HttpClient サービスで作成された Observable から購読解除する必要があるのか？

2024-04-02

Angular、メモリリーク、RxJS：Http メソッドで作成された Observable から購読解除する必要があるのか？

Angular アプリケーションで HttpClient サービスのメソッドを使用して Observable を作成した場合、メモリリークを防ぐために購読解除が必要かどうか疑問に思うことがあります。

この解説では、以下の内容を説明します。

メモリリークとは何か
Observable とは何か
HttpClient サービスのメソッドで作成された Observable から購読解除する必要がある理由
購読解除の例
メモリリークを防ぐためのその他のヒント

メモリリークとは、プログラムが不要になったメモリを解放できない状態を指します。これは、プログラムのパフォーマンス低下やクラッシュの原因となる可能性があります。

Observable は、データストリームを表す RxJS のオブジェクトです。データストリームは、時間をかけて発生する一連の値です。

HttpClient サービスのメソッドで作成された Observable は、デフォルトでは自動的に購読解除されません。そのため、購読解除しないと、メモリリークが発生する可能性があります。

import { HttpClient } from '@angular/common/http';

const http = new HttpClient();

const observable = http.get('https://api.example.com/data');

// 購読
observable.subscribe(data => {
  // データ処理
});

// 購読解除
observable.unsubscribe();

不要になった変数は解放する
不要になったコンポーネントは破棄する
メモリリークを検出するためのツールを使用する

HttpClient サービスのメソッドで作成された Observable から購読解除しないと、メモリリークが発生する可能性があります。メモリリークを防ぐためには、購読解除を忘れずに行うようにしましょう。

import { Component, OnInit } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';

@Component({
  selector: 'my-app',
  templateUrl: './app.component.html',
  styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent implements OnInit {

  data: any;
  subscription: any;

  constructor(private http: HttpClient) {}

  ngOnInit() {
    // Observable を作成
    this.subscription = this.http.get('https://api.example.com/data')
      .subscribe(data => {
        // データ処理
        this.data = data;
      });
  }

  ngOnDestroy() {
    // 購読解除
    this.subscription.unsubscribe();
  }
}

このコードでは、ngOnInit() メソッドで HttpClient サービスの get() メソッドを使用して Observable を作成しています。そして、subscribe() メソッドを使用して Observable を購読し、データ処理を行っています。

ngOnDestroy() メソッドで、subscription 変数を使用して Observable から購読解除しています。これは、コンポーネントが破棄されるときに自動的に呼び出されます。

Observable から購読解除するには、unsubscribe() メソッド以外にもいくつかの方法があります。

take() オペレーターを使用して、Observable から特定の数の値のみを購読することができます。
finally() オペレーターを使用して、購読解除に関わらず、常に実行されるコードを指定することができます。

RxJS の公式ドキュメントには、Observable から購読解除する方法についての詳細情報が記載されています。

Observable から購読解除するその他の方法

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.interval(1000);

// 最初の 5 つの値のみ購読
observable.pipe(
  take(5)
).subscribe(data => {
  console.log(data);
});

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.interval(1000);
const stopObservable = Observable.timer(5000);

// stopObservable が発行する値まで購読
observable.pipe(
  takeUntil(stopObservable)
).subscribe(data => {
  console.log(data);
});

import { Observable } from 'rxjs';

const observable = Observable.interval(1000);

observable.pipe(
  finally(() => {
    console.log('購読解除されました');
  })
).subscribe(data => {
  console.log(data);
});