpmレジストリを構築できます。
    • 高度なカスタマイズが可能です。
  1. npmレジストリサーバーをセットアップする。
  2. プライベートリポジトリのパッケージをレジストリに公開する。
  3. package.jsonにレジストリを指定する。

選択のポイント

  • セキュリティ
    自社内で機密性の高いパッケージを管理する場合は、自前でnpmレジストリを構築する方法が適しています。
  • コンポーネントの再利用性
    コンポーネントを頻繁に再利用する場合は、Bitが適しています。
  • チームの開発スタイル
    Monorepoを採用している場合は、yarn workspacesやpnpm workspaceが適しています。
  • プロジェクトの規模
    小規模なプロジェクトであればpackage.jsonに直接記述する方法でも十分な場合が多いです。
  • npmレジストリの設定や、各ツールの使い方については、それぞれのドキュメントを参照してください。
  • 上記以外にも、Bitbucket PipelinesやGitLab CI/CDなど、CI/CDツールを利用してプライベートリポジトリをインストールする方法もあります。

node.js github dependencies



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