Visual Studio 2015でTypeScript 1.5が動かない?「TypeScript Feature 1.5. Current language level is 1.4」エラーの原因と解決策

2024-05-24

Visual Studio 2015 で TypeScript 1.5 機能を使用する際に発生するエラー: "TypeScript Feature 1.5. Current language level is 1.4" の解決策

Visual Studio 2015 はデフォルトで TypeScript 1.4 をサポートしており、TypeScript 1.5 の機能を使用するには、設定を変更する必要があります。

解決策:

  1. TypeScript プロジェクトの設定を変更して、TypeScript 1.5 の機能を使用できるようにする必要があります。以下の手順を実行してください。

    1. Visual Studio 2015 で TypeScript プロジェクトを開きます。
    2. プロジェクトメニューから プロパティを選択します。
    3. TypeScript ビルドページを選択します。
    4. TypeScript コンパイラ オプションフィールドで、以下のオプションを追加します:
    --target ES6
    
    1. OKをクリックして、変更を保存します。
  2. ReSharper の設定を変更する:

    1. ReSharper で オプションメニューを開きます。
    2. コード編集を選択します。
    3. インスペクションを選択します。
    4. TypeScript 言語レベルドロップダウンリストから ES6を選択します。

これらの手順を実行しても問題が解決しない場合は、TypeScript のフォーラムやコミュニティ Web サイトでサポートを依頼することをお勧めします。

    補足:

    • TypeScript 1.5 の機能は、Visual Studio 2015 以外の IDE でも使用できます。ただし、IDE によって設定方法が異なる場合があります。
    • TypeScript 1.5 の機能を使用するには、JavaScript エンジンも ES6 をサポートしている必要があります。



    TypeScript 1.5 の新機能を利用したサンプルコード

    モジュール

    TypeScript 1.5 では、ES6 のモジュール構文をサポートします。これにより、コードをよりモジュール化し、整理しやすくなります。

    // greet.ts
    export function greet(name: string): string {
      return `Hello, ${name}!`;
    }
    
    // index.ts
    import { greet } from './greet';
    
    const name = 'TypeScript';
    const message = greet(name);
    console.log(message); // Hello, TypeScript!
    

    非構造化代入

    const point = { x: 10, y: 20 };
    const { x, y } = point;
    console.log(x); // 10
    console.log(y); // 20
    

    スプレッド構文

    const numbers1 = [1, 2, 3];
    const numbers2 = [4, 5, 6];
    const numbers = [...numbers1, ...numbers2];
    console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5, 6]
    

    for...of ループ

    const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
    for (const number of numbers) {
      console.log(number);
    }
    

    シンボル

    TypeScript 1.5 では、ES6 のシンボルをサポートします。これにより、ユニークでグローバルにスコープされた値を作成できます。

    const symbol1 = Symbol('mySymbol1');
    const symbol2 = Symbol('mySymbol2');
    
    console.log(symbol1 === symbol2); // false
    

    計算プロパティ

    const person = {
      name: 'TypeScript',
      age: 30,
      getGreeting() {
        return `Hello, my name is ${this.name} and I am ${this.age} years old.`;
      }
    };
    
    console.log(person.getGreeting()); // Hello, my name is TypeScript and I am 30 years old.
    

    let と const

    TypeScript 1.5 では、ES6 の let と const キーワードをサポートします。これにより、ブロックスコープの変数と定数を宣言できます。

    let message = 'Hello, world!';
    console.log(message); // Hello, world!
    
    const pi = 3.14159;
    // pi = 3.141592653589793; // エラー: 'pi' は定数です
    

    タグ付きテンプレート文字列

    TypeScript 1.5 では、ES6 のタグ付きテンプレート文字列をサポートします。これにより、テンプレート文字列にリテラル値と式を埋め込むことができます。

    const name = 'TypeScript';
    const greeting = `Hello, ${name}!`;
    console.log(greeting); // Hello, TypeScript!
    

    これらの例は、TypeScript 1.5 で導入された新機能のほんの一例です。これらの機能を活用することで、より簡潔で読みやすく、保守しやすいコードを書くことができます。




    tsconfig.json ファイルを使用して、TypeScript コンパイラ オプションを構成できます。このファイルで target オプションを ES6 に設定すると、TypeScript 1.5 の機能が有効になります。

    {
      "compilerOptions": {
        "target": "ES6"
      }
    }
    

    Webpack または Gulp などのビルド ツールを使用して、TypeScript コードをコンパイルすることもできます。これらのツールは、TypeScript 1.5 の機能を有効にするオプションを提供している場合があります。

    TypeScript コンパイラ CLI を使用して、TypeScript コードをコンパイルすることもできます。CLI には、--target オプションを使用して TypeScript 1.5 の機能を有効にするオプションがあります。

    tsc --target ES6 mycode.ts
    

    注意事項:

    • 上記の方法を使用する場合は、ターゲット JavaScript エンジンも ES6 をサポートしていることを確認する必要があります。
    • TypeScript 1.5 のすべての機能が、すべての IDE やビルド ツールでサポートされているわけではありません。

    typescript visual-studio-2015


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