日本語で解説する「NPMエラー EISDIR: Illegal operation on a directory, read at error (native)」
問題
Node.jsの開発環境で、Windowsのcmdからnpmコマンドを実行すると、以下のエラーメッセージが表示されることがあります。
EISDIR: Illegal operation on a directory, read at error (native)
これは、npmがディレクトリ(フォルダ)に対して読み取り操作を行おうとした際に、エラーが発生したことを示しています。
原因
このエラーの主な原因は次の通りです。
- 間違ったパス
- npmコマンドで指定したパスがディレクトリであり、ファイルではない場合。
- パスに誤字や脱字がある場合。
- ファイルシステムのエラー
- パッケージ管理ツールの問題
- npmやyarnなどのパッケージ管理ツールにバグがある場合。
解決方法
- パスを確認
- npmコマンドで指定したパスが正しいファイルであることを確認します。
- パスに誤字や脱字がないかチェックします。
- ディレクトリとファイルの区別
- ディレクトリとファイルの区別を明確にします。
- ディレクトリに対しては、
npm install
などのコマンドを使用します。
- ファイルシステムのチェック
- ファイルシステムに問題がないか確認します。
- ファイルシステムのエラーチェックツールを使用することもできます。
- パッケージ管理ツールの更新
- npmやyarnなどのパッケージ管理ツールを最新バージョンに更新します。
- バグが修正されている可能性があります。
例
# ディレクトリを指定した場合のエラー
npm install package-name --save
# 正しいファイルパスを指定した場合
npm install ./path/to/package.json --save
注意
- ファイルシステムのエラーを排除するために、必要なチェックを行ってください。
- ディレクトリとファイルの区別を明確に理解し、適切なコマンドを使用します。
- エラーメッセージが示すパスを正確に確認し、問題を特定します。
EISDIR: Illegal operation on a directory, read at error (native)
ディレクトリを指定した場合
# ディレクトリを指定した場合のエラー
npm install package-name --save
この例では、package-name
というパッケージをインストールしようとしていますが、package-name
がディレクトリである場合にこのエラーが発生します。
正しいファイルパスを指定した場合
# 正しいファイルパスを指定した場合
npm install ./path/to/package.json --save
EISDIR: Illegal operation on a directory, read at error (native)
代替方法
a. パッケージのインストール
# ディレクトリを指定した場合のパッケージインストール
npm install package-name --save-dev
この方法では、package-name
というパッケージを開発依存関係としてインストールします。
b. パッケージのスクリプト実行
# ディレクトリを指定した場合のパッケージスクリプト実行
npm run script-name
この方法では、package.json
ファイルに定義されたスクリプトを直接実行します。
# ファイルパスを指定した場合のパッケージインストール
npm install ./path/to/package.json --save-dev
この方法では、package.json
ファイルの正しいパスを指定してパッケージをインストールします。
yarnを使用する
# yarnを使用する場合のパッケージインストール
yarn add package-name --dev
yarnはnpmの代替ツールであり、より高速で安定したパッケージ管理を提供します。
npxを使用する
# npxを使用する場合のパッケージ実行
npx package-name
npxはnpmに付属するツールで、パッケージを一時的にインストールして実行することができます。
- パッケージのスクリプトは
package.json
ファイルのscripts
プロパティに定義されます。 --save
オプションは、パッケージを依存関係としてインストールします。
node.js windows cmd