CSSで次の要素を選択する方法

2024-09-27

CSS で次の要素のセレクタを指定する方法

CSSで次の要素を指定するには、adjacent sibling combinator (隣接する兄弟結合子) を使用します。この結合子は、2つの要素が直接隣接している場合にマッチします。

構文

element + element {
  /* ここにスタイルを指定します */
}

解説

  • element: 次の要素のセレクタです。
  • +: 隣接する兄弟結合子を表します。


<div>最初の要素</div>
<div>次の要素</div>
div + div {
  color: blue;
}

この例では、最初の div の後に直接続く div に青色のスタイルが適用されます。

注意

  • 複数の要素を指定することもできます。例えば、div + p + span は、div の後に直接続く p の後に直接続く span を対象とします。
  • 隣接する兄弟結合子は、直接隣接している要素のみを対象とします。間に他の要素がある場合はマッチしません。



CSS で次の要素を選択する方法:具体的なコード例と解説

隣接する兄弟セレクタ (Adjacent Sibling Selector)

CSS で、ある要素のすぐ次の要素を選択する際に最もよく使われるのが、隣接する兄弟セレクタです。

要素1 + 要素2 {
  /* 要素2に適用するスタイル */
}

意味

  • 要素2: スタイルを適用したい要素を指定します。
  • +: 隣接する兄弟結合子を表し、要素1 のすぐ後に来る 要素2 を選択します。
  • 要素1: 対象となる要素を指定します。
<div>最初の要素</div>
<p>次の段落</p>
<span>次のインライン要素</span>
div + p {
  color: blue;
  font-weight: bold;
}

このコードの意味

  • 適用されるスタイルは、文字の色を青色にし、フォントを太字にすることです。
  • div タグのすぐ後に続く p タグにスタイルを適用します。

なぜこの方法を使うのか?

  • テーマやデザインの統一
    特定の要素の後に続く要素に対して、統一感のあるデザインを適用できます。
  • レイアウトの微調整
    隣接する要素同士の関係性を調整することで、レイアウトを細かく調整できます。
  • 構造的な関係に基づいてスタイルを適用
    HTML の構造に基づいて、ある要素の後に続く要素に特定のスタイルを与えることができます。
<ul>
  <li>リストアイテム1</li>
  <li>リストアイテム2</li>
  <li>リストアイテム3</li>
</ul>
li + li {
  background-color: #f0f0f0;
}
  • リストの2番目以降のアイテムに背景色を付けます。

注意点

  • 兄弟要素に限る
    親要素が同じである兄弟要素に対してのみ使用できます。
  • 直接隣接している要素のみ
    隣接する兄弟セレクタは、直接隣接している要素に対してのみ有効です。間に他の要素があると、マッチしません。

隣接する兄弟セレクタは、CSS で要素間の関係性を表現し、より複雑なレイアウトやデザインを実現するための強力なツールです。HTML の構造を理解し、適切なセレクタを組み合わせることで、柔軟なスタイル設定が可能になります。

  • 子孫セレクタ (スペース)
    親要素とその子孫全てを表すセレクタです。
  • 子セレクタ (>)
    親要素と子要素の関係を表すセレクタです。
  • 一般兄弟セレクタ (~)
    隣接する兄弟だけでなく、以降の全ての兄弟要素にスタイルを適用したい場合は、~ (チルダ) を使用します。

これらのセレクタを組み合わせることで、さらに複雑なスタイルを定義することができます。

より詳しく知りたい場合は、以下のキーワードで検索してみてください。

  • 子孫セレクタ
  • 一般兄弟セレクタ
  • 隣接する兄弟セレクタ
  • CSS セレクタ



CSS で次の要素を選択する代替方法

CSSで次の要素を選択する方法は、隣接する兄弟セレクタ以外にも様々な方法があります。それぞれの方法には特徴があり、状況に応じて使い分けることで、より柔軟なスタイル設定が可能になります。


  • <div>最初の要素</div>
    <p>次の段落</p>
    <span>次のインライン要素</span>
    
    div ~ p {
      color: blue;
    }
    
    この例では、div の後に続く全ての p タグに青色のスタイルが適用されます。
  • 意味
    要素1 の後に続く全ての 要素2 にスタイルを適用します。
  • 構文
    要素1 ~ 要素2

子孫セレクタ


  • <div>
      <p>最初の段落</p>
      <p>次の段落</p>
    </div>
    
    div p {
      color: blue;
    }
    
    この例では、div 内の全ての p タグに青色のスタイルが適用されます。
  • 意味
    親要素全ての子孫にスタイルを適用します。
  • 構文
    親要素 子要素

JavaScript による動的な操作


  • const firstElement = document.querySelector('div');
    const nextElement = firstElement.nextElementSibling;
    nextElement.style.color = 'blue';
    
    この例では、JavaScript を使用して div の次の要素を取得し、その要素の色を青色に変更しています。
  • JavaScript を使用することで、CSS では表現できないような複雑なロジックに基づいて要素を選択し、スタイルを動的に変更することができます。

CSS プリプロセッサ


  • @mixin next-sibling($selector) {
      & + #{$selector} {
        /* スタイル */
      }
    }
    
    div {
      @include next-sibling(p) {
        color: blue;
      }
    }
    
    この例では、Sass のミックスインを使用して、隣接する兄弟セレクタを簡単に利用できるようにしています。
  • SassLess などの CSS プリプロセッサを使用すると、変数や関数、ミックスインなどの機能を利用して、より効率的で保守性の高い CSS を記述することができます。

どの方法を選ぶべきか?

  • CSS プリプロセッサ
    より効率的で保守性の高い CSS を記述したい場合
  • JavaScript
    動的な操作や複雑なロジックが必要な場合
  • 子孫セレクタ
    親子の関係にある要素にスタイルを適用したい場合
  • 一般兄弟セレクタ
    特定の要素の後に続く全ての要素にスタイルを適用したい場合
  • 隣接する兄弟セレクタ
    シンプルな構造で、直接隣接する要素にスタイルを適用したい場合
  • パフォーマンス
    セレクタの複雑さによって、レンダリングのパフォーマンスが影響を受ける場合があります。
  • ブラウザの互換性
    どのセレクタがどのブラウザでサポートされているかを確認する必要があります。
  • CSS セレクタは強力なツール
    CSS セレクタを組み合わせることで、様々な要素に対して複雑なスタイルを定義することができます。

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