HTMLとCSSにおけるIMGタグとbackground-imageプロパティの使い分け

2024-09-18

HTMLのIMGタグCSSのbackground-imageプロパティはどちらも画像をページに表示するための手段ですが、その使い道は異なります。

IMGタグ

  • 画像のサイズやアライメントを直接制御できます
  • 画像の代替テキスト(alt属性)を設定して、画像が表示されない場合でも情報を提供できます
  • 画像自体にリンクやクリックイベントを付けたい場合に便利です。
  • 画像の独立した要素として扱う場合に適しています。


<img src="image.jpg" alt="画像の代替テキスト">

background-imageプロパティ

  • 画像のサイズや位置をCSSで制御できます
  • 画像を繰り返し表示したり、背景色とブレンドしたりすることができます
  • 画像を要素の背景に設定して、要素のスタイルの一部として扱う場合に便利です。
  • 画像を背景として使用する場合に適しています。
.element {
  background-image: url("image.jpg");
  background-size: cover;
  background-position: center;
}

使い分けのポイント

  • 画像の代替テキストを提供したい場合はIMGタグを使用します。
  • 画像にリンクやクリックイベントを付けたい場合はIMGタグを使用します。
  • 画像自体が独立した要素として扱われる場合はIMGタグを使用します。
  • 画像が要素の一部として背景に組み込まれる場合はbackground-imageプロパティを使用します。



<img src="image.jpg" alt="画像の代替テキスト" width="200" height="100">
  • width属性とheight属性:画像の幅と高さを指定します。
  • alt属性:画像が表示されない場合に表示される代替テキストを指定します。
  • src属性:画像ファイルのパスを指定します。
.element {
  background-image: url("image.jpg");
  background-size: cover;
  background-position: center;
  background-repeat: no-repeat;
}
  • background-repeatプロパティ:背景画像の繰り返し方法を指定します。
  • background-positionプロパティ:背景画像の位置を指定します。

使い分けの例

  • 画像が要素の一部として背景に組み込まれる場合はbackground-imageプロパティを使用します。例えば、ヘッダーやフッターの背景に画像を設定する場合などです。
<header class="header">
  </header>
.header {
  background-image: url("header-image.jpg");
  background-size: cover;
  background-position: center;
}
  • 画像自体が独立した要素として扱われる場合はIMGタグを使用します。例えば、商品画像やプロフィール画像などです。
<div class="product">
  <img src="product-image.jpg" alt="商品画像">
  <p>商品名</p>
  <p>価格</p>
</div>
  • 画像にリンクやクリックイベントを付けたい場合はIMGタグを使用します。例えば、画像をクリックして別のページに移動する場合などです。
<a href="https://example.com">
  <img src="image.jpg" alt="リンク画像">
</a>
  • 画像の代替テキストを提供したい場合はIMGタグを使用します。例えば、画像が表示されない場合でも情報を提供する場合などです。
<img src="image.jpg" alt="画像の説明">



SVG (Scalable Vector Graphics)の使用

  • CSSでスタイルを設定することができます
  • 画像を拡大縮小しても画質が劣化しないという特徴があります。
  • ベクター形式の画像を使用する場合に適しています。
<svg width="200" height="100">
  <rect width="100%" height="100%" fill="blue" />
</svg>

JavaScriptによる画像の動的な操作

  • 複雑な画像処理を行う場合にも使用できます。
  • 画像の表示や非表示を切り替えたり、サイズを変更したりする場合に適しています。
const image = document.getElementById('myImage');
image.style.display = 'none';

CSSのobject-fitプロパティ

  • 画像を要素のサイズに合わせて表示したり、切り抜いたりすることができます
  • 画像のサイズとアスペクト比を調整する場合に適しています。
.element {
  background-image: url("image.jpg");
  background-size: cover;
  object-fit: cover;
}

CSSのclip-pathプロパティ

  • 画像を特定の形状に切り抜いたり、マスクしたりすることができます
  • 画像の形状を指定する場合に適しています。
.element {
  background-image: url("image.jpg");
  clip-path: circle(50% at 50% 50%);
}

html css image



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