HTML テキスト省略記号挿入

2024-10-16

HTML タグ内のコンテンツが幅を超える場合に省略記号 (...) を挿入する (JavaScript、HTML、省略記号)

JavaScriptを使用して、HTMLタグ内のコンテンツが指定された幅を超える場合に、そのコンテンツの末尾に省略記号 (...) を挿入する手法について説明します。

HTML

まず、省略記号を挿入する対象となるHTML要素を定義します。例えば、div要素を使用します。

<div class="ellipsis-container">
  <p>This is a very long text that might exceed the container's width.</p>
</div>

CSS

次に、CSSを使用して、ellipsis-containerクラスの要素に幅を指定し、text-overflowプロパティをellipsisに設定します。これにより、コンテンツが幅を超えた場合に省略記号が挿入されます。

.ellipsis-container {
  width: 200px;
  overflow: hidden;
  text-overflow: ellipsis;
  white-space: nowrap;
}

JavaScript (オプション)

CSSだけで省略記号を挿入できる場合もありますが、より複雑な条件や動的なコンテンツを扱う場合はJavaScriptを使用することもできます。以下は、JavaScriptを使用してコンテンツの幅をチェックし、必要に応じて省略記号を挿入する例です。

function insertEllipsis(element) {
  const text = element.textContent;
  const width = element.offsetWidth;
  const height = element.offsetHeight;

  if (element.scrollWidth > width || element.scrollHeight > height) {
    element.textContent = text.substring(0, text.lastIndexOf(' ')) + '...';
  }
}

const ellipsisContainer = document.querySelector('.ellipsis-container');
insertEllipsis(ellipsisContainer);

解説

  1. HTML
    対象となる要素にクラス名を設定します。
  2. CSS
    対象要素に幅を指定し、text-overflow: ellipsisを設定します。
  3. JavaScript (オプション)
    • 関数を呼び出し、対象要素に適用します。

注意

  • より複雑な要件がある場合は、他のJavaScriptライブラリや手法を使用することもできます。
  • JavaScriptを使用する場合、ブラウザのレンダリングエンジンによって動作が異なる場合があります。
  • white-space: nowrapは、テキストが改行されないようにするためのプロパティです。



<div class="ellipsis-container">
  <p>これは非常に長いテキストで、コンテナの幅を超えて表示される可能性があります。</p>
</div>
  • ellipsis-container
    これは、省略処理を行う対象の要素に付けるクラス名です。
.ellipsis-container {
  width: 200px; /* コンテンツの最大幅 */
  overflow: hidden; /* コンテンツがはみ出した部分を隠す */
  text-overflow: ellipsis; /* はみ出した部分を省略記号で表示 */
  white-space: nowrap; /* テキストを折り返さない */
}
  • white-space: nowrap
    テキストを折り返さずに、横方向に広げます。
  • text-overflow: ellipsis
    はみ出した部分を省略記号(...)で表示します。
  • overflow: hidden
    コンテンツが幅を超えた場合に、はみ出した部分を隠します。
  • width
    コンテンツの最大幅を指定します。

CSSだけでは対応できない、より複雑な条件や動的なコンテンツの場合、JavaScriptを使うことで柔軟な処理が可能です。

function insertEllipsis(element) {
  const text = element.textContent;
  const width = element.offsetWidth;
  const height = element.offsetHeight;

  if (element.scrollWidth > width || element.scrollHeight > height) {
    element.textContent = text.substring(0, text.lastIndexOf(' ')) + '...';
  }
}

const ellipsisContainer = document.querySelector('.ellipsis-container');
insertEllipsis(ellipsisContainer);
  • insertEllipsis
    取得した要素に対して、省略処理を実行します。
  • document.querySelector
    クラス名で要素を取得します。

動作原理

  1. HTML
    省略処理を行う対象の要素をHTMLで記述します。
  2. CSS
    CSSで、要素の幅を制限し、はみ出した部分を隠す設定を行います。text-overflow: ellipsisにより、はみ出した部分が省略記号に置き換えられます。
  3. JavaScript (オプション)
    JavaScriptでは、より複雑な条件に基づいて、省略処理を行うことができます。例えば、要素のサイズが動的に変化する場合や、特定の条件下でだけ省略処理を行いたい場合などに有効です。

HTML、CSS、JavaScriptを組み合わせて、要素内のテキストが幅を超えた場合に省略記号を表示する処理を実装できます。CSSのみでシンプルな処理を行う場合と、JavaScriptでより複雑な処理を行う場合の2つのパターンを解説しました。

  • ライブラリ
    より高度な機能が必要な場合は、専用のJavaScriptライブラリを利用することも可能です。
  • 応用
    この手法は、様々な要素に適用できます。例えば、テーブルセル、リストアイテムなど。
  • 注意
    ブラウザによって、text-overflow: ellipsisの挙動が若干異なる場合があります。

キーワード

  • white-space
  • overflow
  • text-overflow
  • ellipsis
  • 省略記号
  • JavaScript
  • 「JavaScriptで要素の幅を取得する」
  • 「CSSでテキストを省略する」
  • 「HTMLでテキストを途中で切る」



HTMLテキストの省略記号挿入:代替手法

CSSによる代替手法

単一行テキストの省略

  • text-overflow: ellipsis
    • 最も一般的な方法です。CSSのみで簡単に実現できます。
    • 単一行のテキストに対して効果的です。
    • 複数の行に対応するには、JavaScriptやCSSの組み合わせが必要になります。
  • CSS Grid

    • Gridレイアウトを使用し、行の高さを制限することで、複数行のテキストを省略できます。
    • 複雑なレイアウトに適していますが、記述が複雑になる場合があります。
  • display: -webkit-box; -webkit-line-clamp: 2; overflow: hidden;

    • Webkit系のブラウザで有効な手法です。
    • 指定した行数を超えた部分を省略します。
    • 柔軟なレイアウトには適さない場合があります。

JavaScriptによる代替手法

テキストの長さをチェックし、一部を隠す

  • より細かい制御が可能ですが、パフォーマンスが低下する可能性があります。
  • JavaScriptでテキストの長さをチェックし、一定の長さを超えた部分を表示しないようにします。

jQueryプラグイン

  • 豊富な機能を提供するプラグインもありますが、外部ライブラリへの依存が発生します。
  • jQueryプラグインを利用することで、簡単にテキストの省略処理を実装できます。
  • SVG
    • SVGのテキスト要素を使用することで、より柔軟なテキスト処理が可能になります。
    • SVGに対応したブラウザが必要となります。

選択する際のポイント

  • パフォーマンス
    JavaScriptを使用する場合、パフォーマンスへの影響を考慮する必要があります。
  • デザインの複雑さ
    シンプルなデザインであればCSSのみで十分ですが、複雑なレイアウトの場合はJavaScriptやCSSの組み合わせが必要になることがあります。
  • ブラウザの互換性
    どのブラウザで動作させるかによって、選択する手法が変わります。

HTMLテキストの省略記号挿入には、CSS、JavaScript、SVGなど、様々な手法があります。それぞれのメリット・デメリットを比較し、プロジェクトに最適な手法を選択することが重要です。

具体的なコード例

CSS (単一行)

.ellipsis {
  width: 200px;
  overflow: hidden;
  text-overflow: ellipsis;
  white-space: nowrap;
}

CSS (複数行 - Webkit系)

.ellipsis {
  display: -webkit-box;
  -webkit-line-clamp: 2;
  overflow: hidden;
}
function truncateText(element, maxLength) {
  if (element.textContent.length > maxLength) {
    element.textContent = element.textContent.substring(0, maxLength) + '...';
  }
}
  • 複雑なレイアウト
    CSS GridやJavaScript
  • パフォーマンスが重要
    CSSを優先
  • 高度な制御
    JavaScript
  • 複数行の省略
    CSS Gridや-webkit-line-clamp
  • シンプルで一般的な実装
    CSSのtext-overflow: ellipsis
  • プロジェクトの要件に合わせて、最適な手法を組み合わせることも可能です。
  • 各手法の詳細については、MDN Web Docsなどのリファレンスサイトを参照してください。

javascript html ellipsis



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