【保存版】Reactにおけるinput要素のdefaultValueとstateの更新:解決策とベストプラクティス

2024-05-27

Reactにおける input 要素の defaultValue と state の更新に関する問題とその解決策

Reactにおいて、フォーム部品の初期値を設定するために defaultValue プロパティがしばしば使用されます。しかし、state を使って動的に値を更新する場合、defaultValue が常に最新の状態を反映しないという問題が発生することがあります。

この問題を解決するには、いくつかの方法があります。以下では、それぞれの方法について詳しく解説します。

onChange イベントハンドラを使用する

最も一般的な解決策は、onChange イベントハンドラを使用して state を更新することです。この方法では、ユーザーが値を入力するたびに state が更新され、input 要素の値もそれに合わせて更新されます。

class MyComponent extends React.Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = {
      value: ''
    };
  }

  handleChange = (event) => {
    this.setState({ value: event.target.value });
  };

  render() {
    return (
      <input
        type="text"
        defaultValue=""
        value={this.state.value}
        onChange={this.handleChange}
      />
    );
  }
}

useState フックを使用する

React Hooksの useState フックを使用すると、より簡潔に state を管理することができます。

import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [value, setValue] = useState('');

  const handleChange = (event) => {
    setValue(event.target.value);
  };

  return (
    <input
      type="text"
      defaultValue=""
      value={value}
      onChange={handleChange}
    />
  );
}

制御コンポーネントを使用する

defaultValue の代わりに value プロパティを使用し、state で値を管理することで、より制御された方法でフォーム部品を扱うことができます。この方法は、フォーム部品の値を完全に制御する必要がある場合に適しています。

class MyComponent extends React.Component {
  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = {
      value: ''
    };
  }

  handleChange = (event) => {
    this.setState({ value: event.target.value });
  };

  render() {
    return (
      <input
        type="text"
        value={this.state.value}
        onChange={this.handleChange}
      />
    );
  }
}

注意点

  • defaultValuevalue プロパティを同時に使用することは避けてください。どちらか一方のみを使用するようにしてください。
  • フォーム部品の値を更新する際には、常に setState を使用して state を更新するようにしてください。

上記で紹介した方法は、いずれも Reactにおける input 要素の defaultValuestate の更新に関する問題を解決するのに役立ちます。状況に合わせて適切な方法を選択してください。




サンプルコード:Reactにおける input 要素の defaultValue と state の更新

import React, { useState } from 'react';

function MyComponent() {
  const [value, setValue] = useState('');

  const handleChange = (event) => {
    setValue(event.target.value);
  };

  return (
    <div>
      <label>名前:</label>
      <input
        type="text"
        placeholder="名前を入力してください"
        defaultValue="田中 太郎"
        value={value}
        onChange={handleChange}
      />
      <p>現在の名前:{value}</p>
    </div>
  );
}

export default MyComponent;

コードの説明

  1. useState フックを使用して value という名前のステート変数を初期化します。
  2. handleChange 関数は、input 要素の値が変更されたときに呼び出されます。
  3. handleChange 関数は、setState メソッドを使用して value ステート変数を更新します。
  4. input 要素の value プロパティは、value ステート変数の値に設定されます。
  5. p 要素は、value ステート変数の現在の値を表示します。

このコードを実行すると、以下のようになります。

  1. 最初に、input 要素には "田中 太郎" というデフォルト値が表示されます。
  2. ユーザーが input 要素に値を入力すると、handleChange 関数が呼び出されます。

このコードは、input 要素の値を動的に更新する方法のほんの一例です。状況に合わせて、コードを自由にカスタマイズすることができます。




      Reactにおける input 要素の defaultValue と state の更新:その他の方法

      useRef フックを使用して、input 要素への参照を取得し、その値を更新することができます。

      import React, { useState, useRef } from 'react';
      
      function MyComponent() {
        const [value, setValue] = useState('');
        const inputRef = useRef(null);
      
        const handleChange = () => {
          setValue(inputRef.current.value);
        };
      
        return (
          <div>
            <label>名前:</label>
            <input
              type="text"
              placeholder="名前を入力してください"
              defaultValue="田中 太郎"
              ref={inputRef}
              onChange={handleChange}
            />
            <p>現在の名前:{value}</p>
          </div>
        );
      }
      
      export default MyComponent;
      
      1. inputRef 変数は、input 要素への参照を保持します。

      useRef フックを使用する利点

      • DOM ノードへの直接アクセスが可能になります。
      • フォーム部品のフォーカスや選択などの操作を制御することができます。
      • useRef フックは、DOM 操作にのみ使用してください。
      • state を更新するには、常に setState を使用してください。

      フォームライブラリを使用する

      FormikFormik Material UI などのフォームライブラリを使用すると、input 要素の値をより簡単に管理することができます。

      Formik を使用する場合

      import React from 'react';
      import { Formik, useField } from 'formik';
      
      function MyComponent() {
        return (
          <Formik
            initialValues={{
              name: '田中 太郎'
            }}
            onSubmit={(values) => {
              console.log(values);
            }}
          >
            {({ values, handleChange }) => (
              <div>
                <label>名前:</label>
                <input
                  type="text"
                  name="name"
                  value={values.name}
                  onChange={handleChange}
                />
                <button type="submit">送信</button>
              </div>
            )}
          </Formik>
        );
      }
      
      export default MyComponent;
      

      Formik Material UI を使用する場合

      import React from 'react';
      import { makeStyles } from '@material-ui/core/styles';
      import { TextField } from '@material-ui/core';
      import { Formik } from 'formik';
      
      const useStyles = makeStyles((theme) => ({
        root: {
          '& .MuiTextField-root': {
            margin: theme.spacing(1),
          },
        },
      }));
      
      function MyComponent() {
        const classes = useStyles();
      
        return (
          <Formik
            initialValues={{
              name: '田中 太郎'
            }}
            onSubmit={(values) => {
              console.log(values);
            }}
          >
            {({ values, handleChange }) => (
              <form className={classes.root}>
                <TextField
                  id="name"
                  label="名前"
                  variant="outlined"
                  value={values.name}
                  onChange={handleChange}
                />
                <button type="submit">送信</button>
              </form>
            )}
          </Formik>
        );
      }
      
      export default MyComponent;
      

      フォームライブラリを使用する利点

      • フォーム部品のバリデーションやエラー処理を簡単に実装することができます。
      • フォーム部品のスタイルを簡単に設定することができます。
      • フォームライブラリは、

      javascript forms reactjs


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