SQL ServerでHTMLタグ削除する方法

2024-10-04

SQL ServerでHTMLタグを文字列から削除する方法

SQL Serverでは、組み込みの関数を使用してHTMLタグを文字列から削除することができます。以下にその方法を説明します。

REPLACE関数を使用する

最も単純な方法は、REPLACE関数を使用してタグを空の文字列に置き換えることです。

DECLARE @htmlString NVARCHAR(MAX) = '<p>This is a paragraph with <b>bold text</b>.</p>';

SELECT REPLACE(@htmlString, '<p>', '') AS StrippedString;

このクエリは、<p>タグを空の文字列に置き換えます。同様の方法で他のHTMLタグも削除することができます。

PATINDEX関数とLEFT関数を使用する

より複雑なタグの削除には、PATINDEX関数とLEFT関数を使用してタグの開始位置と終了位置を特定することができます。

DECLARE @htmlString NVARCHAR(MAX) = '<p>This is a paragraph with <b>bold text</b>.</p>';

DECLARE @startPos INT = PATINDEX('%<p>%', @htmlString);
DECLARE @endPos INT = PATINDEX('%</p>%', @htmlString);

SELECT LEFT(@htmlString, @startPos - 1) + RIGHT(@htmlString, LEN(@htmlString) - @endPos);

このクエリは、<p>タグの開始位置と終了位置を特定し、タグを除いた文字列を抽出します。

XMLデータ型を使用する

SQL ServerのXMLデータ型を利用して、HTMLタグを削除することもできます。

DECLARE @htmlString NVARCHAR(MAX) = '<p>This is a paragraph with <b>bold text</b>.</p>';

SELECT CAST('<x>' + @htmlString + '</x>' AS XML).value('.', 'nvarchar(max)') AS StrippedString;

このクエリは、HTML文字列をXMLドキュメントに変換し、ノードのテキスト内容を抽出します。

注意点

  • セキュリティリスク
    ユーザー入力のHTML文字列をそのまま処理すると、クロスサイトスクリプティング(XSS)などのセキュリティリスクが発生する可能性があります。適切な入力検証とサニタイジングを行ってください。
  • タグのネスト
    複雑なタグのネストがある場合は、これらの方法ではうまく機能しないことがあります。そのような場合は、正規表現やカスタム関数を使用する必要があるかもしれません。



DECLARE @htmlString NVARCHAR(MAX) = '<p>This is a paragraph with <b>bold text</b>.</p>';

SELECT REPLACE(@htmlString, '<p>', '') AS StrippedString;
  • AS StrippedString
    処理結果をエイリアスStrippedStringで指定します。
  • REPLACE(@htmlString, '<p>', '')
    REPLACE関数を使用して、<p>タグを空の文字列に置き換えます。
  • DECLARE @htmlString NVARCHAR(MAX)
    HTML文字列を格納する変数を宣言します。
DECLARE @htmlString NVARCHAR(MAX) = '<p>This is a paragraph with <b>bold text</b>.</p>';

DECLARE @startPos INT = PATINDEX('%<p>%', @htmlString);
DECLARE @endPos INT = PATINDEX('%</p>%', @htmlString);

SELECT LEFT(@htmlString, @startPos - 1) + RIGHT(@htmlString, LEN(@htmlString) - @endPos);
  • +
    抽出した文字列を連結します。
  • RIGHT(@htmlString, LEN(@htmlString) - @endPos)
    終了位置以降の文字列を抽出します。
  • LEFT(@htmlString, @startPos - 1)
    開始位置までの文字列を抽出します。
  • PATINDEX('%</p>%', @htmlString)
    <p>タグの終了位置を特定します。
DECLARE @htmlString NVARCHAR(MAX) = '<p>This is a paragraph with <b>bold text</b>.</p>';

SELECT CAST('<x>' + @htmlString + '</x>' AS XML).value('.', 'nvarchar(max)') AS StrippedString;
  • .value('.', 'nvarchar(max)')
    XMLドキュメントのルートノードのテキスト内容を抽出します。
  • CAST('<x>' + @htmlString + '</x>' AS XML)
    HTML文字列をXMLドキュメントに変換します。



正規表現を使用する

DECLARE @htmlString NVARCHAR(MAX) = '<p>This is a paragraph with <b>bold text</b>.</p>';

SELECT REPLACE(@htmlString, '<[^>]*>', '') AS StrippedString;

このクエリは、<>の間にあるすべての文字を削除します。ただし、正規表現は複雑になる可能性があり、誤ったマッチングが発生するリスクがあります。

カスタム関数を使用する

CREATE FUNCTION dbo.StripHTMLTags
(
    @html NVARCHAR(MAX)
)
RETURNS NVARCHAR(MAX)
AS
BEGIN
    DECLARE @strippedHTML NVARCHAR(MAX) = @html;

    WHILE PATINDEX('%<[^>]*>%', @strippedHTML) > 0
    BEGIN
        SET @strippedHTML = STUFF(@strippedHTML, PATINDEX('%<[^>]*>%', @strippedHTML), LEN(SUBSTRING(@strippedHTML, PATINDEX('%<[^>]*>%', @strippedHTML), LEN(@strippedHTML))), '');
    END

    RETURN @strippedHTML;
END

SELECT dbo.StripHTMLTags('<p>This is a paragraph with <b>bold text</b>.</p>') AS StrippedString;

この関数は、ループを使用してHTMLタグを繰り返し削除します。カスタム関数を使用することで、より柔軟な処理が可能になります。

XMLパーサーを使用する

外部のXMLパーサーを使用して、HTMLタグを削除することもできます。この方法では、より複雑なHTML構造を処理することができます。

  • XMLパーサー
    外部ライブラリを使用する必要があるため、環境によっては導入が困難な場合があります。
  • カスタム関数
    カスタム関数は柔軟性がありますが、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
  • 正規表現
    正規表現は強力ですが、誤ったマッチングが発生する可能性があります。慎重に使用してください。

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