【保存版】これさえあれば大丈夫!HTML、CSS、テキストにおける「最大文字数設定」のテクニックまとめ
HTML、CSS、テキストにおける「最大文字数設定」の解説
このチュートリアルでは、HTML、CSS、テキストにおいて「最大文字数設定」を行う方法について、分かりやすく解説します。対象となるのは、以下の3つのケースです。
- 入力欄における最大入力文字数の設定
- テキストコンテンツにおける最大表示文字数の設定
- 一行あたりの最大文字数の設定
各ケースごとに、具体的な設定方法と注意点、そして応用例について説明します。
方法
HTMLの <input>
タグに maxlength
属性を設定することで、入力欄における最大入力文字数を設定できます。
<input type="text" maxlength="10">
上記の例では、入力欄の最大入力文字数を10文字に設定しています。ユーザーが入力できるのは、最大10文字までとなります。11文字目以降の入力は無視されます。
注意点
maxlength
属性は、あくまでも入力できる文字数の制限であり、入力された文字数を強制的に削除する機能ではありません。ユーザーが意図的に11文字以上を入力した場合、ブラウザによってはエラーメッセージが表示される場合があります。- パスワード入力欄など、セキュリティ性の高い入力欄には、
maxlength
属性の代わりに、JavaScriptを用いた入力制限を行うことを推奨します。
応用例
- ニックネームや氏名など、入力すべき文字数が決まっている項目
- アンケートフォームなど、入力内容をある程度制限したい場合
CSSの text-overflow
プロパティと overflow
プロパティを組み合わせて、テキストコンテンツにおける最大表示文字数を設定できます。
.text-limit {
width: 200px;
overflow: hidden;
text-overflow: ellipsis;
}
上記の例では、.text-limit
クラスに設定された要素の幅を200pxに設定し、overflow
プロパティでオーバーフローを非表示にしています。さらに、text-overflow
プロパティで省略記号(...
)を表示するように設定しています。
- 省略記号の表示位置は、ブラウザによって異なる場合があります。
- 長い文章を省略する場合、文脈が分かりにくくなる可能性があります。省略する文字数を慎重に検討する必要があります。
- 商品一覧ページなど、限られたスペース内に商品名を収めたい場合
- ニュース記事の見出しなど、一行で概要を伝えたい場合
CSSの white-space
プロパティと text-overflow
プロパティを組み合わせて、一行あたりの最大文字数を設定できます。
.line-limit {
white-space: nowrap;
overflow: hidden;
text-overflow: ellipsis;
}
- モバイル端末など、画面幅が小さいデバイスでは、効果が分かりにくい場合があります。
- 縦書きの文章
- チャットログ
HTML、CSS、テキストにおける「最大文字数設定」は、様々な場面で役立つテクニックです。それぞれの方法の特徴と注意点、そして応用例を理解し、適切な方法を選択してください。
補足
- 上記の方法はあくまでも基本的な例であり、状況に応じて様々なカスタマイズが可能です。
- より高度な設定を行う場合は、JavaScriptを用いた方法も検討してください。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>最大入力文字数の設定</title>
</head>
<body>
<form action="#">
氏名:<input type="text" name="name" maxlength="10" required>
<input type="submit" value="送信">
</form>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>最大表示文字数の設定</title>
<style>
.text-limit {
width: 200px;
overflow: hidden;
text-overflow: ellipsis;
}
</style>
</head>
<body>
<p class="text-limit">Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit. Sed sed magna eget nunc semper tincidunt. Vestibulum ante ipsum primis in faucibus orci luctus et ultrices posuere cubilia Curae; Sed non quam semper lacus. Vestibulum ante ipsum primis in faucibus orci luctus et ultrices posuere cubilia Curae; Sed non quam semper lacus.</p>
</body>
</html>
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>一行あたりの最大文字数の設定</title>
<style>
.line-limit {
white-space: nowrap;
overflow: hidden;
text-overflow: ellipsis;
}
</style>
</head>
<body>
<p class="line-limit">Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit. Sed sed magna eget nunc semper tincidunt. Vestibulum ante ipsum primis in faucibus orci luctus et ultrices posuere cubilia Curae; Sed non quam semper lacus. Vestibulum ante ipsum primis in faucibus orci luctus et ultrices posuere cubilia Curae; Sed non quam semper lacus.</p>
</body>
</html>
説明
- 上記のコードは、それぞれ異なる方法で「最大文字数設定」を行っています。
- コードの意味や動作については、上記の解説を参照してください。
- それぞれのコードを実際に試してみて、どのように動作するかを確認してみてください。
その他の「最大文字数設定」方法
JavaScriptを用いることで、より高度な「最大文字数設定」を行うことができます。例えば、以下のようなことができます。
- 入力された文字数が制限を超えた場合、エラーメッセージを表示する
- ユーザーが入力できる文字数をリアルタイムでカウントする
- 特定の文字列が含まれている場合のみ、文字数を制限する
例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>JavaScriptによる最大文字数設定</title>
<script>
function checkMaxLength(input) {
const maxLength = 10;
if (input.value.length > maxLength) {
alert('最大入力文字数は10文字です。');
input.value = input.value.slice(0, maxLength);
}
}
</script>
</head>
<body>
<input type="text" onkeyup="checkMaxLength(this)">
</body>
</html>
- ユーザーが入力した文字数が制限を超えている場合、入力内容を破棄する
- 入力された文字列を検証し、不正な文字が含まれていないことを確認する
サーバー側の処理
<?php
$maxLength = 10;
$input = $_POST['input'];
if (strlen($input) > $maxLength) {
echo '最大入力文字数は10文字です。';
exit;
}
// 入力内容を処理
クライアント側の処理
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サーバーサイド処理による最大文字数設定</title>
</head>
<body>
<form action="process.php" method="post">
<input type="text" name="input">
<input type="submit" value="送信">
</form>
</body>
</html>
ライブラリを用いた方法
「最大文字数設定」を行うためのライブラリも存在します。ライブラリを使用することで、より簡単に設定を行うことができます。
上記で紹介した方法は、それぞれメリットとデメリットがあります。状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。
html css text