TypeScriptの数値判定方法

2024-09-18

TypeScriptで文字列が数値かどうか判定する

TypeScriptでは、文字列が数値かどうかを判定する方法はいくつかあります。以下はそのうちのいくつかです。

isNaN()関数を使用する

  • ただし、空文字列や空白文字列は数値として扱われるため、注意が必要です。
  • isNaN()関数を使用して、数値でない場合にtrueを返します。
function isNumeric(value: string): boolean {
  return !isNaN(Number(value));
}

const str1 = "123";
const str2 = "abc";
const str3 = "";

console.log(isNumeric(str1)); // true
console.log(isNumeric(str2)); // false
console.log(isNumeric(str3)); // true (注意: 空文字列は数値として扱われる)

正規表現を使用する

  • より厳密なチェックが可能です。
  • 正規表現を使用して、数値のパターンにマッチするかを判定します。
function isNumeric(value: string): boolean {
  return /^\d+$/.test(value);
}

const str1 = "123";
const str2 = "abc";
const str3 = "";

console.log(isNumeric(str1)); // true
console.log(isNumeric(str2)); // false
console.log(isNumeric(str3)); // false

parseInt()関数を使用する

  • ただし、小数点を含む場合は正しく判定できません。
  • parseInt()関数を使用して、文字列を整数に変換し、変換された値が元の文字列と一致するかを判定します。
function isNumeric(value: string): boolean {
  const parsedInt = parseInt(value);
  return !isNaN(parsedInt) && value === parsedInt.toString();
}

const str1 = "123";
const str2 = "abc";
const str3 = "3.14";

console.log(isNumeric(str1)); // true
console.log(isNumeric(str2)); // false
console.log(isNumeric(str3)); // false



function isNumeric(value: string): boolean {
  return !isNaN(Number(value));
}

const str1 = "123";
const str2 = "abc";
const str3 = "";

console.log(isNumeric(str1)); // true
console.log(isNumeric(str2)); // false
console.log(isNumeric(str3)); // true (注意: 空文字列は数値として扱われる)
  • しかし、str3は空文字列であり、数値に変換すると0となるため、trueが返されます。
  • この例では、str1は数値に変換できるためtrueが返され、str2は数値に変換できないためfalseが返されます。
  • NaNは「Not a Number」の略で、数値ではない値を表します。
  • isNumeric関数は、引数として受け取った文字列valueを数値に変換し、その結果がNaNでないかどうかを判定します。
function isNumeric(value: string): boolean {
  return /^\d+$/.test(value);
}

const str1 = "123";
const str2 = "abc";
const str3 = "";

console.log(isNumeric(str1)); // true
console.log(isNumeric(str2)); // false
console.log(isNumeric(str3)); // false
  • この例では、str1は数値のみで構成されているためtrueが返され、str2str3は数値以外の文字が含まれているためfalseが返されます。
  • test()メソッドは、正規表現が文字列にマッチするかどうかを判定します。
  • ^\d+$は、文字列の先頭から末尾まで数字のみが含まれていることを表します。
  • isNumeric関数は、正規表現^\d+$を使用して、文字列が数値のみで構成されているかどうかを判定します。
function isNumeric(value: string): boolean {
  const parsedInt = parseInt(value);
  return !isNaN(parsedInt) && value === parsedInt.toString();
}

const str1 = "123";
const str2 = "abc";
const str3 = "3.14";

console.log(isNumeric(str1)); // true
console.log(isNumeric(str2)); // false
console.log(isNumeric(str3)); // false
  • str3は小数点を含むため、整数に変換できずfalseが返されます。
  • str2は整数に変換できないためfalseが返されます。
  • この例では、str1は整数に変換でき、元の文字列と一致するためtrueが返されます。
  • 変換された値がNaNでない場合、かつ元の文字列と一致する場合に、文字列は数値であると判定されます。
  • parseInt()関数は、文字列の先頭から数値部分を解析し、整数に変換します。



Number.isInteger()関数を使用する

  • 小数点を含む場合はfalseを返します。
  • Number.isInteger()関数を使用して、文字列が整数かどうかを判定します。
function isNumeric(value: string): boolean {
  const parsedNumber = Number(value);
  return !isNaN(parsedNumber) && Number.isInteger(parsedNumber);
}

const str1 = "123";
const str2 = "3.14";

console.log(isNumeric(str1)); // true
console.log(isNumeric(str2)); // false
  • 小数点を含む場合でも正しく判定できます。
function isNumeric(value: string): boolean {
  const parsedFloat = parseFloat(value);
  return !isNaN(parsedFloat) && value === parsedFloat.toString();
}

const str1 = "123";
const str2 = "3.14";

console.log(isNumeric(str1)); // true
console.log(isNumeric(str2)); // true

カスタム関数を使用する

  • 独自の関数を作成して、より柔軟な判定を行うことができます。
function isNumeric(value: string): boolean {
  // 独自の判定ロジックを実装
  return /^\d+(\.\d+)?$/.test(value);
}

const str1 = "123";
const str2 = "3.14";
const str3 = "abc";

console.log(isNumeric(str1)); // true
console.log(isNumeric(str2)); // true
console.log(isNumeric(str3)); // false

typescript



TypeScript で enum を作る方法

TypeScriptでは、enumというキーワードを使用して、特定の値のセットを定義することができます。これは、定数や列挙型のような役割を果たします。この例では、Colorという名前のenumを定義しています。このenumは、Red、Green、Blueという3つの値を持ちます。これらの値は、数値として内部的に表現されます。...


TypeScript メソッドオーバーロード 解説

TypeScriptでは、同じ名前の関数を複数の異なるシグネチャで定義することで、メソッドオーバーロードを実現できます。これにより、入力パラメータの種類や数に応じて異なる処理を行うことができます。基本的な方法例注意点オペレータオーバーロード TypeScriptでは、C++やJavaのようなオペレータオーバーロードはサポートされていません。つまり、+、-、*などの演算子の挙動を独自に定義することはできません。...


Knockout.jsとTypeScriptでシンプルTodoアプリを作ってみよう

Knockout. js は、JavaScript フレームワークであり、DOM 操作とデータバインディングを容易にすることで、Web アプリケーション開発を簡素化します。TypeScript は、JavaScript の静的型付けスーパーセットであり、型安全性を向上させ、開発者の生産性を高めることができます。...


TypeScriptとJavaScriptの違いは?

TypeScriptは、JavaScriptのスーパーセットであり、JavaScriptに静的型付けの機能を追加したプログラミング言語です。つまり、TypeScriptのコードはJavaScriptのコードとしても実行できますが、TypeScriptでは変数や関数の型を明示的に指定することができます。...


JavaScriptとTypeScriptにおけるオープンエンド関数引数

この例では、sum関数は. ..numbersという引数を受け取ります。...演算子は、渡された引数を配列に変換します。そのため、numbers変数には、呼び出し時に渡されたすべての数値が格納されます。TypeScriptでは、引数の型も指定できます。この例では、sum関数はnumber型の引数のみを受け取るように定義されています。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



【徹底解説】JavaScriptとTypeScriptにおけるswitch文で同じコードを実行する2つの方法と注意点

この場合、以下の 2 つの方法で実現することができます。上記の例では、value が 1 または 3 の場合、console. log("値は 1 または 3 です"); が実行されます。同様に、value が 2 または 4 の場合、console


サンプルコードで解説! TypeScript で jQuery Autocomplete を使いこなす

jQuery の型定義ファイルの導入TypeScript で jQuery を利用するために、型定義ファイルが必要です。型定義ファイルは、jQuery の関数やプロパティの型情報を提供し、TypeScript の IntelliSense 機能でオートコンプリートやエラーチェックを有効にします。


軽量で効率的な TypeScript コード: 最小化の重要性とベストプラクティス

そこで、TypeScriptを最小化と呼ばれる手法でコンパイルすることで、コードサイズを削減し、実行速度を向上させることができます。最小化は、コメントや空白などの不要な文字列を削除し、変数名を短縮するなどの処理を行います。TypeScriptを最小化する方法


TypeScriptでHTMLElementの型アサート

TypeScriptでは、HTMLElementの型をアサートして、その要素に存在するメソッドやプロパティにアクセスすることができます。アサートは、変数に特定の型があることをコンパイラに伝えるための方法です。アサートの構文ここで、typeはアサートする型、expressionはアサートしたい値です。


TypeScript型定義ファイル作成ガイド

TypeScriptでJavaScriptライブラリを型付けするTypeScriptは、JavaScriptに静的型付け機能を追加する言語です。既存のJavaScriptライブラリをTypeScriptで使用するためには、そのライブラリの型定義ファイル(.d.tsファイル)を作成する必要があります。