その他の方法:`@Input()`デコレータ、`ng-class`ディレクティブ、`ng-style`ディレクティブ、テンプレートリテラル

2024-07-27

Angularでデータ属性を書く方法

バインディング構文

最も一般的な方法は、バインディング構文を使用することです。

<div [attr.data-id]="item.id"></div>

この例では、item.id の値が data-id 属性にバインドされます。

ng-attr ディレクティブ

ng-attr ディレクティブを使用して、動的に属性を設定することもできます。

<div ng-attr.data-id="{{item.id}}"></div>

setAttribute() メソッド

コンポーネントクラスのコードから setAttribute() メソッドを使用して、属性を設定することもできます。

export class MyComponent {
  itemId = 1;

  constructor() {
    const element = document.getElementById('my-element');
    element.setAttribute('data-id', this.itemId);
  }
}

Renderer2 サービス

Renderer2 サービスを使用して、属性を設定することもできます。

export class MyComponent {
  itemId = 1;

  constructor(private renderer: Renderer2) {
    const element = this.renderer.selectRootElement('#my-element');
    this.renderer.setAttribute(element, 'data-id', this.itemId);
  }
}

この例では、Renderer2 サービスを使用して、data-id 属性が itemId の値に設定されます。

どの方法を使用するべきか

使用する方法は、要件によって異なります。

  • データ属性がコンポーネントのテンプレート内で静的に設定されている場合は、バインディング構文を使用するのが最も簡単です。
  • データ属性が動的に設定される場合は、ng-attr ディレクティブまたは Renderer2 サービスを使用する必要があります。
  • コンポーネントクラスのコードから属性を設定する必要がある場合は、setAttribute() メソッドを使用できます。
  • データ属性名は、data- から始まる必要があります。
  • データ属性値は、文字列である必要があります。
  • データ属性は、HTML 標準で定義されているものを使用する必要があります。



<div class="container">
  <h1>商品情報</h1>
  <ul>
    <li *ngFor="let item of items">
      <div [attr.data-id]="item.id">
        <h2>{{item.name}}</h2>
        <p>{{item.description}}</p>
      </div>
    </li>
  </ul>
</div>

このコードは、items 配列の各アイテムに対して li 要素を生成します。data-id 属性は、アイテムの id プロパティにバインドされます。

<div class="container">
  <h1>商品情報</h1>
  <ul>
    <li *ngFor="let item of items">
      <div ng-attr.data-id="{{item.id}}">
        <h2>{{item.name}}</h2>
        <p>{{item.description}}</p>
      </div>
    </li>
  </ul>
</div>

このコードは、ng-attr ディレクティブを使用して、data-id 属性を動的に設定します。

import { Component, OnInit } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent implements OnInit {

  itemId = 1;

  constructor() { }

  ngOnInit() {
    const element = document.getElementById('my-element');
    element.setAttribute('data-id', this.itemId);
  }

}

このコードは、setAttribute() メソッドを使用して、data-id 属性を設定します。

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { Renderer2 } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent implements OnInit {

  itemId = 1;

  constructor(private renderer: Renderer2) { }

  ngOnInit() {
    const element = this.renderer.selectRootElement('#my-element');
    this.renderer.setAttribute(element, 'data-id', this.itemId);
  }

}

このコードは、Renderer2 サービスを使用して、data-id 属性を設定します。

各方法の出力結果

各方法は、以下の出力を生成します。

<div data-id="1">
  <h2>商品1</h2>
  <p>商品の説明1</p>
</div>
<div data-id="2">
  <h2>商品2</h2>
  <p>商品の説明2</p>
</div>



@Input() デコレータ

@Input() デコレータを使用して、コンポーネントの親コンポーネントからデータ属性を設定することができます。

@Component({
  selector: 'my-child',
  templateUrl: './child.component.html',
  styleUrls: ['./child.component.css']
})
export class ChildComponent {

  @Input() dataId: number;

}
<my-child [data-id]="itemId"></my-child>

この例では、ChildComponent コンポーネントは dataId というプロパティを持ち、@Input() デコレータで装飾されています。親コンポーネントは、data-id 属性を使用して dataId プロパティを設定することができます。

ng-class ディレクティブを使用して、条件付きでデータ属性を設定することができます。

<div [ng-class]="{'data-active': isActive}">
  <h2>商品情報</h2>
</div>

この例では、isActive プロパティが true の場合、data-active 属性が div 要素に追加されます。

<div [ng-style]="{'data-width': item.width}">
  <h2>商品情報</h2>
</div>

この例では、item.width プロパティの値に基づいて、data-width 属性が div 要素に設定されます。

テンプレートリテラル

テンプレートリテラルを使用して、動的にデータ属性を設定することができます。

<div data-id="{{itemId}}"></div>

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