Angular2でキー入力を監視！keyupイベントを使いこなして、自由自在なアプリケーション開発
Angular2 における (keyup) イベントオプションの詳細解説
この解説では、Angular2 テンプレートで (keyup) イベントを使用する際のオプションについて、分かりやすく日本語で解説します。
(keyup) イベントとは
keyup イベントは、ユーザーがキーボードのキーを押してから離したときに発生するイベントです。これは、入力フォームやテキストエリアなどの要素でよく使用されます。
(keyup) イベントのオプション
(keyup) イベントには、以下のオプションがあります。
keyup: キーが離されたときに、イベントが発生します。これがデフォルトのオプションです。keyup.enter: Enter キーが離されたときに、イベントが発生します。
例
以下の例では、入力フィールドで Enter キーが押されたときに、doSomething() 関数を実行します。
<input type="text" (keyup.enter)="doSomething()">
keyupイベントは、キーが押されている間ではなく、キーが離されたときにのみ発生することに注意してください。
(keyup) イベントは、Angular テンプレートでユーザーのキーボード入力に応答する際に役立つイベントです。オプションを理解することで、より柔軟なイベント処理が可能になります。
- この解説は、JavaScript、HTML、および Angular2 の基本的な知識があることを前提としています。
- この解説は、2024 年 6 月 16 日時点の情報に基づいています。
<input type="text" (keyup)="onKeyUp($event)">
コンポーネントクラス (keyup-example.component.ts):
import { Component, OnInit } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-keyup-example',
templateUrl: './keyup-example.component.html',
styleUrls: ['./keyup-example.component.css']
})
export class KeyupExampleComponent implements OnInit {
constructor() { }
ngOnInit(): void { }
onKeyUp(event: KeyboardEvent) {
console.log(`キーが押されました: ${event.key}`);
}
}
このコードの説明:
- HTML テンプレート:
<input type="text">要素は、ユーザーが入力できるテキストフィールドを作成します。(keyup)イベントバインディングは、onKeyUp()メソッドがキーが離されたときに呼び出されるようにします。
- コンポーネントクラス:
onKeyUp()メソッドは、eventパラメータとしてKeyboardEventオブジェクトを受け取ります。- このメソッドは、
event.keyプロパティを使用して、押されたキーをコンソールにログ出力します。
実行方法:
- このコードを Angular アプリケーションに実装します。
- アプリケーションを実行します。
- テキストフィールドに入力し、キーを押します。
コンソールには、押されたキーがログ出力されます。
この例は、keyup イベントを使用してユーザーの入力に応答する方法を示す基本的な例です。実際のアプリケーションでは、このイベントを使用して、より複雑な処理を実行することができます。
- この例は、すべてのキー入力をログ出力します。特定のキーだけに反応するようにするには、
event.keyプロパティを使用して条件分岐を行うことができます。
- 特定のキーが押されたときに、別のコンポーネントにイベントを発行する。
- 入力されたテキストに基づいて、データを取得して表示する。
- 入力されたテキストを検証する。
HostListener デコレータを使用して、コンポーネントのホスト要素で発生するイベントをリッスンすることができます。この方法は、コンポーネントテンプレートを変更せずにイベントを処理する場合に役立ちます。
例：
import { Component, HostListener } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-keyup-example',
template: `
<input type="text">
`
})
export class KeyupExampleComponent {
@HostListener('document:keyup', ['$event'])
onKeyUp(event: KeyboardEvent) {
console.log(`キーが押されました: ${event.key}`);
}
}
EventEmitter を使用する
EventEmitter を使用して、コンポーネントから別のコンポーネントにイベントを発行することができます。この方法は、複数のコンポーネント間でイベントを処理する必要がある場合に役立ちます。
import { Component, EventEmitter, Output } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-key-input',
template: `
<input type="text" (keyup)="onKeyUp.emit($event)">
`
})
export class KeyInputComponent {
@Output() onKeyUp = new EventEmitter<KeyboardEvent>();
onKeyUpEvent(event: KeyboardEvent) {
this.onKeyUp.emit(event);
}
}
@Component({
selector: 'app-key-output',
template: `
<app-key-input (onKeyUp)="onKeyUp($event)"></app-key-input>
`
})
export class KeyOutputComponent {
onKeyUp(event: KeyboardEvent) {
console.log(`キーが押されました: ${event.key}`);
}
}
RxJS を使用する
RxJS を使用して、keyup イベントを Observable に変換することができます。この方法は、イベントストリームを処理する場合に役立ちます。
import { Component, Observable, fromEvent } from '@angular/core';
import { map } from 'rxjs/operators';
@Component({
selector: 'app-keyup-example',
template: `
<input type="text">
`
})
export class KeyupExampleComponent {
keyupEvents$: Observable<KeyboardEvent>;
constructor() {
this.keyupEvents$ = fromEvent(document, 'keyup')
.pipe(map((event: KeyboardEvent) => event));
}
ngOnInit(): void {
this.keyupEvents$.subscribe((event: KeyboardEvent) => {
console.log(`キーが押されました: ${event.key}`);
});
}
}
どの方法を使用するかは、状況によって異なります。
- シンプルでわかりやすい方法:
keyupイベントバインディングを使用する - テンプレートを変更せずにイベントを処理したい場合: Host リスニングを使用する
- 複数のコンポーネント間でイベントを処理する必要がある場合: EventEmitter を使用する
- イベントストリームを処理したい場合: RxJS を使用する
javascript html onkeyup
