画像表示のベストプラクティス:imgタグ vs. background-image
HTMLのimgタグとCSSのbackground-imageの使い分け
imgタグとbackground-imageプロパティの概要
imgタグは、HTML文書内に画像を直接埋め込むためのタグです。 画像ファイルのパス、幅、高さなどの属性を指定することができます。
background-imageプロパティは、CSSで要素の背景に画像を設定するためのプロパティです。 画像ファイルのパス、サイズ、位置などの属性を指定することができます。
使い分けのポイント
imgタグを使用するべき場合
- 画像がコンテンツの一部であり、意味を持つ場合
- 画像に代替テキストを設定したい場合
- 画像を独立して配置したい場合
- 画像のサイズや位置を細かく調整したい場合
background-imageプロパティを使用するべき場合
- 画像が装飾目的であり、意味を持たない場合
- 画像を繰り返し表示したい場合
- 画像を透過させたい場合
- コード量を減らしたい場合
具体的な例
- 商品ページのメイン画像
- 人物写真のプロフィール画像
- グラフや図表
- クリックすると別ページに遷移する画像
- ヘッダー部分の背景画像
- テキスト部分の背景模様
- ボタンの背景画像
- ページ全体の背景画像
まとめ
img
タグとbackground-image
プロパティはそれぞれ異なる役割を持つため、状況に応じて使い分けることが重要です。 上記のポイントを参考に、適切な方法で画像を表示するようにしましょう。
補足情報
-
img
タグとbackground-image
プロパティのアクセシビリティについて -
パフォーマンスについて
imgタグを使用する場合
<img src="image.jpg" alt="これはサンプル画像です" width="300" height="200">
background-imageプロパティを使用する場合
<div style="background-image: url('image.jpg');">
<h1>これはサンプル見出しです</h1>
<p>これはサンプルテキストです</p>
</div>
画像を表示する他の方法
SVG画像
SVG (Scalable Vector Graphics) は、ベクター形式で記述された画像フォーマットです。 ベクター形式は、拡大しても画質が劣化しないという特徴があります。
<svg viewBox="0 0 100 100">
<circle cx="50" cy="50" r="40" fill="red" />
</svg>
Canvas要素は、JavaScriptを使用して動的に画像を描画することができます。
<canvas width="300" height="200"></canvas>
<script>
const canvas = document.querySelector("canvas");
const ctx = canvas.getContext("2d");
ctx.fillStyle = "red";
ctx.beginPath();
ctx.arc(150, 100, 50, 0, 2 * Math.PI);
ctx.fill();
</script>
CSS background-size プロパティ
background-size
プロパティを使用して、背景画像のサイズを指定することができます。
<div style="background-image: url('image.jpg'); background-size: cover;">
<h1>これはサンプル見出しです</h1>
<p>これはサンプルテキストです</p>
</div>
CSS object-fit プロパティ
object-fit
プロパティを使用して、画像を要素内にどのように収めるかを指定することができます。
<img src="image.jpg" alt="これはサンプル画像です" style="object-fit: contain">
画像ライブラリ
さまざまな画像処理機能を提供するライブラリが多数存在します。 例えば、以下のようなライブラリがあります。
これらのライブラリを使用することで、画像の読み込み速度を向上させたり、レスポンシブな画像表示を実現したりすることができます。
どの方法を使用するべきかは、画像の用途や目的によって異なります。 以下のような点を考慮する必要があります。
- 画像の形式
- 画像のサイズ
- 画像の表示位置
html css image