HTMLリストスタイル「dash」解説
HTMLリストスタイルタイプ「dash」についての日本語解説
**HTMLリストスタイルタイプ「dash」**は、HTML文書内のリスト要素(<ul>
、<ol>
)の各項目の前に表示されるマーカー(記号)をダッシュ(ハイフン)にするためのCSSプロパティです。
具体的な使い方
HTMLリスト要素の定義
<ul> <li>リスト項目1</li> <li>リスト項目2</li> <li>リスト項目3</li> </ul>
CSSスタイルの適用
ul { list-style-type: dash; }
動作結果
上記のコードを実行すると、リスト項目の前にダッシュ(ハイフン)が自動的に表示されます。
例
- リスト項目1
- リスト項目2
- リスト項目3
他のリストスタイルタイプ
リストスタイルタイプには、他にもさまざまな値があります。例えば:
none
: マーカーを表示しないsquare
: 塗りつぶされた正方形circle
: 塗りつぶされた円disc
: 丸い点
注意
- XHTMはHTMLの厳密なサブセットであり、CSSの使用方法はHTMLと同じです。
list-style-type
プロパティは、CSSで直接指定する必要があります。HTML要素内に直接属性として指定することはできません。
コード例1:基本的な使い方
<ul>
<li>リスト項目1</li>
<li>リスト項目2</li>
<li>リスト項目3</li>
</ul>
<style>
ul {
list-style-type: dash;
}
</style>
- CSS部分
- HTML部分
<ul>
タグでunordered list(箇条書きリスト)を定義します。<li>
タグで各リスト項目を定義します。
コード例2:インデントなしでダッシュを表示
<ul>
<li>リスト項目1</li>
<li>リスト項目2</li>
<li>リスト項目3</li>
</ul>
<style>
ul {
list-style-type: none; /* リストのデフォルトのマーカーを消す */
}
ul li:before {
content: "- "; /* ダッシュとスペースを表示 */
margin-left: -20px; /* ダッシュの位置を調整 */
}
</style>
- CSS部分
list-style-type: none;
で、デフォルトのリストマーカーを消します。ul li:before
で、各リスト項目の前に擬似要素を追加し、content
プロパティでダッシュとスペースを表示します。margin-left
プロパティで、ダッシュの位置を調整します。
- HTML部分
- コード例1と同じです。
コード例3:カスタムダッシュ
<ul>
<li>リスト項目1</li>
<li>リスト項目2</li>
<li>リスト項目3</li>
</ul>
<style>
ul {
list-style-type: none;
}
ul li:before {
content: '\2014'; /* より長いダッシュ */
margin-left: -20px;
}
</style>
- CSS部分
各コード例のポイント
- コード例3
ダッシュの種類をカスタマイズしたい場合に有効です。Unicode文字参照を使用することで、さまざまな種類のダッシュを表示できます。 - コード例2
インデントなしでダッシュを表示したい場合に有効です。擬似要素を利用することで、より柔軟なデザインが可能になります。 - コード例1
最もシンプルな例で、list-style-type
プロパティを直接使用してダッシュを表示します。
- 擬似要素 :before
- リスト項目の前に要素を追加したい場合に利用します。
content
プロパティで追加する要素の内容を指定します。
- list-style-typeプロパティ
- 任意の文字列: 指定した文字列をマーカーとして表示
HTMLリストスタイルタイプ「dash」は、CSSのlist-style-type
プロパティを使って簡単に設定できます。擬似要素などを組み合わせることで、より複雑なデザインも可能です。
ポイント
- カスタムダッシュを使いたい
コード例3 - インデントなしでダッシュを表示したい
コード例2 - シンプルにダッシュを表示したい
コード例1
より詳しく知りたい場合は、以下のキーワードで検索してみてください。
- Unicode文字参照
- 擬似要素 :before
- CSS list-style-type
HTMLリストスタイル「dash」の代替方法
HTMLリストスタイルの「dash」は、シンプルなハイフンによる箇条書きを作成する際に便利な方法です。しかし、より高度なデザインや表現を求める場合には、他の方法も検討できます。
CSSのカスタムプロパティ(CSS変数)
CSSのカスタムプロパティを利用することで、複数の要素で共通のスタイルを定義し、一括で変更することができます。
:root {
--list-marker: '-'; /* ダッシュをカスタムプロパティに設定 */
}
ul {
list-style-type: none;
}
ul li:before {
content: var(--list-marker);
margin-left: -1em;
}
- デメリット
- メリット
- スタイルの一元管理が可能
- 複数の要素で同じマーカーを使用する場合に便利
画像によるマーカー
背景画像としてカスタムのマーカー画像を使用することで、より自由なデザインが可能です。
ul {
list-style-type: none;
}
ul li:before {
content: "";
display: inline-block;
width: 1em;
height: 1em;
margin-right: 0.5em;
background-image: url('custom-marker.png');
background-size: contain;
background-repeat: no-repeat;
}
- デメリット
- 画像の読み込み時間がかかる
- 画像サイズが大きくなるとパフォーマンスに影響する
- メリット
- 任意の画像を使用できる
- 複雑なデザインも可能
フォントアイコン
Font Awesomeなどのフォントアイコンライブラリを利用することで、様々な種類のアイコンをマーカーとして使用できます。
<link rel="stylesheet" href="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/font-awesome/6.2.0/css/all.min.css" integrity="sha512-xh6O/CkQoPOWDdYTDqeRdPCVd1SpofyKGjJUUqFA4A+dt5uZu1eYmYwrC+hLIQC9//Q9F7V3e+benFXT" crossorigin="anonymous" referrerpolicy="no-referrer" />
<ul>
<li><i class="fa-solid fa-check"></i> リスト項目1</li>
<li><i class="fa-solid fa-star"></i> リスト項目2</li>
</ul>
- デメリット
- メリット
- 豊富なアイコンが利用できる
- ベクター形式なので、拡大縮小しても品質が劣化しない
SVG
SVG (Scalable Vector Graphics) を利用して、カスタムの形状をマーカーとして作成することができます。
ul {
list-style-type: none;
}
ul li:before {
content: "";
display: inline-block;
width: 1em;
height: 1em;
margin-right: 0.5em;
background-image: url('custom-marker.svg');
background-size: contain;
background-repeat: no-repeat;
}
- デメリット
- メリット
- 任意の形状を作成できる
選択する際のポイント
- 開発の効率性
カスタムプロパティやフォントアイコンライブラリを利用することで、開発効率を向上できる - ブラウザ対応
古いブラウザとの互換性を考慮する - パフォーマンス
画像やフォントアイコンを使用する場合、パフォーマンスへの影響を考慮する - デザイン
どの程度のデザインの自由度が必要か
HTMLリストスタイルの「dash」以外にも、様々な方法でリストのマーカーをカスタマイズすることができます。それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、プロジェクトの要件に合わせて最適な方法を選択することが重要です。
- 擬似要素
- SVG
- カスタムプロパティ
html css xhtml