Web Worker、Electron、NW.js、Parcel:Node.jsとブラウザ間でコードを共有するその他の方法

2024-04-11

Node.jsとブラウザ間でコードを共有する方法

  • ユーティリティ関数
  • データ処理ロジック
  • ビジネスロジック

コード共有にはいくつかの方法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。

共通モジュールを使用する

メリット:

  • コードを一つの場所にまとめることができる
  • バージョン管理が容易
  • 依存関係を管理しやすい
  • モジュールの公開・管理が必要
  • モジュールのサイズが大きくなるとパフォーマンスに影響が出る可能性がある

方法:

  • npmyarn などのパッケージマネージャーを使用して、共通モジュールをインストールする
  • 共通モジュールをプロジェクトの node_modules フォルダにインストールする
  • ブラウザ側では、script タグを使用して共通モジュールを読み込む

ES Modulesを使用する

  • モジュールを個別に読み込むことができる
  • ブラウザとNode.jsで同じコードを使用できる
  • ブラウザによっては、ES Modulesに対応していない場合がある
  • コードを .mjs 拡張子で保存する
  • ブラウザ側では、type="module" 属性を指定して script タグを使用する
  • Node.js側では、import ステートメントを使用してモジュールを読み込む
  • コードが冗長になる
  • UMDライブラリを使用して、コードをラップする
  • ブラウザ側では、グローバル変数としてコードを読み込む

TypeScriptを使用する

  • 型システムによって、コードの安全性を向上させることができる
  • TypeScriptコンパイラが必要
  • TypeScriptコンパイラを使用して、コードをJavaScriptに変換する

どの方法を選択すべきかは、プロジェクトの要件によって異なります。以下のような点を考慮する必要があります。

  • コードの規模
  • コードの複雑性
  • ブラウザの互換性
  • 開発者のスキル

Node.jsとブラウザ間でコードを共有することは、開発効率を向上させるために有効な手段です。共有にはいくつかの方法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。プロジェクトの要件に合わせて、適切な方法を選択することが重要です。




共通モジュールを使用する

// common.js

function add(a, b) {
  return a + b;
}

function subtract(a, b) {
  return a - b;
}

module.exports = {
  add,
  subtract,
};
// node.js

const common = require('./common');

const result = common.add(1, 2);
console.log(result); // 3

// browser

<script src="./common.js"></script>

const result = add(1, 2);
console.log(result); // 3

ES Modulesを使用する

// common.mjs

export function add(a, b) {
  return a + b;
}

export function subtract(a, b) {
  return a - b;
}
// node.js

import { add, subtract } from './common.mjs';

const result = add(1, 2);
console.log(result); // 3

// browser

<script type="module" src="./common.mjs"></script>

const { add, subtract } = common;

const result = add(1, 2);
console.log(result); // 3

UMDを使用する

// common.js

(function (root, factory) {
  if (typeof define === 'function' && define.amd) {
    define([], factory);
  } else if (typeof exports === 'object') {
    module.exports = factory();
  } else {
    root.common = factory();
  }
})(this, function () {

  function add(a, b) {
    return a + b;
  }

  function subtract(a, b) {
    return a - b;
  }

  return {
    add,
    subtract,
  };
});
// node.js

const common = require('./common');

const result = common.add(1, 2);
console.log(result); // 3

// browser

<script src="./common.js"></script>

const result = common.add(1, 2);
console.log(result); // 3

TypeScriptを使用する

// common.ts

export function add(a: number, b: number): number {
  return a + b;
}

export function subtract(a: number, b: number): number {
  return a - b;
}
// node.js

// TypeScriptをJavaScriptに変換する
tsc common.ts

const common = require('./common.js');

const result = common.add(1, 2);
console.log(result); // 3

// browser

// TypeScriptをJavaScriptに変換する
tsc common.ts

<script src="./common.js"></script>

const result = common.add(1, 2);
console.log(result); // 3



Node.jsとブラウザ間でコードを共有するその他の方法

Web Workerは、ブラウザのメインスレッドとは別に実行されるJavaScriptスレッドです。Web Workerを使用することで、CPU負荷の高い処理をメインスレッドから分離し、ブラウザの応答性を向上させることができます。

Node.jsのコードをWeb Workerで実行するには、以下の手順が必要です。

  1. Node.jsのコードをJavaScriptファイルに保存する
  2. ブラウザ側のJavaScriptコードで、Worker コンストラクタを使用してWeb Workerを作成する
  3. Web Workerの postMessage() メソッドを使用して、Node.jsのコードにメッセージを送信する

Electronは、Node.jsとChromiumを組み合わせて、デスクトップアプリケーションを開発するためのフレームワークです。Electronを使用することで、Node.jsのコードをブラウザのレンダリングエンジンであるChromium上で実行することができます。

ElectronでNode.jsのコードを実行するには、以下の手順が必要です。

  1. Electronプロジェクトを作成する
  2. Node.jsのコードをプロジェクトの main.js ファイルに記述する
  3. electron コマンドを使用して、アプリケーションを起動する

NW.jsを使用する

  1. NW.jsプロジェクトを作成する

Parcelを使用する

Parcelは、JavaScript、CSS、HTMLなどの各種ファイルをバンドルするためのツールです。Parcelを使用することで、Node.jsのコードを含む複数のファイルを一つのファイルにまとめることができます。

  1. parcel build コマンドを使用して、ファイルをバンドルする
  2. 生成されたHTMLファイルをブラウザで開く

Node.jsとブラウザ間でコードを共有する方法はいくつかあります。プロジェクトの要件に合わせて、適切な方法を選択してください。


javascript node.js


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