Visual Studio 2015でTypeScript 1.5が動かない?「TypeScript Feature 1.5. Current language level is 1.4」エラーの原因と解決策

2024-07-27

Visual Studio 2015 で TypeScript 1.5 機能を使用する際に発生するエラー: "TypeScript Feature 1.5. Current language level is 1.4" の解決策

Visual Studio 2015 はデフォルトで TypeScript 1.4 をサポートしており、TypeScript 1.5 の機能を使用するには、設定を変更する必要があります。

解決策

  1. Visual Studio 2015 を最新バージョンに更新する

  2. TypeScript プロジェクトの設定を変更する

    TypeScript プロジェクトの設定を変更して、TypeScript 1.5 の機能を使用できるようにする必要があります。以下の手順を実行してください。

    1. Visual Studio 2015 で TypeScript プロジェクトを開きます。
    2. プロジェクトメニューから プロパティを選択します。
    3. TypeScript ビルドページを選択します。
    4. TypeScript コンパイラ オプションフィールドで、以下のオプションを追加します:
    --target ES6
    
    1. OKをクリックして、変更を保存します。
  3. ReSharper の設定を変更する

    ReSharper を使用している場合は、ReSharper の設定を変更して、TypeScript 1.5 の機能を使用できるようにする必要があります。以下の手順を実行してください。

    1. ReSharper で オプションメニューを開きます。
    2. コード編集を選択します。
    3. インスペクションを選択します。
    4. TypeScript 言語レベルドロップダウンリストから ES6を選択します。

これらの手順を実行しても問題が解決しない場合は、TypeScript のフォーラムやコミュニティ Web サイトでサポートを依頼することをお勧めします。

  • TypeScript 1.5 の機能を使用するには、JavaScript エンジンも ES6 をサポートしている必要があります。
  • TypeScript 1.5 の機能は、Visual Studio 2015 以外の IDE でも使用できます。ただし、IDE によって設定方法が異なる場合があります。



TypeScript 1.5 では、ES6 のモジュール構文をサポートします。これにより、コードをよりモジュール化し、整理しやすくなります。

// greet.ts
export function greet(name: string): string {
  return `Hello, ${name}!`;
}
// index.ts
import { greet } from './greet';

const name = 'TypeScript';
const message = greet(name);
console.log(message); // Hello, TypeScript!

非構造化代入

TypeScript 1.5 では、ES6 の非構造化代入構文をサポートします。これにより、オブジェクトや配列から値をより簡単に抽出できます。

const point = { x: 10, y: 20 };
const { x, y } = point;
console.log(x); // 10
console.log(y); // 20

スプレッド構文

const numbers1 = [1, 2, 3];
const numbers2 = [4, 5, 6];
const numbers = [...numbers1, ...numbers2];
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6]

for...of ループ

TypeScript 1.5 では、ES6 の for...of ループをサポートします。これにより、イテレータブル オブジェクトの要素をより簡単にループ処理できます。

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
for (const number of numbers) {
  console.log(number);
}

シンボル

TypeScript 1.5 では、ES6 のシンボルをサポートします。これにより、ユニークでグローバルにスコープされた値を作成できます。

const symbol1 = Symbol('mySymbol1');
const symbol2 = Symbol('mySymbol2');

console.log(symbol1 === symbol2); // false

計算プロパティ

const person = {
  name: 'TypeScript',
  age: 30,
  getGreeting() {
    return `Hello, my name is ${this.name} and I am ${this.age} years old.`;
  }
};

console.log(person.getGreeting()); // Hello, my name is TypeScript and I am 30 years old.

let と const

TypeScript 1.5 では、ES6 の let と const キーワードをサポートします。これにより、ブロックスコープの変数と定数を宣言できます。

let message = 'Hello, world!';
console.log(message); // Hello, world!

const pi = 3.14159;
// pi = 3.141592653589793; // エラー: 'pi' は定数です

タグ付きテンプレート文字列

TypeScript 1.5 では、ES6 のタグ付きテンプレート文字列をサポートします。これにより、テンプレート文字列にリテラル値と式を埋め込むことができます。

const name = 'TypeScript';
const greeting = `Hello, ${name}!`;
console.log(greeting); // Hello, TypeScript!



tsconfig.json ファイルを使用して、TypeScript コンパイラ オプションを構成できます。このファイルで target オプションを ES6 に設定すると、TypeScript 1.5 の機能が有効になります。

{
  "compilerOptions": {
    "target": "ES6"
  }
}

Webpack または Gulp などのビルド ツールを使用する

Webpack または Gulp などのビルド ツールを使用して、TypeScript コードをコンパイルすることもできます。これらのツールは、TypeScript 1.5 の機能を有効にするオプションを提供している場合があります。

TypeScript コンパイラ CLI を使用する

TypeScript コンパイラ CLI を使用して、TypeScript コードをコンパイルすることもできます。CLI には、--target オプションを使用して TypeScript 1.5 の機能を有効にするオプションがあります。

tsc --target ES6 mycode.ts

注意事項

  • TypeScript 1.5 のすべての機能が、すべての IDE やビルド ツールでサポートされているわけではありません。
  • 上記の方法を使用する場合は、ターゲット JavaScript エンジンも ES6 をサポートしていることを確認する必要があります。

typescript visual-studio-2015



TypeScript で enum を作る方法

TypeScriptでは、enumというキーワードを使用して、特定の値のセットを定義することができます。これは、定数や列挙型のような役割を果たします。この例では、Colorという名前のenumを定義しています。このenumは、Red、Green、Blueという3つの値を持ちます。これらの値は、数値として内部的に表現されます。...


TypeScript メソッドオーバーロード 解説

TypeScriptでは、同じ名前の関数を複数の異なるシグネチャで定義することで、メソッドオーバーロードを実現できます。これにより、入力パラメータの種類や数に応じて異なる処理を行うことができます。基本的な方法例注意点オペレータオーバーロード TypeScriptでは、C++やJavaのようなオペレータオーバーロードはサポートされていません。つまり、+、-、*などの演算子の挙動を独自に定義することはできません。...


Knockout.jsとTypeScriptでシンプルTodoアプリを作ってみよう

Knockout. js は、JavaScript フレームワークであり、DOM 操作とデータバインディングを容易にすることで、Web アプリケーション開発を簡素化します。TypeScript は、JavaScript の静的型付けスーパーセットであり、型安全性を向上させ、開発者の生産性を高めることができます。...


TypeScriptとJavaScriptの違いは?

TypeScriptは、JavaScriptのスーパーセットであり、JavaScriptに静的型付けの機能を追加したプログラミング言語です。つまり、TypeScriptのコードはJavaScriptのコードとしても実行できますが、TypeScriptでは変数や関数の型を明示的に指定することができます。...


JavaScriptとTypeScriptにおけるオープンエンド関数引数

この例では、sum関数は. ..numbersという引数を受け取ります。...演算子は、渡された引数を配列に変換します。そのため、numbers変数には、呼び出し時に渡されたすべての数値が格納されます。TypeScriptでは、引数の型も指定できます。この例では、sum関数はnumber型の引数のみを受け取るように定義されています。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



【徹底解説】JavaScriptとTypeScriptにおけるswitch文で同じコードを実行する2つの方法と注意点

この場合、以下の 2 つの方法で実現することができます。上記の例では、value が 1 または 3 の場合、console. log("値は 1 または 3 です"); が実行されます。同様に、value が 2 または 4 の場合、console


サンプルコードで解説! TypeScript で jQuery Autocomplete を使いこなす

jQuery の型定義ファイルの導入TypeScript で jQuery を利用するために、型定義ファイルが必要です。型定義ファイルは、jQuery の関数やプロパティの型情報を提供し、TypeScript の IntelliSense 機能でオートコンプリートやエラーチェックを有効にします。


軽量で効率的な TypeScript コード: 最小化の重要性とベストプラクティス

そこで、TypeScriptを最小化と呼ばれる手法でコンパイルすることで、コードサイズを削減し、実行速度を向上させることができます。最小化は、コメントや空白などの不要な文字列を削除し、変数名を短縮するなどの処理を行います。TypeScriptを最小化する方法


TypeScriptでHTMLElementの型アサート

TypeScriptでは、HTMLElementの型をアサートして、その要素に存在するメソッドやプロパティにアクセスすることができます。アサートは、変数に特定の型があることをコンパイラに伝えるための方法です。アサートの構文ここで、typeはアサートする型、expressionはアサートしたい値です。


TypeScript型定義ファイル作成ガイド

TypeScriptでJavaScriptライブラリを型付けするTypeScriptは、JavaScriptに静的型付け機能を追加する言語です。既存のJavaScriptライブラリをTypeScriptで使用するためには、そのライブラリの型定義ファイル(.d.tsファイル)を作成する必要があります。