CSSで親要素と同じ高さのdivを作る方法
CSSで親要素の高さ100%にフロートしたdivを作る方法
このチュートリアルでは、CSSを使って親要素と同じ高さを持ち、かつ親要素内に収まるようにフロートしたdivを作る方法を説明します。この方法は、サイドバーやナビゲーションメニューなどのレイアウトによく使用されます。
方法
- 親要素に高さを設定する
まず、親要素に高さを設定する必要があります。これは、height
プロパティを使って行うことができます。例えば、親要素の高さを500pxに設定するには、以下のCSSコードを使用します。
.parent {
height: 500px;
}
- 子要素をフロートする
.child {
float: left;
}
- 子要素の高さを100%に設定する
.child {
height: 100%;
box-sizing: border-box;
}
ポイント
- 親要素に高さを設定する必要があります。
box-sizing
プロパティをborder-box
に設定する必要があります。これは、子要素の高さにパディングとボーダーを含めるようにするためです。
補足
この方法は、すべてのブラウザで動作するわけではありません。Internet Explorer 8以前のバージョンの場合は、position: relative
とoverflow: hidden
プロパティを親要素に追加する必要があります。
.parent {
height: 500px;
position: relative;
overflow: hidden;
}
例
以下のコードは、親要素と同じ高さを持ち、かつ親要素内に収まるようにフロートしたdivを作る例です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Floated Div Example</title>
<style>
.parent {
height: 500px;
background-color: #ccc;
}
.child {
float: left;
width: 200px;
background-color: #f00;
height: 100%;
box-sizing: border-box;
}
</style>
</head>
<body>
<div class="parent">
<div class="child"></div>
</div>
</body>
</html>
このコードを実行すると、以下のようになります。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Floated Div Example</title>
<style>
.parent {
height: 500px;
background-color: #ccc;
}
.child {
float: left;
width: 200px;
background-color: #f00;
height: 100%;
box-sizing: border-box;
}
</style>
</head>
<body>
<div class="parent">
<div class="child"></div>
</div>
</body>
</html>
説明
このコードは以下の通り構成されています。
<!DOCTYPE html>
: HTMLドキュメントであることを宣言します。<html>
: HTMLドキュメントのルート要素です。<head>
: メタデータを含む要素です。<title>Floated Div Example</title>
: ドキュメントのタイトルを定義します。<style>
: CSSスタイルを定義する要素です。.parent
: 親要素のスタイルを定義します。height: 500px;
: 親要素の高さを500pxに設定します。background-color: #ccc;
: 親要素の背景色をグレーに設定します。
.child
: 子要素のスタイルを定義します。float: left;
: 子要素を左にフロートします。
</head>
:<head>
要素の終了タグです。<body>
: ドキュメントのコンテンツを含む要素です。<div class="parent">
: 親要素を作成します。<div class="child"></div>
: 子要素を作成します。
CSSで親要素と同じ高さのdivを作る方法はいくつかあります。 以下に、3つの一般的な方法を紹介します。
方法1: height: 100%; を使用する
この方法は、最も簡単でよく使われる方法です。 親要素に高さを設定し、子要素に height: 100%;
を設定します。
.parent {
height: 500px;
}
.child {
height: 100%;
}
方法2: display: table-cell; を使用する
この方法は、親要素と子要素を display: table-cell;
に設定することで行います。
.parent {
display: table;
}
.child {
display: table-cell;
height: 100%;
}
方法3: flexbox を使用する
この方法は、親要素に display: flex;
を設定し、子要素に flex-grow: 1;
を設定することで行います。
.parent {
display: flex;
}
.child {
flex-grow: 1;
}
各方法の比較
方法 | 説明 | メリット | デメリット | 対応ブラウザ |
---|---|---|---|---|
height: 100%; | 最も簡単でよく使われる方法 | 簡単 | 親要素の高さが固定である必要がある | すべてのブラウザに対応 |
display: table-cell; | 親要素と子要素をテーブルセルとして扱う | 親要素の高さが固定である必要がない | display: table; を親要素に設定する必要がある | すべてのブラウザに対応 |
flexbox | 柔軟なレイアウトが可能 | 親要素の高さが固定である必要がない | 比較的新しいため、古いブラウザではサポートされていない可能性がある | 最新のブラウザに対応 |
上記以外にも、CSSで親要素と同じ高さのdivを作る方法はいくつかあります。 それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、状況に合わせて適切な方法を選択してください。
css html height