npmrcで複数レジストリ設定
日本語での説明:npmrcファイルで複数のレジストリを設定する方法
npmrcファイルは、npm(Node Package Manager)の設定を管理するファイルです。複数のレジストリ(パッケージのホスト)を指定することで、異なるソースからパッケージをインストールすることができます。
方法:
-
npmrcファイルの作成または編集
-
レジストリエントリの追加
例:
# デフォルトのレジストリ
registry=https://registry.npmjs.org/
# スコープ付きのパッケージのレジストリ
@myorg:registry=https://private-registry.example.com/
複数のレジストリからのパッケージインストール:
npm install package-from-default-registry
npm install @myorg/package-from-private-registry
注意:
npm config set
コマンドで設定を変更できます。- レジストリの優先順位は、npmrcファイル内のエントリの順序によって決まります。
例:
npmrcファイル
# デフォルトのレジストリ
registry=https://registry.npmjs.org/
# スコープ付きのパッケージのレジストリ
@myorg:registry=https://private-registry.example.com/
パッケージのインストール
# デフォルトのレジストリからパッケージをインストール
npm install lodash
# スコープ付きのパッケージをインストール
npm install @myorg/my-private-package
解説:
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npm install
コマンドを使用して、パッケージをインストールします。- パッケージ名にスコープ(
@myorg
)が含まれている場合は、スコープ付きのレジストリからインストールされます。
# デフォルトのレジストリからパッケージをインストール
npm install lodash
# スコープ付きのパッケージをインストール
npm install @myorg/my-private-package
# 異なるレジストリからパッケージをインストール
npm install --registry=https://private-registry.example.com/another-package
注意:
代替方法:
環境変数を使用する:
NPM_CONFIG_@scope:registry
環境変数を設定して、スコープ付きのパッケージのレジストリを指定します。NPM_CONFIG_REGISTRY
環境変数を設定して、デフォルトのレジストリを指定します。
# デフォルトのレジストリを設定
export NPM_CONFIG_REGISTRY=https://registry.npmjs.org/
# スコープ付きのパッケージのレジストリを設定
export NPM_CONFIG_@myorg:registry=https://private-registry.example.com/
npmコマンドラインオプションを使用する:
--registry
オプションを使用して、特定のパッケージのレジストリを指定します。
# パッケージを特定のレジストリからインストール
npm install --registry=https://private-registry.example.com/my-package
npm configコマンドを使用する:
npm config set
コマンドを使用して、レジストリを設定します。
# デフォルトのレジストリを設定
npm config set registry https://registry.npmjs.org/
# スコープ付きのパッケージのレジストリを設定
npm config set @myorg:registry https://private-registry.example.com/
- 複数の方法を組み合わせて使用することもできます。
- どの方法を使用するかは、プロジェクトの要件やチームの好みによって異なります。
- これらの方法は、npmrcファイルを使用する方法と同様に、複数のレジストリを設定することができます。
node.js npm