コンポーネントとモジュールを使いこなして、Angular アプリ開発をレベルアップ！

2024-04-02

Angularにおけるコンポーネントとモジュールの違い

コンポーネント は、ユーザーインターフェース (UI) の一部を表現する独立したコード単位です。以下のような要素で構成されます。

テンプレート: HTML コードで記述された UI の構造
ビュー: テンプレートに基づいてレンダリングされた実際の UI
コンポーネントクラス: テンプレートとビューの動作を制御する TypeScript コード
メタデータ: コンポーネントに関する情報を記述したオブジェクト

モジュール は、関連するコンポーネント、サービス、その他のコードをまとめた論理的なグループです。以下のような役割を果たします。

コンポーネントの登録: モジュールに登録されたコンポーネントのみ、アプリケーションで使用できます。
依存関係の注入: サービスなどの依存関係をコンポーネントに提供します。
コードの分割: アプリケーションを論理的なモジュールに分割することで、コードの管理と保守性を向上させます。

主な違い

項目	コンポーネント	モジュール
役割	UI の一部を表現	関連コードをまとめ、依存関係を管理
構成要素	テンプレート、ビュー、コンポーネントクラス、メタデータ	コンポーネント、サービス、その他のコード
主な機能	UI の表示と動作	コードの分割、依存関係の注入
使用例	ボタン、カード、リストなど	アプリケーション全体、特定の機能

コンポーネントは UI を構築する要素であり、モジュールはコードを整理し依存関係を管理するための単位です。これらの違いを理解することで、Angular アプリケーションを効率的に設計・開発することができます。

app.component.ts

import { Component } from '@angular/core';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
})
export class AppComponent {
  title = 'Angular アプリケーション';
}

<h1>{{ title }}</h1>

<p>
  ようこそ Angular アプリケーションへ！
</p>

app.module.ts

import { NgModule } from '@angular/core';
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';

import { AppComponent } from './app.component';

@NgModule({
  imports: [
    BrowserModule,
  ],
  declarations: [
    AppComponent,
  ],
  bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }