Node.jsでHTTP基本認証を実装

2024-10-15

Node.js、Express 4 での HTTP 基本認証の解説 (日本語)

HTTP 基本認証は、Web サーバーにアクセスする際に、ユーザー名とパスワードの入力を要求するシンプルな認証方式です。Node.js と Express 4 を使用して、この認証を実装する方法について説明します。

Express アプリケーションのセットアップ

まず、Express アプリケーションを作成します。

const express = require('express');
const app = express();
const port = 3000;

app.listen(port, () => {
  console.log(`Server listening on port ${por   t}`);
});

HTTP 基本認証ミドルウェアの作成

次に、HTTP 基本認証のミドルウェアを作成します。これは、要求が認証されていない場合に、401 Unauthorized ステータスコードを返します。

const basicAuth = require('basic-auth');

app.use((req, res, next) => {
  const credentials = basicAuth(req);

  if (!credentials || credentials.name !== 'your_username' || credentials.pass !== 'your_password') {
    res.statusCode = 401;
    res.setHeader('WWW-Authenticate', 'Basic realm="My Realm"');
    res.end('Unauthorized');
  } else {
    next();
  }
});
  • 認証に失敗した場合、401 Unauthorized ステータスコードと WWW-Authenticate ヘッダーを返します。
  • credentials.namecredentials.pass には、正しいユーザー名とパスワードを指定します。
  • basic-auth パッケージは、HTTP 基本認証情報を取得するために使用されます。

保護されたルートの定義

最後に、保護したいルートを定義します。このルートにアクセスするには、認証が必要となります。

app.get('/protected', (req, res) => {
  res.send('You are authorized!');
});

実行

このコードを実行し、ブラウザで http://localhost:3000/protected にアクセスすると、認証ダイアログが表示されます。正しいユーザー名とパスワードを入力すると、保護されたコンテンツにアクセスできます。

注意

  • より複雑な認証シナリオやセキュリティ要件がある場合は、専用の認証ライブラリやフレームワークを検討することをおすすめします。
  • この例では、ユーザー名とパスワードはハードコーディングされています。実際のアプリケーションでは、適切な認証方法 (データベース、トークンなど) を使用してください。



Node.jsでHTTP基本認証を実装するコード解説 (日本語)

const express = require('express');
const app = express();
const port = 3000;

app.listen(port, () => {
  console.log(`Server listening on port ${por   t}`);
});
  • ポート3000でサーバーを起動します。
  • expressモジュールをインポートし、Expressアプリケーションを作成します。
const basicAuth = require('basic-auth');

app.use((req, res, next) => {
  const credentials = basicAuth(req);

  if (!credentials || credentials.name !== 'your_username' || credentials.pass !== 'your_password') {
    res.statusCode = 401;
    res.setHeader('WWW-Authenticate', 'Basic realm="My Realm"');
    res.end('Unauthorized');
  } else {
    next();
  }
});
  • basic-authモジュールを使用して、HTTP基本認証情報を取得します。
app.get('/protected', (req, res) => {
  res.send('You are authorized!');
});
  • 認証に成功した場合、You are authorized!というメッセージを返します。
  • protectedルートを定義し、認証が必要なルートとして保護します。

コードの解説

  • 認証に成功した場合、次のミドルウェアまたはルートハンドラーに処理を移します。
  • basicAuth(req): HTTPリクエストから基本認証情報を取得します。



Passport.jsの使用

Passport.jsは、Node.jsアプリケーションに認証機能を追加するためのミドルウェアです。HTTP基本認証の戦略を提供しており、簡単に実装できます。

const passport = require('passport');
const BasicStrategy = require('passport-http').BasicStrategy;

passport.use(new BasicStrategy(
  (username, passwor   d, done) => {
    // ユーザー名とパスワードの検証
    if (username === 'your_username' && password === 'your_password') {
      return done(null, { id: 1 }); // 認証成功
    }
    return done(null, false); // 認証失敗
  }
));

app.use(passport.initialize());
app.use(passport.session());

app.get('/protected', passport.authenticate('basic', { session: false }), (req, res) => {
  res.send('You are authorized!');
});
  • passport.authenticate('basic', { session: false })ミドルウェアを使用して、認証を要求します。
  • passport-httpモジュールを使用して、HTTP基本認証戦略を定義します。

Express.jsの組み込み認証機能

Express.jsには、組み込みの認証機能があります。ただし、HTTP基本認証は直接サポートされていませんが、カスタムミドルウェアを使用して実装できます。

app.use((req, res, next) => {
  const authHeader = req.headers.authorization;
  if (!authHeader) {
    res.statusCode = 401;
    res.setHeader('WWW-Authenticate', 'Basic realm="My Realm"');
    res.end('Unauthorized');
  } else {
    const credentials = Buffer.from(authHeader.split(' ')[1], 'base64').toString().split(':');
    const username = credentials[0];
    const password =    credentials[1];

    // ユーザー名とパスワードの検証
    if (username === 'your_username' && password === 'your_password') {
      next();
    } else {
      res.statusCode = 401;
      res.setHeader('WWW-Authenticate', 'Basic realm="My Realm"');
      res.end('Unauthorized');
    }
  }
});
  • ユーザー名とパスワードを検証し、認証に成功した場合、次のミドルウェアに処理を移します。
  • Base64でエンコードされた認証情報をデコードし、ユーザー名とパスワードを抽出します。
  • req.headers.authorizationから認証ヘッダーを取得します。

他の認証ライブラリ

他にも、さまざまな認証ライブラリがNode.jsで使用できます。例えば、jsonwebtokenpassport-localは、トークンベースの認証やローカルユーザー認証を実装するのに便利です。


node.js http express



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