「File 'app/hero.ts' is not a module error」エラーの解決方法
Angular アプリケーションにおけるファイル構成とインターフェースファイルの配置
このエラーは、app/hero.ts ファイルが Angular モジュールとして認識されていないことを示しています。モジュールとは、Angular アプリケーションの構成要素であり、コンポーネント、サービス、その他のモジュールをまとめる役割を果たします。
このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法でインターフェースファイルを配置する必要があります。
app/hero.ts ファイルをモジュールとして定義する
app/hero.ts ファイルに @NgModule デコレータを追加することで、そのファイルをモジュールとして定義することができます。
@NgModule({
declarations: [
HeroComponent
],
imports: [
BrowserModule
],
bootstrap: [HeroComponent]
})
export class AppModule {}
インターフェースファイルを別のファイルに移動する
インターフェースファイルを app/hero.ts ファイルから別のファイルに移動し、そのファイルを app/hero.ts ファイルからインポートすることができます。
例えば、app/interfaces/hero.interface.ts というファイルを作成し、そこにインターフェースを定義します。
export interface Hero {
id: number;
name: string;
}
そして、app/hero.ts ファイルでそのファイルをインポートします。
import { Hero } from './interfaces/hero.interface';
@Component({
selector: 'my-hero',
templateUrl: './hero.component.html'
})
export class HeroComponent {
hero: Hero;
constructor() {
this.hero = {
id: 1,
name: 'John Doe'
};
}
}
インターフェースファイルを app.module.ts ファイルに定義することもできます。
@NgModule({
declarations: [
HeroComponent
],
imports: [
BrowserModule
],
bootstrap: [HeroComponent]
})
export class AppModule {
export interface Hero {
id: number;
name: string;
}
}
上記のいずれの方法を選択しても、インターフェースファイルが Angular アプリケーションで正しく認識されるようになります。
- インターフェースファイルの名前は、
*.interface.tsという拡張子を使用することを推奨します。 - インターフェースファイルは、
appディレクトリ以下に配置する必要があります。 - インターフェースファイルは、他のモジュールからインポートできるように、
exportキーワードを使用して公開する必要があります。
これらの注意事項を参考に、インターフェースファイルを適切な場所に配置することで、「File 'app/hero.ts' is not a module error」というエラーを解決することができます。
@NgModule({
declarations: [
HeroComponent
],
imports: [
BrowserModule
],
bootstrap: [HeroComponent]
})
export class AppModule {}
export interface Hero {
id: number;
name: string;
}
@Component({
selector: 'my-hero',
templateUrl: './hero.component.html'
})
export class HeroComponent {
hero: Hero;
constructor() {
this.hero = {
id: 1,
name: 'John Doe'
};
}
}
app/interfaces/hero.interface.ts
export interface Hero {
id: number;
name: string;
}
app/hero.ts
import { Hero } from './interfaces/hero.interface';
@Component({
selector: 'my-hero',
templateUrl: './hero.component.html'
})
export class HeroComponent {
hero: Hero;
constructor() {
this.hero = {
id: 1,
name: 'John Doe'
};
}
}
app.module.ts
@NgModule({
declarations: [
HeroComponent
],
imports: [
BrowserModule
],
bootstrap: [HeroComponent]
})
export class AppModule {
export interface Hero {
id: number;
name: string;
}
}
@Component({
selector: 'my-hero',
templateUrl: './hero.component.html'
})
export class HeroComponent {
hero: Hero;
constructor() {
this.hero = {
id: 1,
name: 'John Doe'
};
}
}
インターフェースファイルを配置するその他の方法
barrel ファイルとは、複数のファイルをまとめて一つのファイルにまとめるためのファイルです。barrel ファイルを使用することで、インターフェースファイルを個別にインポートする必要がなくなり、コードをより簡潔にすることができます。
export * from './hero.interface';
export * from './villain.interface';
import { Hero } from './interfaces';
@Component({
selector: 'my-hero',
templateUrl: './hero.component.html'
})
export class HeroComponent {
hero: Hero;
constructor() {
this.hero = {
id: 1,
name: 'John Doe'
};
}
}
相対パスを使用する
インターフェースファイルのパスを相対パスで指定することで、コードをより柔軟にすることができます。
例えば、app/components/hero ディレクトリに hero.component.ts ファイルと hero.interface.ts ファイルを作成します。
// hero.component.ts
import { Hero } from './hero.interface';
@Component({
selector: 'my-hero',
templateUrl: './hero.component.html'
})
export class HeroComponent {
hero: Hero;
constructor() {
this.hero = {
id: 1,
name: 'John Doe'
};
}
}
// hero.interface.ts
export interface Hero {
id: number;
name: string;
}
このように、インターフェースファイルを配置する方法はいくつかあります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、プロジェクトの要件に合わせて最適な方法を選択する必要があります。
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