Node.jsでres.end()とres.send()の違い

2024-10-13

**res.end()**は、HTTPレスポンスの終了を指示するメソッドです。これにより、サーバからクライアントへのデータ送信が完了し、接続が閉じられます。通常、res.end()の前に、レスポンスのヘッダとボディを設定します。

**res.send()**は、HTTPレスポンスのステータスコード、ヘッダ、およびボディを設定し、その後res.end()を呼び出してレスポンスを終了するメソッドです。res.send()は、レスポンスのステータスコードとボディのデータ型を自動的に決定します。

  • res.send()は、レスポンスのステータスコード、ヘッダ、およびボディを設定し、その後res.end()を呼び出します。
  • res.end()は、レスポンスの終了を直接指示します。

// res.end()の使用
res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
res.write('Hello, World!');
res.end();

// res.send()の使用
res.send('Hello, World!');



res.end()

const http = require('http');

http.createServer((req, res) => {
  // レスポンスのヘッダを設定
  res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
  // レスポンスのボディを設定
  res.write('Hello, World!');
  // レスポンスを終了
  res.end();
}).listen(3000);

このコードでは、HTTPサーバーを作成し、クライアントからのリクエストを受け取ったときに、以下の処理を行います。

  1. レスポンスのヘッダを設定します。ステータスコードは200(OK)で、コンテンツタイプはプレーンテキストです。
  2. レスポンスのボディを設定します。
  3. res.end()を呼び出して、レスポンスを終了します。これにより、サーバからクライアントへのデータ送信が完了し、接続が閉じられます。
const express = require('express');

const app = express();

app.get('/', (req, res) => {
  res.send('Hello, World!');
});

app.listen(3000);

このコードでは、Expressフレームワークを使用してHTTPサーバーを作成し、ルートエンドポイント(/)へのGETリクエストを受け取ったときに、以下の処理を行います。

  1. res.send()を呼び出して、レスポンスのステータスコード、ヘッダ、およびボディを設定します。この場合、ステータスコードは200(OK)で、コンテンツタイプはプレーンテキストとなり、ボディには"Hello, World!"という文字列が設定されます。
  2. res.send()は内部的にres.end()を呼び出して、レスポンスを終了します。



  • res.write()とres.end()の組み合わせ
    const http = require('http');
    
    http.createServer((req, res) => {
      res.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain'});
      res.write('Hello, ');
      res.write('World!');
      res.end();
    }).listen(3000);
    
    この方法は、複数のデータチャンクを段階的に送信する場合に使用されます。res.write()でチャンクごとにデータを書き込み、最後にres.end()でレスポンスを終了します。
  • res.sendFile()

    const express = require('express');
    
    const app = express();
    
    app.get('/', (req, res) => {
      res.sendFile(__dirname + '/public/index.html');
    });
    
    app.listen(3000);
    

    この方法は、静的なファイルをレスポンスとして送信する場合に使用されます。res.sendFile()は、指定されたファイルパスからファイルを読み込み、レスポンスのコンテンツタイプを適切に設定して送信します。

  • res.json()

    const express = require('express');
    
    const app = express();
    
    app.get('/', (req, res) => {
      const data = { message: 'Hello, World!' };
      res.json(data);
    });
    
    app.listen(   3000);
    

    この方法は、JSON形式のデータをレスポンスとして送信する場合に使用されます。res.json()は、渡されたオブジェクトを自動的にJSONに変換し、レスポンスのコンテンツタイプを"application/json"に設定します。

  • res.sendFile()は、静的なファイルを送信する場合に使用されます。
  • res.json()は、JSON形式のデータを送信する場合に使用されます。
  • res.write()とres.end()の組み合わせは、複数のデータチャンクを送信する場合に使用されます。

node.js express



Node.js入門ガイド

Node. jsは、サーバーサイドのJavaScript実行環境です。つまり、JavaScriptを使ってウェブサーバーやネットワークアプリケーションを開発することができます。Node. js公式サイトからインストーラーをダウンロードします。...


Node.jsのマルチコア活用

Node. jsは、イベント駆動型の非同期I/Oモデルを採用しているため、一般的にシングルスレッドで動作します。これは、CPUの処理能力を最大限に活用するために、ブロックする操作(例えば、ファイルI/Oやネットワーク通信)を非同期的に処理するからです。...


Node.js ファイル書き込み解説

Node. js は、JavaScript をサーバーサイドで実行するためのプラットフォームです。ファイルシステムへのアクセスも可能で、その中でもファイルにデータを書き込む機能は非常に重要です。const fs = require('fs');...


Node.jsでディレクトリ内のファイル一覧を取得する

Node. jsでは、fsモジュールを使用してディレクトリ内のファイル一覧を取得することができます。readdirメソッドは、指定されたディレクトリ内のファイル名とサブディレクトリ名を同期的にまたは非同期的に取得します。同期的な使用注意lstatメソッドはシンボリックリンクのターゲットファイルの情報を取得します。実際のファイルの情報を取得するには、statメソッドを使用します。...


Node.js スタックトレース出力方法

Node. jsでは、エラーが発生した場合にそのエラーのスタックトレースを出力することができます。スタックトレースは、エラーが発生した場所やその原因を特定する上で非常に役立ちます。最も一般的な方法は、エラーオブジェクトの stack プロパティを使用することです。これは、エラーが発生した場所やその呼び出し履歴を文字列として返します。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



Node.jsテンプレートエンジンについて

JavaScriptでプログラミングする際、テンプレートエンジンを使用することで、HTMLファイルや他のテキストベースのファイルに動的なコンテンツを埋め込むことができます。Node. jsには、様々なテンプレートエンジンが利用可能です。代表的なテンプレートエンジンには、EJS、Handlebars、Pug(Jade)などがあります。これらのエンジンは、それぞれ異なる構文や機能を持っていますが、基本的には、テンプレートファイルにHTMLの構造を定義し、JavaScriptのコードを使用して動的なデータを埋め込むことができます。


Node.jsでjQueryを使う?

一般的に、jQueryをNode. jsで直接使用することは推奨されません。Node. jsはサーバーサイドでのJavaScript実行を想定しており、ブラウザ環境向けのjQueryの機能は直接利用できないからです。詳細な解説Node. js サーバーサイドでJavaScriptを実行するためのプラットフォームです。ブラウザ環境とは異なり、DOMやブラウザのAPIは直接利用できません。


Node.js の基礎解説

Node. jsは、JavaScriptをサーバーサイドで実行するためのプラットフォームです。つまり、従来ブラウザ上でしか実行できなかったJavaScriptを、サーバー上で実行できるようにする環境を提供します。Node. js JavaScriptを実行するための環境であり、サーバー上で動作します。


Node.js デバッグ入門

Node. js アプリケーションのデバッグは、JavaScript コードのエラーや問題を特定し、解決するためのプロセスです。以下に、一般的なデバッグ手法を日本語で説明します。これを活用して、コードの実行フローを追跡し、問題が発生している箇所を特定します。


Node.js ファイル自動リロード

Node. jsでファイルを自動リロードする方法について、日本語で説明します。最も一般的な方法は、Node. jsのモジュールを使用することです。代表的なモジュールは以下の通りです。supervisor nodemonと同様に、ファイルの変更を検知してプロセスを再起動します。