HTMLエンティティ:特殊文字や記号を表示する便利なツール
HTMLエンティティを使用するタイミング
- 異なるブラウザやシステム間での互換性を確保したい場合:エンティティは、ブラウザやシステムに依存せずに、一貫した方法で特殊文字や記号を表示することができます。
- 文字コード化の問題を回避したい場合:例えば、一部の文字は、特定の文字コードでは正しく表示されない場合があります。エンティティを使用すると、この問題を回避できます。
- 特殊文字や記号を表示したい場合:例えば、商標記号(™)、著作権記号(©)、または度記号(°)など。
HTMLエンティティの例
以下の表は、一般的なHTMLエンティティとその使用方法を示しています。
エンティティ名 | 説明 | 例 |
---|---|---|
& | アンパサンド (&) | これは & という文字です。 |
< | 小なり記号 (<) | これは < という文字です。 |
> | 大なり記号 (>) | これは > という文字です。 |
| 空白スペース | これは 空白スペースです。 |
© | 著作権記号 (©) | これは©著作権記号です。 |
® | 登録商標記号 (®) | これは®登録商標記号です。 |
- すべてのブラウザやシステムがすべてのエンティティをサポートしているわけではありません。
- エンティティ名は、大文字と小文字を区別します。
- エンティティは、常に
;
で終わらせなければなりません。
HTMLエンティティの代わりにUnicode文字を使用する
Unicode文字は、HTMLエンティティよりも多くの文字を表現することができます。また、Unicode文字は、エンティティよりも短く、読みやすいという利点もあります。
可能であれば、HTMLエンティティの代わりにUnicode文字を使用することを推奨します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>HTMLエンティティのサンプル</title>
</head>
<body>
<h1>HTMLエンティティのサンプル</h1>
<p>これは & という文字です。</p>
<p>これは < という文字です。</p>
<p>これは > という文字です。</p>
<p>これは 空白スペースです。</p>
<p>これは©著作権記号です。</p>
<p>これは®登録商標記号です。</p>
</body>
</html>
<h1>HTMLエンティティのサンプル</h1>
<p>これは & という文字です。</p>
<p>これは < という文字です。</p>
<p>これは > という文字です。</p>
<p>これは 空白スペースです。</p>
<p>これは©著作権記号です。</p>
<p>これは®登録商標記号です。</p>
このコードは、HTMLエンティティを使用して、特殊文字や記号を表示する方法を示しています。
- 文字コード化の問題を回避するために、エンティティを使用することができます。例えば、以下のコードは、"€" 記号を正しく表示します。
€
- 異なるブラウザやシステム間での互換性を確保するために、エンティティを使用することができます。例えば、以下のコードは、引用符(")を正しく表示します。
"
HTMLエンティティの代わりに使用できる他の方法
Unicode文字
例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Unicode文字のサンプル</title>
</head>
<body>
<h1>Unicode文字のサンプル</h1>
<p>これは€記号です。</p>
<p>これは“引用符”です。</p>
</body>
</html>
CSS
CSSを使用して、特殊文字や記号を表示することもできます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>CSSを使用したサンプル</title>
<style>
.euro {
content: "€";
}
.quote {
content: "“";
}
</style>
</head>
<body>
<h1>CSSを使用したサンプル</h1>
<p>これは<span class="euro"></span>記号です。</p>
<p>これは<span class="quote"></span>引用符”です。</p>
</body>
</html>
JavaScript
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>JavaScriptを使用したサンプル</title>
</head>
<body>
<h1>JavaScriptを使用したサンプル</h1>
<p>これは</p>
<script>
document.write("€");
document.write("“");
</script>
<p>記号です。</p>
</body>
</html>
HTMLエンティティの代わりに使用できる方法はいくつかあります。それぞれの方法には、メリットとデメリットがあります。
html xhtml html-entities