Node.js での CA 管理のベストプラクティス:セキュリティと使いやすさのバランス

2024-06-29

Node.js にカスタム認証局 (CA) を追加する方法

カスタム CA を追加するには、以下の 2 つの方法があります。

環境変数 NODE_EXTRA_CA_CERTS を使用する

Node.js 7.3.0 以降では、NODE_EXTRA_CA_CERTS 環境変数を使用して、追加の CA 証明書を指定することができます。この方法は、システム全体に影響を与えるため、すべての Node.js アプリケーションでカスタム CA を使用する場合に適しています。

手順:

  1. カスタム CA の証明書ファイルを PEM 形式で準備します。
  2. 以下のコマンドを実行して、NODE_EXTRA_CA_CERTS 環境変数に証明書ファイルのパスを設定します。
export NODE_EXTRA_CA_CERTS=/path/to/your/ca.pem
  1. Node.js アプリケーションを再起動します。

例:

export NODE_EXTRA_CA_CERTS=/home/user/my-custom-ca.pem
node my-app.js

tls モジュールの ca オプションを使用する

個々の HTTPS 要求に対してカスタム CA を指定するには、tls モジュールの ca オプションを使用することができます。この方法は、特定の要求のみでカスタム CA を使用する場合に適しています。

  1. 以下のコードのように、tls.connect() または https.request() 関数に ca オプションを指定して、HTTPS 要求を行います。
const tls = require('tls');

const options = {
  ca: fs.readFileSync('/path/to/your/ca.pem')
};

const socket = tls.connect(options, {
  host: 'example.com',
  port: 443
});

socket.on('connect', () => {
  console.log('Connected to the server');
});

socket.on('data', (data) => {
  console.log(data.toString());
});

socket.on('error', (err) => {
  console.error(err);
});
const https = require('https');

const options = {
  ca: fs.readFileSync('/home/user/my-custom-ca.pem')
};

const req = https.request('https://example.com', options, (res) => {
  console.log(`Status code: ${res.statusCode}`);

  res.on('data', (data) => {
    console.log(data.toString());
  });

  res.on('end', () => {
    console.log('Response ended');
  });
});

req.on('error', (err) => {
  console.error(err);
});

req.end();

注意事項

  • カスタム CA を追加する前に、その CA が信頼できるものであることを確認してください。
  • カスタム CA を追加すると、セキュリティ上のリスクが伴う場合があります。追加する前に、リスクを十分に理解した上で行ってください。

上記以外にも、npm パッケージを使用してカスタム CA を追加する方法もあります。詳しくは、以下のリソースを参照してください。




    環境変数 NODE_EXTRA_CA_CERTS を使用する

    const https = require('https');
    
    const options = {
      ca: fs.readFileSync('/path/to/your/ca.pem')
    };
    
    const req = https.request('https://example.com', options, (res) => {
      console.log(`Status code: ${res.statusCode}`);
    
      res.on('data', (data) => {
        console.log(data.toString());
      });
    
      res.on('end', () => {
        console.log('Response ended');
      });
    });
    
    req.on('error', (err) => {
      console.error(err);
    });
    
    req.end();
    

    このコードは、https.request() 関数の ca オプションにカスタム CA の証明書ファイルを指定して、HTTPS 要求を行います。

    tls モジュールの ca オプションを使用する

    const tls = require('tls');
    
    const options = {
      ca: fs.readFileSync('/path/to/your/ca.pem')
    };
    
    const socket = tls.connect(options, {
      host: 'example.com',
      port: 443
    });
    
    socket.on('connect', () => {
      console.log('Connected to the server');
    });
    
    socket.on('data', (data) => {
      console.log(data.toString());
    });
    
    socket.on('error', (err) => {
      console.error(err);
    });
    
    • 上記のコードはあくまで例であり、実際の使用環境に合わせて変更する必要があります。



    Node.js にカスタム CA を追加するその他の方法

    npm パッケージを使用する

    npm レジストリには、カスタム CA を管理するためのさまざまな npm パッケージが用意されています。これらのパッケージを使用すると、コマンドラインインターフェースを使用して CA を簡単にインストールして設定することができます。

      これらのパッケージの使い方については、各パッケージのドキュメントを参照してください。

      レジストリエディタを使用する

      Windows では、レジストリエディタを使用してカスタム CA を追加することができます。この方法は、上級ユーザー向けであり、レジストリを誤って編集するとシステムが不安定になる可能性があるため、注意が必要です。

      1. 以下のキーに移動します。
      HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\CertificateTrustList
      
      1. 新しい DWORD 値を作成し、名前を RootCATrust に設定します。
      2. RootCATrust の値を 1 に設定します。

      ブラウザから CA をインストールする

      多くの CA は、Web ブラウザから証明書ファイルをダウンロードしてインストールできるようになっています。この方法は、最も簡単で安全な方法の一つです。

      1. CA の Web サイトにアクセスします。
      2. 証明書ファイルをダウンロードします。
      3. ブラウザの指示に従って証明書をインストールします。
      • 上記の方法を使用する前に、必ずその方法のドキュメントをよく読んでください。

      node.js npm


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