JavaScript、HTML、CSSでUnicode文字がHTML内で絵文字としてレンダリングされるのを防ぐ方法

2024-07-27

HTMLエスケープを使用する

HTMLエスケープは、HTML内で特殊文字として解釈される可能性のある文字をエンティティに変換する手法です。Unicode文字をHTMLエスケープすることで、ブラウザがそれらを絵文字として解釈するのを防ぐことができます。

<p>&#x1F60A; This is a Unicode character, not an emoji.</p>

上記の例では、U+1F60A というUnicode文字を &#x1F60A; というHTMLエンティティに変換しています。

CSSを使用する

CSSを使用して、特定の要素内での絵文字のレンダリングを無効にすることもできます。

.no-emoji {
  font-family: Arial, sans-serif; /* 絵文字を表示しないフォントを指定 */
}

<p class="no-emoji">&#x1F60A; This is a Unicode character, not an emoji.</p>

上記の例では、.no-emoji クラスを持つ要素内でのみ絵文字のレンダリングが無効になります。

JavaScriptを使用する

JavaScriptを使用して、Unicode文字をHTMLエスケープする関数を作成することもできます。

function escapeHTML(text) {
  return text.replace(/[\u0000-\u001F\u0020-\u007F-\u00BF\u00D7\u00E0-\u00FF]/g, function(c) {
    return '&#x' + c.charCodeAt(0).toString(16) + ';';
  });
}

console.log(escapeHTML('&#x1F60A; This is a Unicode character, not an emoji.'));

注意点

  • 上記の方法でUnicode文字が絵文字としてレンダリングされないようにしても、すべてのブラウザで確実に動作するとは限りません。
  • 特定のUnicode文字範囲のみを絵文字として無効化したい場合は、より複雑な方法が必要になる場合があります。



<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>Prevent Unicode Emoji Rendering</title>
  <style>
    .no-emoji {
      font-family: Arial, sans-serif; /* 絵文字を表示しないフォントを指定 */
    }
  </style>
</head>
<body>
  <h1>Unicode文字の表示</h1>

  <p>&#x1F60A; この文字は絵文字として表示されます。</p>

  <p class="no-emoji">&#x1F60A; この文字は絵文字として表示されません。</p>

  <h1>JavaScriptによるエスケープ</h1>

  <script>
    function escapeHTML(text) {
      return text.replace(/[\u0000-\u001F\u0020-\u007F-\u00BF\u00D7\u00E0-\u00FF]/g, function(c) {
        return '&#x' + c.charCodeAt(0).toString(16) + ';';
      });
    }

    const unicodeCharacter = '&#x1F60A;';
    const escapedCharacter = escapeHTML(unicodeCharacter);

    console.log("元々の文字:", unicodeCharacter);
    console.log("エスケープ後の文字:", escapedCharacter);

    document.getElementById("escaped-emoji").innerHTML = escapedCharacter;
  </script>

  <p id="escaped-emoji"></p>
</body>
</html>

説明

このコードは以下のように動作します。

  1. HTMLファイル内で、&#x1F60A; というUnicode文字を2回表示します。1回目はそのまま表示し、2回目は no-emoji クラスを使用して絵文字として表示されないようにします。
  2. JavaScriptを使用して、escapeHTML 関数を作成します。この関数は、U+0000 から U+00FF までの範囲のすべてのUnicode文字を、HTMLエンティティに変換します。
  3. JavaScriptを使用して、&#x1F60A; というUnicode文字を escapeHTML 関数でエスケープします。
  4. エスケープ後の文字をコンソールに出力し、escaped-emoji というIDを持つHTML要素に挿入します。

このコードを実行すると、以下の結果が表示されます。

元々の文字: 
エスケープ後の文字: &#x1F60A;



絵文字フォントは、Unicodeの絵文字を含むように設計されたフォントです。絵文字フォントを使用すると、ブラウザが自動的に絵文字に変換する必要がなくなり、Unicode文字を意図したとおりに表示することができます。

サーバ側で処理する

サーバ側でHTMLをレンダリングする場合は、サーバ側でUnicode文字をHTMLエスケープしてからクライアントに送信することができます。これにより、ブラウザが絵文字に変換する前に文字をエスケープすることができます。

<?php
$text = 'This is a Unicode character: &#x1F60A;';

// HTMLエスケープ
$escapedText = htmlentities($text);

echo $escapedText;

正規表現を使用する

正規表現を使用して、HTML内の特定のUnicode文字範囲を検出してエスケープすることもできます。

const text = 'This is a Unicode character: &#x1F60A;';

// 特定のUnicode文字範囲を検出
const regex = /[\u1F600-\u1F64F]/g;

// エスケープ
const escapedText = text.replace(regex, function(match) {
  return '&#x' + match.charCodeAt(0).toString(16) + ';';
});

console.log(escapedText);

ライブラリを使用する

Unicode文字の処理を容易にするライブラリがいくつかあります。これらのライブラリは、エスケープ、デコード、正規表現によるマッチングなど、さまざまな機能を提供しています。


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