2024 年最新版:Web サイトのパフォーマンスを最適化する
<script src="http://..."> における http:// を // に置き換えることの有効性
http://
を //
に置き換えることは有効ですが、いくつかの注意点があります。
動作原理
HTML の <script>
タグは、ブラウザに外部スクリプトファイルをロードさせるためのものです。
src
属性は、ロードするスクリプトファイルのURLを指定します。http://
は、URL のスキーム名であり、Web サーバからリソースを取得することを指示します。//
は、スキーム名省略記号であり、ブラウザに現在のページと同じスキーム(http
またはhttps
)を使用することを指示します。
つまり、http://
を //
に置き換えることは、同じスキームのスクリプトファイルをロードするという指示に変換されます。
有効なケース
以下のケースでは、http://
を //
に置き換えても問題ありません。
- スクリプトファイルが現在のページと同じドメインにある
- スクリプトファイルがHTTPSで提供されている
- Web サーバが HTTP/2 に対応している
これらのケースでは、http://
を //
に置き換えることで、リクエストのサイズを削減し、ページの読み込み速度を向上させることができます。
置き換えの判断
http://
を //
に置き換えるかどうかは、上記のケースを考慮して判断する必要があります。
その他の代替案
- CDN を利用する
- スクリプトファイルを圧縮する
これらの代替案は、ページの読み込み速度を向上させるための有効な手段となります。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプルコード</title>
</head>
<body>
<script src="//example.com/script.js"></script>
</body>
</html>
上記のコードは、スクリプトファイルが example.com というドメインにあるという前提で動作します。
異なるドメインにあるスクリプトファイルを読み込む場合は、http:// を // に置き換えることはできません。
http:// を // に置き換える以外の方法
CDN (Content Delivery Network) は、世界中にサーバーを分散配置することで、ユーザーに近いサーバーからコンテンツを提供するサービスです。
CDN を利用することで、以下のメリットを得ることができます。
- コンテンツの配信速度を向上させる
- サーバーの負荷を軽減する
- 可用性を向上させる
スクリプトファイルを圧縮することで、ファイルサイズを小さくすることができます。
ファイルサイズが小さくなると、ダウンロードにかかる時間が短くなり、ページの読み込み速度が向上します。
不要なスクリプトファイルは、ページの読み込み速度を遅らせる原因となります。
不要なスクリプトファイルは、削除するか、非同期読み込みに設定するようにしましょう。
画像を圧縮する
ブラウザキャッシュは、一度アクセスしたコンテンツをブラウザに保存しておく機能です。
ブラウザキャッシュを利用することで、次回アクセス時にコンテンツを再度ダウンロードする必要がなくなり、ページの読み込み速度が向上します。
不要なリダイレクトを削減する
リダイレクトは、ユーザーを別のページに転送する処理です。
不要なリダイレクトは、削減するようにしましょう。
HTTP/2 を利用する
HTTP/2 は、従来の HTTP/1.1 よりも高速な通信プロトコルです。
HTTP/2 を利用することで、ページの読み込み速度を向上させることができます。
サーバの性能を向上させる
サーバーの性能が低いと、ページの読み込み速度が遅くなります。
適切なホスティングサービスを選択する
ホスティングサービスによっては、ページの読み込み速度に影響を与えることがあります。
最新のブラウザを使用する
最新のブラウザは、古いブラウザよりも高速に動作するように設計されています。
html http https