【保存版】Internet ExplorerでjQuery Ajaxのキャッシュを無効化する3つの方法
Internet ExplorerにおけるjQuery Ajaxリクエストのキャッシュ無効化
jQueryで非同期通信を行う場合、Internet Explorerはデフォルトでレスポンスをキャッシュしてしまいます。これは、同じURLに対して複数回リクエストを送信した場合でも、キャッシュされた古いデータが返される可能性があることを意味します。
最新の情報取得を常に保証するためには、Internet ExplorerにおけるjQuery Ajaxリクエストのキャッシュを無効化する必要があります。以下、2つの方法をご紹介します。
cacheオプションを使用する
最も簡単な方法は、$.ajax()
メソッドの cache
オプションを false
に設定することです。
$.ajax({
url: '/data.json',
cache: false,
success: function(data) {
// データを処理
}
});
キャッシュヘッダーを設定する
より詳細な制御が必要な場合は、キャッシュヘッダーを直接設定することができます。
$.ajax({
url: '/data.json',
beforeSend: function(xhr) {
xhr.setRequestHeader('Cache-Control', 'no-cache, no-store, must-revalidate');
xhr.setRequestHeader('Pragma', 'no-cache');
},
success: function(data) {
// データを処理
}
});
注意点
- キャッシュを無効化すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。
- キャッシュを無効化する必要があるのは、常に最新の情報が必要な場合のみです。
- キャッシュが無効化されている場合、ユーザーがブラウザを更新しても、古いデータが表示される可能性があります。
上記以外にも、jQueryプラグインやライブラリを使用して、Internet ExplorerにおけるAjaxリクエストのキャッシュ無効化を行うことができます。
- jQuery.ajaxPrefilter プラグインを使用すると、すべてのAjaxリクエストに対してデフォルトのキャッシュ設定を指定することができます。
- Microsoft.jQuery.UnobtrusiveAjax ライブラリを使用すると、Internet ExplorerにおけるAjaxリクエストの処理をより詳細に制御することができます。
以下は、jQueryで非同期通信を行う際に、Internet Explorerのキャッシュを無効化するサンプルコードです。
$(document).ready(function() {
$('#btnLoad').click(function() {
$.ajax({
url: '/data.json',
cache: false,
success: function(data) {
// データを処理
$('#data').html(JSON.stringify(data, null, 2));
}
});
});
});
$(document).ready(function() {
$('#btnLoad').click(function() {
$.ajax({
url: '/data.json',
beforeSend: function(xhr) {
xhr.setRequestHeader('Cache-Control', 'no-cache, no-store, must-revalidate');
xhr.setRequestHeader('Pragma', 'no-cache');
},
success: function(data) {
// データを処理
$('#data').html(JSON.stringify(data, null, 2));
}
});
});
});
説明
- 上記のコードは、ボタンをクリックすると
/data.json
に対してAjaxリクエストを送信します。 cache
オプションをfalse
に設定することで、Internet Explorerのキャッシュを無効化します。- キャッシュヘッダーを設定することで、より詳細な制御を行うことができます。
success
コールバック関数内で、取得したデータを処理します。
- 上記のコードはあくまで一例です。ご自身の必要に合わせて変更してください。
- データの処理方法は、ご自身のアプリケーションに合わせて変更してください。
Internet ExplorerにおけるjQuery Ajaxリクエストのキャッシュ無効化:その他の方法
URLパラメータにランダムな値を追加することで、キャッシュを無効化することができます。
$.ajax({
url: '/data.json?timestamp=' + new Date().getTime(),
cache: false,
success: function(data) {
// データを処理
}
});
GETメソッドを使用する
GETメソッドはキャッシュされる可能性が高いですが、POSTメソッドやPUTメソッドに比べてキャッシュされる可能性が低いと言われています。
$.ajax({
url: '/data.json',
method: 'GET',
cache: false,
success: function(data) {
// データを処理
}
});
JSONPを使用する
JSONPは、クロスオリジンスクリプティングを利用した非同期通信方法です。キャッシュされる可能性は低いですが、すべてのブラウザで利用できるわけではありません。
$.ajax({
url: '/data.jsonp',
dataType: 'jsonp',
cache: false,
success: function(data) {
// データを処理
}
});
- 上記の方法はいずれも、状況によっては十分な効果が得られない場合があります。
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