ReactでJSXを用いた変数埋め込み

2024-09-20

ReactでHTMLにJavaScript変数を埋め込む (JSX)

JSXは、JavaScriptの拡張構文で、HTMLのような構文を使用してReactコンポーネントを記述することができます。この構文により、JavaScriptの変数を直接HTMLテンプレートに埋め込むことが可能になります。

基本的な使い方

import React from 'react';

function Greeting(props) {
  return (
    <div>
      <h1>Hello, {props.name}!</h1>
    </div>
  );
}
  • {props.name}の部分がJavaScriptの変数です。これは、Reactコンポーネントに渡されたpropsオブジェクトのnameプロパティの値をHTMLテンプレートに埋め込みます。

複数の変数や式

複数の変数や式を埋め込むこともできます。

import React from 'react';

function Calculator(props) {
  const result = props.num1 + props.num2;
  return (
    <div>
      <p>{props.num1} + {props.num2} = {result}</p>
    </div>
  );
}
  • {result}は計算結果を埋め込んでいます。
  • {props.num1}{props.num2}は変数です。

条件分岐とループ

条件分岐やループも使用できます。

import React from 'react';

function UserList(props) {
  return (
    <ul>
      {props.users.map(user => (
        <li key={user.id}>{user.name}</li>
      ))}
    </ul>
  );
}
  • {props.users.map(user => ...)}は、props.users配列の各要素に対してループを行い、それぞれの要素のnameプロパティをリストアイテムに埋め込んでいます。



ReactでのJSXを用いた変数埋め込みのコード解説

import React from 'react';

function Greeting(props) {
  return (
    <div>
      <h1>Hello, {props.name}!</h1>
    </div>
  );
}
  • {props.name} の部分:
    • props は、コンポーネントに渡されるデータの集まりです。
    • name は、そのデータの中の特定の値(名前)を表します。
    • {} で囲むことで、JavaScriptの式として扱われ、name の値がその部分に埋め込まれます。


もし、props.name の値が "Taro" だとすると、表示される結果は "Hello, Taro!" となります。

import React from 'react';

function Calculator(props) {
  const result = props.num1 + props.num2;
  return (
    <div>
      <p>{props.num1} + {props.num2} = {result}</p>
    </div>
  );
}
  • {props.num1}, {props.num2}, {result} の部分:
    • それぞれ、num1, num2, result の値が埋め込まれます。
    • result は、props.num1props.num2 を足し合わせた計算結果です。


props.num1 が 3、props.num2 が 5 の場合、表示される結果は "3 + 5 = 8" となります。

import React from 'react';

function UserList(props) {
  return (
    <ul>
      {props.users.map(user => (
        <li key={user.id}>{user.name}</li>
      ))}
    </ul>
  );
}
  • {props.users.map(user => ...)} の部分:
    • props.users が配列の場合、その配列の各要素に対して処理を行います。
    • map メソッドを使って、各要素の name をリストの項目として表示します。
    • key 属性は、Reactがリストの要素を一意に識別するために必要です。


props.users が [{id: 1, name: "Taro"}, {id: 2, name: "Hanako"}] ような配列の場合、 "<ul><li>Taro</li><li>Hanako</li></ul>" というリストが表示されます。

JSXは、JavaScriptの式をHTMLのような構文の中に直接埋め込むことができる強力な機能です。これにより、Reactコンポーネントをより動的で柔軟にすることができます。

  • JSXは、Reactの重要な概念の一つであり、習得することでより高度なReactアプリケーションを開発できるようになります。
  • {} を使うことで、JavaScriptの変数や式を埋め込めます。

ポイント

  • JSXはコンパイル時に通常のJavaScriptに変換されます。
  • JSXはJavaScriptの構文の拡張なので、JavaScriptの文法に従う必要があります。
  • JSXのメリット
    • HTMLに似た直感的な構文でUIを記述できる。
    • JavaScriptの式を埋め込めるため、動的なUIを簡単に作成できる。
  • state
    コンポーネント内部の状態を管理するための変数です。



テンプレートリテラル (Template Literals)

  • Reactでの利用
    • JSXの代わりに、dangerouslySetInnerHTML を使用して、レンダリングする必要があります。
    • セキュリティ上のリスクがあるため、信頼できない入力に対しては使用を避けるべきです。

  • const name = 'Taro';
    const greeting = `Hello, ${name}!`;
    
  • 特徴
    • template literal は、バッククォート(``)で囲まれた文字列です。
    • ${} の中にJavaScriptの式を埋め込むことができます。
    • JSXよりもシンプルで、プレーンなJavaScriptの構文です。
import React from 'react';

function Greeting(props) {
  const greeting = `<h1>Hello, ${props.name}!</h1>`;
  return <div dangerouslySetInnerHTML={{ __html: greeting }} />;
}

コンポーネントの分割


  • import React from 'react';
    
    function GreetingName(props) {
      return <h1>Hello, {props.name}!</h1>;
    }
    
    function Greeting(props) {
      return <div><GreetingName name={props.name} /></div>;
    }
    
  • 特徴
    • 大きなコンポーネントを小さなコンポーネントに分割することで、コードの可読性を高め、再利用性を向上させることができます。
    • JSXの表現力を活かしつつ、コードをよりモジュール化できます。

ライブラリ/フレームワークの利用


    • styled-components
      CSS-in-JSのライブラリで、JavaScriptでスタイルを定義できます。
    • Emotion
      styled-componentsと同様のCSS-in-JSのライブラリです。
  • 特徴
    • React以外のライブラリやフレームワークを使用することで、より高度な機能や表現力を得ることができます。
    • ただし、学習コストや依存関係が増える可能性があります。

各方法の比較


javascript html reactjs



オートコンプリート無効化設定

上記のコードでは、usernameという名前の入力フィールドにautocomplete="off"を設定しています。これにより、ブラウザは過去の入力履歴に基づいて自動的に値を提案しなくなります。autocomplete属性には、以下のような値を設定することもできます。...


ポップアップブロック検知とJavaScript

ポップアップブロックを検知する目的ポップアップブロックはユーザーのプライバシーやセキュリティを保護するためにブラウザに組み込まれている機能です。そのため、ポップアップブロックが有効になっている場合、ポップアップを表示することができません。この状況を検知し、適切な対策を講じるために、JavaScriptを使用することができます。...


ポップアップブロック検知とJavaScript

ポップアップブロックを検知する目的ポップアップブロックはユーザーのプライバシーやセキュリティを保護するためにブラウザに組み込まれている機能です。そのため、ポップアップブロックが有効になっている場合、ポップアップを表示することができません。この状況を検知し、適切な対策を講じるために、JavaScriptを使用することができます。...


HTML要素の背景色をJavaScriptでCSSプロパティを使用して設定する方法

JavaScriptを使用すると、CSSプロパティを動的に変更して、HTML要素の背景色を制御できます。この方法により、ユーザーの入力やページの状況に応じて、背景色をカスタマイズすることができます。HTML要素の参照を取得HTML要素の参照を取得...


JavaScript オブジェクトの長さについて

JavaScriptにおけるオブジェクトは、プロパティとメソッドを持つデータ構造です。プロパティはデータの値を保持し、メソッドはオブジェクトに対して実行できる関数です。JavaScriptの標準的なオブジェクトには、一般的に「長さ」という概念はありません。これは、配列のようなインデックスベースのデータ構造ではないためです。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



Internet Explorer 7 で子要素の幅が意図せず崩れる?原因と解決策を解説

Internet Explorer 7 (IE7) では、絶対配置された親要素の子要素にパーセンテージ幅を設定すると、幅が意図せず崩れる場合があります。これは、IE7 の古いボックスモデルと CSS 2.1 の解釈に起因する問題です。原因この問題の根本的な原因は、IE7 が古いボックスモデルを使用していることです。このモデルでは、要素の幅はコンテンツ幅、パディング、ボーダーの合計で計算されます。一方、CSS 2.1 では、要素の幅はコンテンツ幅のみで計算されます。


ユーザーのタイムゾーン決定方法

HTML、ブラウザ、タイムゾーンの文脈で「ユーザーのタイムゾーンを決定する」とは、Webページのユーザーが現在いる地域の時間帯を特定することを指します。JavaScriptのIntl. DateTimeFormatオブジェクトを使用する Intl


HTML フォームの複数送信ボタン

HTML フォームでは、通常、送信ボタンは1つのみ存在します。しかし、特定のシナリオにおいて、複数の送信ボタンを使用することが有用な場合があります。より直感的なユーザーインターフェイス 複数のボタンを使用することで、ユーザーが意図するアクションを明確に選択できるようになります。


JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。


JavaScript、HTML、CSSでWebフォントを検出する方法

CSS font-family プロパティを使用するCSS font-family プロパティは、要素に適用されるフォントファミリーを指定するために使用されます。このプロパティを使用して、Webページで使用されているフォントのリストを取得できます。