HTMLで複数の要素を1つの要素内に使用できるのか?

2024-05-22

HTMLで複数の<tbody>要素を1つの<table>要素内に使用できるのか?

複数の<tbody>要素を使用する利点

  • 視覚的な区切り: 表を論理的なセクションに分割し、読みやすくすることができます。
  • 個別のスタイル設定: 各セクションに異なる背景色、フォント、ボーダーなどを設定することができます。
  • スクリプトによる操作: JavaScriptなどのスクリプトを使用して、個々の<tbody>要素を操作することができます。
  • 連続配置: <tbody>要素は、必ず連続して配置する必要があります。<thead><tfoot>要素との間に配置したり、別の<tbody>要素の間に挟み込むことはできません。
  • 行の重複: 同じ行を複数の<tbody>要素に含めることはできません。各行は1つの<tbody>要素にのみ属する**必要があります。
  • バリデーション: 厳格なXHTMLバリデーションでは、1つの<table>要素内に複数の<tbody>要素を使用することは無効とされる場合があります。

** 実際の例**

以下の例は、顧客情報と注文履歴を2つの<tbody>要素に分けて表示する表です。

<table>
  <thead>
    <tr>
      <th>顧客ID</th>
      <th>名前</th>
      <th>注文履歴</th>
    </tr>
  </thead>
  <tbody>
    <tr>
      <td>1001</td>
      <td>田中 太郎</td>
      <td></td>
    </tr>
    <tr>
      <td>1002</td>
      <td>佐藤 花子</td>
      <td></td>
    </tr>
  </tbody>
  <tbody>
    <tr>
      <td></td>
      <td></td>
      <td>
        <ul>
          <li>2023年11月14日 - 商品A</li>
          <li>2023年12月10日 - 商品B</li>
        </ul>
      </td>
    </tr>
    <tr>
      <td></td>
      <td></td>
      <td>
        <ul>
          <li>2024年1月15日 - 商品C</li>
        </ul>
      </td>
    </tr>
  </tbody>
</table>

この例では、<tbody>要素ごとにスタイルを異なって設定することもできます。例えば、顧客情報セクションの背景色を薄灰色、注文履歴セクションの背景色を白にすることができます。




    サンプルコード:顧客情報と注文履歴を2つの<tbody>要素に分けて表示

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
      <meta charset="UTF-8">
      <title>顧客情報と注文履歴</title>
      <style>
        table {
          border-collapse: collapse;
          width: 100%;
        }
        th, td {
          padding: 8px;
          border: 1px solid #ddd;
        }
        .customer-info {
          background-color: #f0f0f0;
        }
        .order-history {
          background-color: #fff;
        }
      </style>
    </head>
    <body>
      <table>
        <thead>
          <tr>
            <th>顧客ID</th>
            <th>名前</th>
            <th>注文履歴</th>
          </tr>
        </thead>
        <tbody>
          <tr class="customer-info">
            <td>1001</td>
            <td>田中 太郎</td>
            <td></td>
          </tr>
          <tr class="customer-info">
            <td>1002</td>
            <td>佐藤 花子</td>
            <td></td>
          </tr>
        </tbody>
        <tbody>
          <tr class="order-history">
            <td></td>
            <td></td>
            <td>
              <ul>
                <li>2023年11月14日 - 商品A</li>
                <li>2023年12月10日 - 商品B</li>
              </ul>
            </td>
          </tr>
          <tr class="order-history">
            <td></td>
            <td></td>
            <td>
              <ul>
                <li>2024年1月15日 - 商品C</li>
              </ul>
            </td>
          </tr>
        </tbody>
      </table>
    </body>
    </html>
    

    このコードは以下の内容を生成します。

    顧客ID名前注文履歴
    1001田中 太郎-
    1002佐藤 花子-
    --2023年11月14日 - 商品A<br>2023年12月10日 - 商品B
    --2024年1月15日 - 商品C

    ポイント

    • <tbody>要素には、それぞれclass属性を設定して、CSSでスタイルを個別に設定しています。
    • 注文履歴セクションには、<td>要素内に<h4>要素を使用して、見出しを追加しています。
    • 実際のデータは、JavaScriptを使用して動的に読み込むこともできます。

    この例を参考に、状況に合わせて<tbody>要素を効果的に活用してください。




    HTMLで複数の<tbody>要素を使用する代替方法

    複数<table>要素を使用する

    最もシンプルな方法は、論理的に関連するデータごとに個別の<table>要素を使用することです。例えば、顧客情報と注文履歴をそれぞれ別の表にまとめることができます。

    <table><thead>
        <tr><th>顧客ID</th><th>名前</th></tr>
      </thead>
      <tbody>
        <tr><td>1001</td><td>田中 太郎</td></tr>
        <tr><td>1002</td><td>佐藤 花子</td></tr>
      </tbody>
    </table>
    
    <table><thead>
        <tr><th>注文日</th><th>商品名</th></tr>
      </thead>
      <tbody>
        <tr><td>2023年11月14日</td><td>商品A</td></tr>
        <tr><td>2023年12月10日</td><td>商品B</td></tr>
        <tr><td>2024年1月15日</td><td>商品C</td></tr>
      </tbody>
    </table>
    

    詳細情報セクションを<td>要素内に作成する

    <td>要素内に<h4><div>などの要素を使用して、詳細情報セクションを作成することができます。この方法では、表構造を維持しながら、論理的な区別と個別のスタイル設定が可能になります。

    <table>
      <thead>
        <tr><th>顧客ID</th><th>名前</th></tr>
      </thead>
      <tbody>
        <tr>
          <td>1001</td>
          <td>田中 太郎</td>
          <td>
            <h4>注文履歴</h4>
            <ul>
              <li>2023年11月14日 - 商品A</li>
              <li>2023年12月10日 - 商品B</li>
            </ul>
          </td>
        </tr>
        <tr>
          <td>1002</td>
          <td>佐藤 花子</td>
          <td>
            <h4>注文履歴</h4>
            <ul>
              <li>2024年1月15日 - 商品C</li>
            </ul>
          </td>
        </tr>
      </tbody>
    </table>
    

    JavaScriptを使用して動的に操作する

    <tbody>要素を動的に生成・削除・操作するには、JavaScriptを使用することができます。この方法では、データの読み込みや更新に応じて、表構造を柔軟に変更することができます。

    <script>
      const customerData = [
        { id: 1001, name: "田中 太郎", orders: [{ date: "2023-11-14", product: "商品A" }, { date: "2023-12-10", product: "商品B" }] },
        { id: 1002, name: "佐藤 花子", orders: [{ date: "2024-01-15", product: "商品C" }] },
      ];
    
      function createTable() {
        const table = document.createElement('table');
        const thead = document.createElement('thead');
        const tbody = document.createElement('tbody');
    
        const headerRow = thead.insertRow();
        headerRow.insertCell().textContent = '顧客ID';
        headerRow.insertCell().textContent = '名前';
        headerRow.insertCell().textContent = '注文履歴';
    
        table.appendChild(thead);
        table.appendChild(tbody);
    
        customerData.forEach(customer => {
          const row = tbody.insertRow();
          row.insertCell().textContent = customer.id;
          row.insertCell().textContent = customer.name;
    
          const orderCell = row.insertCell();
          const orderList = document.createElement('ul');
          customer.orders.forEach(order => {
            const listItem = document.createElement('li');
            listItem.textContent = `${order.date} - ${order.product}`;
            orderList.appendChild(listItem);
          });
          orderCell.appendChild(orderList);
        });
    
        return table;
      }
    
      document.body.appendChild(createTable());
    </script>
    

    上記はあくまで例であり、具体的な方法は状況に合わせて調整する必要があります。

    それぞれの方法の利点と欠点

    方法利点欠点
    複数<table>要素を使用するシンプルで分かりやすいセマンティックに弱い
    <td>要素内に詳細情報セクションを作成する表構造を

    html html-table xhtml


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