Angular 外部 CSS 読み込み解説
Angular では、コンポーネントにスタイルを適用する方法として、主に次の 2 つの方法があります:
インラインスタイル
- デメリット
スタイルがテンプレート内に散らばり、メンテナンス性が低下する可能性があります。 - メリット
コンポーネントのスタイルを完全にカプセル化できます。 - コンポーネントのテンプレートファイル (HTML) 内に
<style>
タグを使って直接 CSS を記述します。
外部スタイルシート
- デメリット
外部ファイルが増えることでプロジェクトの管理が複雑になる可能性があります。 - メリット
スタイルを整理し、再利用しやすくなります。 - コンポーネントに関連する CSS を別ファイルに記述し、そのファイルを
styleUrls
プロパティを使ってインポートします。
外部スタイルシートの読み込み方法
- コンポーネントデコレータの styleUrls プロパティを使用
@Component({ selector: 'app-my-component', templateUrl: './my-component.html', styleUrls: ['./my-component.css'] }) export class MyComponent { // ... }
- `styleUrls` プロパティには、外部スタイルシートのファイルパスを配列形式で指定します。
- ファイルパスは、コンポーネントファイルからの相対パスで指定します。
2. **グローバルスタイルシート:**
- `angular.json` ファイルの `styles` プロパティにグローバルに適用したい CSS ファイルを指定します。
- この方法で指定したスタイルシートは、アプリケーション全体に適用されます。
**注意点:**
- 外部スタイルシートは、コンポーネントのスコープ内で適用されます。つまり、他のコンポーネントに影響を与えることはありません。
- グローバルスタイルシートは、アプリケーション全体に影響を与えるため、慎重に使用する必要があります。
- CSS のモジュール化やプリプロセッサ(Sass、Less)を活用することで、スタイルの管理を効率化することができます。
**翻訳の品質を向上させるために、以下の点にご注意ください:**
- **専門用語:** Angular に特有の用語(e.g., コンポーネント、デコレータ、テンプレート)は正確に翻訳してください。
- **文脈:** 文脈に合わせた適切な表現を使用してください。
- **自然な日本語:** 機械的な翻訳ではなく、自然な日本語の表現を目指してください。
これらのポイントを考慮して、より正確かつ自然な翻訳を提供してください。
// app.component.ts
@Component({
selector: 'app-root',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
title = 'M y App';
}
解説
styleUrls
プロパティは、コンポーネントに適用する外部スタイルシートのパスを配列形式で指定します。ここではapp.component.css
というファイルが指定されています。templateUrl
プロパティは、コンポーネントのテンプレートファイルのパスを指定します。selector
プロパティは、このコンポーネントを HTML テンプレート内で使用する際のセレクタを指定します。@Component
デコレータは、このクラスが Angular のコンポーネントであることを示します。
/* app.component.css */
h1 {
color: blue;
font-size: 24px;
}
- このスタイルは、
app.component.ts
で指定されたstyleUrls
プロパティによって、app.component.html
内の<h1>
要素に適用されます。 app.component.css
ファイルには、h1
要素のスタイルを定義しています。
HTML テンプレート
<h1>{{ title }}</h1>
<h1>
要素は、app.component.css
で定義されたスタイルを適用します。app.component.html
ファイルは、app.component.ts
で指定されたテンプレートファイルです。
グローバルスタイルシート
- 欠点
コンポーネント間のスタイルの衝突や、特定のコンポーネントにのみ適用したいスタイルが難しくなる場合があります。 - 利点
アプリケーション全体に適用できるため、共通のスタイルを一元管理できます。
方法
angular.json
ファイルのstyles
プロパティに、グローバルに適用したい CSS ファイルのパスを指定します。
// angular.json
{
"styles": [
"src/styles.css"
]
}
CSS Modules
- 欠点
少し複雑な設定が必要で、CSS の書き方が少し異なる場合があります。 - 利点
CSS クラス名がスコープ化されるため、名前の衝突を回避できます。
- コンポーネントの styleUrls プロパティに CSS ファイルを指定します
@Component({ selector: 'app-my-component', templateUrl: './my-component.html', styleUrls: ['./my-component.module.css'] })
- CSS ファイルでクラス名にモジュール名を含めます
/* my-component.module.css */ .my-component__title { color: blue; }
- テンプレート内でクラス名を使用します
<h1 class="my-component__title">{{ title }}</h1>
Sass/Less
- 欠点
設定とビルドプロセスが少し複雑になります。 - 利点
CSS の記述をより効率的に、かつ読みやすくすることができます。
- プロジェクトに Sass/Less をインストールします
npm install -D sass
- Sass/Less ファイルでスタイルを定義します
// my-component.scss h1 { color: blue; }
適切な方法を選択する
- より効率的な CSS の記述
Sass/Less を使用します。 - コンポーネント間のスタイルの衝突を回避したい
CSS Modules を使用します。 - グローバルなスタイル
グローバルスタイルシートを使用します。 - シンプルなスタイル
インラインスタイルや外部スタイルシートで十分です。
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