jQueryで画像読み込み時にコールバックを実行:完全ガイド(キャッシュ対策もバッチリ!)

2024-05-02

jQuery で画像読み込み時にコールバックを実行する(画像がキャッシュされている場合も含む)

jQueryを使って、画像が読み込まれたときにコールバック関数を実行する方法について説明します。この方法は、画像がブラウザキャッシュに保存されている場合でも有効です。

必要なもの

  • jQuery ライブラリ
  • 画像

基本的なアプローチ

  1. img要素に load イベントハンドラをアタッチします。
  2. イベントハンドラ関数内で、画像が読み込まれたことを確認します。
  3. 画像が読み込まれたことを確認したら、コールバック関数を呼び出します。

以下のコード例は、上記の基本的なアプローチを実装する方法を示しています。

<img src="image.jpg" alt="Image description" id="myImage">

<script>
$(document).ready(function() {
  $("#myImage").on('load', function() {
    if (this.complete && this.naturalWidth !== 0) {
      // 画像が読み込まれたことを確認
      console.log("Image loaded!");
      myCallbackFunction(); // コールバック関数を呼び出す
    }
  });
});

function myCallbackFunction() {
  // 画像が読み込まれた後に実行する処理
  console.log("Performing actions after image load");
}
</script>

キャッシュされた画像を処理する

ブラウザが画像をキャッシュしている場合、load イベントはすぐにトリガーされない可能性があります。これは、ブラウザがキャッシュされた画像を再利用しようとするためです。

キャッシュされた画像を処理するには、complete プロパティと naturalWidth プロパティを使用できます。

  • complete プロパティは、画像の読み込みが完了したかどうかを示すブール値です。
  • naturalWidth プロパティは、画像の本来の幅を表す数値です。

画像が読み込まれたことを確認するには、complete プロパティが true であることと、naturalWidth プロパティが 0 ではないことを確認する必要があります。

上記のコード例では、load イベントハンドラ内でこれらのプロパティをチェックしています。

その他のオプション

  • $.cached メソッドを使用して、画像がキャッシュされているかどうかを確認できます。このメソッドは、引数として img 要素を受け取り、画像がキャッシュされている場合は true を返し、キャッシュされていない場合は false を返します。
if ($.cached(myImage)) {
  // 画像がキャッシュされている
  myCallbackFunction();
} else {
  $("#myImage").on('load', function() {
    // ...
  });
}
  • image プラグインを使用して、画像の読み込みを処理することができます。このプラグインは、load イベント以外にも、errorprogress などのイベントを提供します。

上記のコード例はあくまで基本的な例であり、ニーズに合わせてカスタマイズすることができます。




jQuery で画像読み込み時にコールバックを実行する(画像がキャッシュされている場合も含む) - サンプルコード

HTML

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>jQuery Image Load Callback</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
</head>
<body>
  <img src="image.jpg" alt="Image description" id="myImage">

  <script>
    $(document).ready(function() {
      $("#myImage").on('load', function() {
        if (this.complete && this.naturalWidth !== 0) {
          // 画像が読み込まれたことを確認
          console.log("Image loaded!");
          myCallbackFunction(); // コールバック関数を呼び出す
        }
      });
    });

    function myCallbackFunction() {
      // 画像が読み込まれた後に実行する処理
      console.log("Performing actions after image load");
      // 例:画像の高さを取得して表示
      const imageHeight = $("#myImage").height();
      console.log("Image height:", imageHeight);
    }
  </script>
</body>
</html>

説明

  1. HTML:
    • img 要素に src 属性と alt 属性を設定します。
    • id 属性を設定して、jQuery で簡単に要素を選択できるようにします。
  2. JavaScript:
    • $(document).ready(function() { ... }); : DOM が読み込まれた後に実行されるコードを記述します。
    • $("#myImage").on('load', function() { ... }); : #myImage 要素に load イベントハンドラをアタッチします。
    • if (this.complete && this.naturalWidth !== 0) { ... } : 画像が読み込まれたことを確認します。
    • myCallbackFunction(); : 画像が読み込まれたときに呼び出すコールバック関数です。
    • myCallbackFunction() : 画像が読み込まれた後に実行する処理を記述します。
      • この例では、画像の高さを取得してコンソールに表示しています。

補足

  • このコードは、jQuery 3.6.0 を使用しています。古いバージョンの jQuery を使用している場合は、互換性の問題が発生する可能性があります。
  • この例では、単純なコールバック関数を使用しています。より複雑な処理を実行する場合は、必要に応じてコールバック関数を拡張することができます。
  • キャッシュされた画像を処理するには、$.cached メソッドまたは image プラグインを使用することができます。



jQuery で画像読み込み時にコールバックを実行する(画像がキャッシュされている場合も含む) - 他の方法

従来の load イベントと complete プロパティ/naturalWidth プロパティを使用した方法に加えて、jQuery で画像読み込みを処理する方法は他にもいくつかあります。以下に、いくつかの代替方法と、それぞれの長所と短所を説明します。

$.Deferred オブジェクトを使用する

jQuery の $.Deferred オブジェクトを使用すると、非同期操作をより柔軟に処理することができます。画像の読み込みは非同期操作の典型的な例であり、$.Deferred オブジェクトを使用して、読み込み完了時にコールバック関数を実行することができます。

以下のコード例は、$.Deferred オブジェクトを使用して画像読み込みを処理する方法を示しています。

$(document).ready(function() {
  const imageDeferred = $.Deferred();

  const myImage = $("#myImage");
  myImage.attr('src', 'image.jpg');

  myImage.one('load', function() {
    imageDeferred.resolve();
  }).on('error', function() {
    imageDeferred.reject();
  });

  imageDeferred.done(function() {
    // 画像が読み込まれたときに実行する処理
    console.log("Image loaded!");
    myCallbackFunction();
  }).fail(function() {
    // 画像の読み込みに失敗したときに実行する処理
    console.error("Failed to load image!");
  });
});

function myCallbackFunction() {
  // ...
}

長所

  • 非同期操作をより柔軟に処理することができます。
  • 読み込み完了時だけでなく、読み込み失敗時にも処理を記述することができます。

短所

  • load イベントと complete プロパティ/naturalWidth プロパティを使用した方法よりも冗長なコードになります。

image プラグインを使用する

$(document).ready(function() {
  $("#myImage").image({
    src: 'image.jpg',
    load: function() {
      // 画像が読み込まれたときに実行する処理
      console.log("Image loaded!");
      myCallbackFunction();
    },
    error: function(e) {
      // 画像の読み込みに失敗したときに実行する処理
      console.error("Failed to load image:", e);
    },
    progress: function(event, percentage) {
      // 画像の読み込み進捗状況を処理
      console.log("Image loading progress:", percentage + "%");
    }
  });
});

function myCallbackFunction() {
  // ...
}
  • load イベント以外にも、progresserror などのイベントを処理することができます。
  • 画像の読み込み進捗状況を追跡することができます。
  • image プラグインを別途インストールする必要があります。

fetch API を使用する

最新のブラウザでは、fetch APIを使用して画像を非同期に読み込むことができます。fetch APIは、Promiseベースであり、画像の読み込み完了時にコールバック関数を実行することができます。

$(document).ready(function() {
  const myImage = $("#myImage");

  fetch('image.jpg')
    .then(response => response.blob())
    .then(blob => {
      const objectURL = URL.createObjectURL(blob);
      myImage.attr('src', objectURL);
    })
    .catch(error => {
      console.error("Failed to load image:", error);
    })
    .finally(() => {
      // 画像の読み込みが完了した後に実行する処理
      // (たとえ読み込みに失敗した場合でも)
      console.log("Image loading complete!");
      myCallbackFunction();
    });
});

function myCallbackFunction() {
  // ...
}
  • 簡潔で分かりやすいコードになります。
  • Promiseベースなので、非同期処理をより簡単に処理することができます。
  • 古いブラウザではサポートされていません。

**まとめ


jquery image jquery-events


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