jQueryでセレクトボックスを思い通りに操る:option要素の操作テクニック
jQueryでoption要素をテキストで選択する方法
filter()とprop()を使う方法
この方法は、まずoption要素のすべてを取得し、その後filter()メソッドを使って目的のテキストを持つ**option**要素のみを抽出します。そして最後に、**prop()メソッドを使って抽出されたoption**要素を選択状態にします。
$(function() {
// 選択したいテキスト
var targetText = "りんご";
// option要素のすべてを取得
var options = $("#fruits option");
// 目的のテキストを持つoption要素のみを抽出
var targetOption = options.filter(function() {
return $(this).text() === targetText;
});
// 抽出されたoption要素を選択状態にする
targetOption.prop("selected", true);
});
このコードでは、まずtargetText
変数に選択したいテキストを代入します。次に、$("#fruits option")
を使ってselect要素内のoption要素すべてを取得します。そして、filter()
メソッドを使って、$(this).text() === targetText
という条件を満たすoption要素のみを抽出します。この条件は、option要素のテキストがtargetText
と一致するかどうかを調べます。
最後に、prop("selected", true)
を使って、抽出されたoption要素を選択状態にします。
:contains()を使う方法
この方法は、:contains()`セレクタを使って、目的のテキストを含むoption**要素を直接選択します。
$(function() {
// 選択したいテキスト
var targetText = "りんご";
// 目的のテキストを含むoption要素を選択
$("#fruits option:contains(" + targetText + ")").prop("selected", true);
});
このコードでは、まずtargetText
変数に選択したいテキストを代入します。次に、$("#fruits option:contains(" + targetText + ")")
を使って、select要素内のoption要素のうち、targetText
を含むoption要素すべてを選択します。
- filter()とprop()`を使う方法は、より汎用性が高く、複雑な条件にも対応できます。
- :contains()を使う方法は、シンプルでわかりやすいコードが書けます。
補足
- 上記のコードは、option要素のテキストに基づいて選択する方法を説明していますが、value属性に基づいて選択することもできます。
- 複数のoption要素を選択したい場合は、
prop("selected", true)
を複数回実行するか、.each()
メソッドを使うことができます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>jQueryでoption要素をテキストで選択</title>
<script src="https://jquery.com/"></script>
</head>
<body>
<select id="fruits">
<option value="0">選択してください</option>
<option value="1">りんご</option>
<option value="2">みかん</option>
<option value="3">ぶどう</option>
</select>
<script>
$(function() {
// 選択したいテキスト
var targetText = "りんご";
// option要素のすべてを取得
var options = $("#fruits option");
// 目的のテキストを持つoption要素のみを抽出
var targetOption = options.filter(function() {
return $(this).text() === targetText;
});
// 抽出されたoption要素を選択状態にする
targetOption.prop("selected", true);
});
</script>
</body>
</html>
- HTMLで、
select
要素と複数のoption
要素を作成します。
このコードを実行すると、select要素内のoption要素のうち、「りんご」というテキストを持つoption要素が選択されます。
このサンプルコードを参考に、自分のニーズに合わせてコードをカスタマイズすることができます。
例えば、以下のようないくつかの変更を加えることができます。
- 選択したいテキストを動的に変更する。
- 複数のoption要素を選択する。
- 選択されたoption要素の値を取得する。
jQueryでoption要素をテキストで選択するその他の方法
以下に、いくつかの例を紹介します。
each()とif()を使う方法
この方法は、each()メソッドを使って**option**要素すべてをループし、**if()ステートメントを使って目的のテキストを持つoption**要素のみを選択状態にします。
$(function() {
// 選択したいテキスト
var targetText = "りんご";
// option要素すべてをループ
$("#fruits option").each(function() {
// option要素のテキストを取得
var optionText = $(this).text();
// 目的のテキストと一致する場合、選択状態にする
if (optionText === targetText) {
$(this).prop("selected", true);
}
});
});
ループ内で、$(this).text()
を使ってoption要素のテキストを取得し、targetText
と比較します。option要素のテキストがtargetText
と一致する場合、$(this).prop("selected", true)
を使ってoption要素を選択状態にします。
find()を使う方法
$(function() {
// 選択したいテキスト
var targetText = "りんご";
// 目的のテキストを含むoption要素を選択
$("#fruits option:contains(" + targetText + ")").prop("selected", true);
});
このコードは、前述の2番目の方法とほぼ同じですが、find()
メソッドを使って目的のoption要素を直接検索しています。
正規表現を使う方法
$(function() {
// 選択したいテキスト
var targetTextRegex = new RegExp("りんご");
// 目的のテキストに一致するoption要素を選択
$("#fruits option").filter(function() {
return targetTextRegex.test($(this).text());
}).prop("selected", true);
});
このコードでは、まずtargetTextRegex
変数に、正規表現オブジェクトを作成します。この正規表現オブジェクトは、「りんご」という文字列に一致するパターンを表します。
次に、$("#fruits option").filter(function() { ... })
を使って、select要素内のoption要素すべてをフィルター処理します。フィルター処理では、targetTextRegex.test($(this).text())
という条件を使って、option要素のテキストが正規表現オブジェクトと一致するかどうかを調べます。
option要素のテキストが正規表現オブジェクトと一致する場合、$(this).prop("selected", true)
を使ってoption要素を選択状態にします。
- each()とif()`を使う方法は、最も基本的な方法ですが、ループ処理が必要なので、処理速度が遅くなる可能性があります。
- :contains()を使う方法は、シンプルでわかりやすいコードが書けますが、目的のテキストが部分的に一致するoption要素も選択してしまう可能性があります。
- find()を使う方法は、
:contains()
を使う方法よりも精度が高いですが、正規表現を使用するよりも複雑なコードになります。 - 正規表現を使う方法は、複雑な条件にも対応できますが、正規表現の知識が必要となります。
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