HTML・CSSで画像を自動リサイズ!アスペクト比を維持する3つの方法
HTML、CSS、画像を用いた、アスペクト比を維持しながら画像を自動的にリサイズする方法
Webサイトで画像を使用する際、画面サイズやデバイスによって適切な画像サイズが異なる場合があります。そこで、アスペクト比を維持しながら画像を自動的にリサイズする方法を紹介します。
方法
HTML、CSSを用いて、以下の2つの方法で実現できます。
max-width と max-height プロパティ
この方法は、画像の最大幅と最大高さを指定することで、画面サイズに合わせて自動的に縮小します。アスペクト比は維持されます。
HTML
<img src="image.jpg" alt="Image">
CSS
img {
max-width: 100%;
max-height: 100%;
}
object-fit プロパティ
この方法は、img
要素に object-fit
プロパティを設定することで、画像を容器内に収まるように自動的に調整します。アスペクト比を維持する場合は contain
を指定します。
<img src="image.jpg" alt="Image">
img {
object-fit: contain;
}
補足
- 上記の方法は、画像が容器内に収まるように自動的に調整します。容器のサイズが画像のサイズよりも小さい場合は、画像が縮小されます。
- 画像がぼやけるのを防ぐためには、
width
とheight
属性を画像の元のサイズに設定することをおすすめします。 - 画像の拡大縮小をJavaScriptで行うことも可能です。
応用
- 画像をレスポンシブデザインに対応させる
- サムネイル画像を作成する
- ギャラリーを作成する
HTML、CSSを用いることで、アスペクト比を維持しながら画像を自動的にリサイズすることができます。上記の方法を参考に、Webサイトで画像を効果的に活用してください。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>サンプルコード</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<h1>アスペクト比を維持しながら画像を自動的にリサイズ</h1>
<section>
<h2>1. `max-width` と `max-height` プロパティ</h2>
<img src="image.jpg" alt="Image">
</section>
<section>
<h2>2. `object-fit` プロパティ</h2>
<img src="image.jpg" alt="Image">
</section>
</body>
</html>
/* 1. `max-width` と `max-height` プロパティ */
section:first-of-type img {
max-width: 100%;
max-height: 100%;
}
/* 2. `object-fit` プロパティ */
section:last-of-type img {
object-fit: contain;
}
実行結果
上記コードを実行すると、画面サイズに合わせて画像が自動的にリサイズされます。アスペクト比は維持されます。
- 上記のコードは、サンプルです。必要に応じて変更してください。
- 画像のサイズや配置は、CSSで調整できます。
アスペクト比を維持しながら画像を自動的にリサイズする他の方法
JavaScriptを用いて、画像のサイズをプログラムで調整できます。
例
const img = document.querySelector('img');
function resizeImage() {
const containerWidth = img.parentNode.clientWidth;
const containerHeight = img.parentNode.clientHeight;
// アスペクト比を維持する
const ratio = img.naturalWidth / img.naturalHeight;
const newWidth = Math.min(containerWidth, img.naturalWidth);
const newHeight = Math.floor(newWidth / ratio);
img.style.width = `${newWidth}px`;
img.style.height = `${newHeight}px`;
}
window.addEventListener('resize', resizeImage);
resizeImage();
解説
querySelector
メソッドで、img
要素を取得します。resizeImage
関数は、画像の親要素の幅と高さを取得し、アスペクト比を維持しながら新しい幅と高さを計算します。style
プロパティで、画像の幅と高さを設定します。window.addEventListener
メソッドで、ウィンドウのサイズ変更イベントにresizeImage
関数を登録します。
メリット
- より柔軟な制御が可能
- 画像の読み込み後など、特定のタイミングで実行できる
- JavaScriptの知識が必要
ライブラリ
jQueryなどのライブラリを用いて、簡単に画像をリサイズできます。
<img src="image.jpg" alt="Image">
$(function() {
$('img').each(function() {
$(this).attr('width', '100%');
$(this).attr('height', 'auto');
});
});
each
メソッドで、すべてのimg
要素をループ処理します。attr
メソッドで、width
属性とheight
属性を設定します。
- コード量が少なく、簡単に実装できる
- ライブラリの読み込みが必要
画像編集ソフト
Photoshopなどの画像編集ソフトを用いて、画像のアスペクト比を維持しながらリサイズできます。
- 視覚的に操作できる
- 細かい調整が可能
- 画像編集ソフトが必要
アスペクト比を維持しながら画像を自動的にリサイズするには、さまざまな方法があります。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、目的に合った方法を選択してください。
html css image