空 `` にさよなら：Angular でデフォルトコンテンツを表示する
Angular 2+ で <ng-content> が空かどうかを確認する方法
しかし、場合によっては、<ng-content> が空かどうかを確認する必要がある場合があります。例えば、空の場合にのみデフォルトコンテンツを表示したい場合などです。
ここでは、Angular 2+ で <ng-content> が空かどうかを確認するいくつかの方法を紹介します。
ng-content プロジェクション内の要素を直接チェックする
最も単純な方法は、<ng-content> プロジェクション内に子要素が存在するかどうかを直接チェックすることです。
<div *ngIf="hasContent">
<ng-content></ng-content>
</div>
<div *ngIf="!hasContent">
</div>
export class MyComponent {
hasContent = false;
ngOnInit() {
// 子コンポーネントがレンダリングされた後に実行される
setTimeout(() => {
// `ng-content` プロジェクション内に子要素が存在するかどうかを確認する
const contentElement = this.elementRef.nativeElement.querySelector('ng-content');
this.hasContent = contentElement && contentElement.firstElementChild;
});
}
}
この方法はシンプルですが、いくつかの欠点があります。
setTimeoutを使用しているため、子コンポーネントがレンダリングされるまで待つ必要があります。querySelectorを使用しているため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
ContentChildren デコレータを使用する
より効率的な方法は、ContentChildren デコレータを使用することです。
<div>
<ng-content></ng-content>
</div>
export class MyComponent {
@ContentChildren(MyChildComponent) childComponents: QueryList<MyChildComponent>;
ngOnInit() {
// `ContentChildren` デコレータを使用して、`ng-content` プロジェクション内のすべての子コンポーネントを取得する
this.childComponents.changes.subscribe(() => {
this.hasContent = this.childComponents.length > 0;
});
}
}
この方法を使用すると、ContentChildren デコレータによって、ng-content プロジェクション内のすべての子コンポーネントを取得できます。そして、QueryList オブジェクトの長さをチェックすることで、<ng-content> が空かどうかを確認できます。
この方法は、最初の方法よりも効率的で、パフォーマンスも向上します。
別の方法は、NgTemplateOutlet と TemplateRef を使用することです。
<ng-template #defaultContent>
</ng-template>
<div>
<ng-content *ngIf="hasContent"></ng-content>
<ng-template [ngTemplateOutlet]="defaultContent" *ngIf="!hasContent"></ng-template>
</div>
export class MyComponent {
hasContent = false;
@ViewChild('defaultContent') defaultContent: TemplateRef<any>;
ngOnInit() {
// `NgTemplateOutlet` と `TemplateRef` を使用して、デフォルトコンテンツをレンダリングする
this.hasContent = this.childComponents.length > 0;
}
}
この方法を使用すると、NgTemplateOutlet ディレクティブと TemplateRef オブジェクトを使用して、デフォルトコンテンツを条件付きでレンダリングできます。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、状況に合わせて適切な方法を選択してください。
ng-content プロジェクション内の要素を直接チェックする
<div *ngIf="hasContent">
<ng-content></ng-content>
</div>
<div *ngIf="!hasContent">
デフォルトコンテンツ
</div>
export class MyComponent {
hasContent = false;
ngOnInit() {
setTimeout(() => {
const contentElement = this.elementRef.nativeElement.querySelector('ng-content');
this.hasContent = contentElement && contentElement.firstElementChild;
});
}
}
ContentChildren デコレータを使用する
<div>
<ng-content></ng-content>
</div>
export class MyComponent {
@ContentChildren(MyChildComponent) childComponents: QueryList<MyChildComponent>;
ngOnInit() {
this.childComponents.changes.subscribe(() => {
this.hasContent = this.childComponents.length > 0;
});
}
}
@Component({
selector: 'my-child',
template: `
<h1>子コンポーネント</h1>
`
})
export class MyChildComponent {}
NgTemplateOutlet と TemplateRef を使用する
<ng-template #defaultContent>
<h1>デフォルトコンテンツ</h1>
</ng-template>
<div>
<ng-content *ngIf="hasContent"></ng-content>
<ng-template [ngTemplateOutlet]="defaultContent" *ngIf="!hasContent"></ng-template>
</div>
export class MyComponent {
hasContent = false;
@ViewChild('defaultContent') defaultContent: TemplateRef<any>;
ngOnInit() {
this.hasContent = this.childComponents.length > 0;
}
}
*ngIf ディレクティブを使用する
<div *ngIf="!hasContent">
デフォルトコンテンツ
</div>
<ng-content></ng-content>
この方法は、<ng-content> プロジェクションの前に *ngIf ディレクティブを使用することで、デフォルトコンテンツを条件付きでレンダリングするものです。
ただし、この方法は、<ng-content> プロジェクション内のコンテンツがレンダリングされないため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
ng-content プロジェクション内の要素の hidden 属性を設定する
<ng-content [hidden]="hasContent">
</ng-content>
<div>
デフォルトコンテンツ
</div>
この方法は、<ng-content> プロジェクション内の要素の hidden 属性を設定することで、コンテンツを非表示にするものです。
ただし、この方法は、コンテンツが実際に DOM から削除されないため、アクセシビリティの問題を引き起こす可能性があります。
<div>
<ng-content></ng-content>
</div>
export class MyComponent {
@ContentChildren(MyChildComponent) childComponents: QueryList<MyChildComponent>;
ngOnInit() {
this.hasContent = this.childComponents.filter(child => !child.isEmpty).length > 0;
}
}
@Component({
selector: 'my-child',
template: `
<h1>子コンポーネント</h1>
`
})
export class MyChildComponent {
isEmpty = false;
}
この方法は、ContentChildren デコレータと filter メソッドを使用して、空ではない子コンポーネントのみをフィルタリングするものです。
ただし、この方法は、filter メソッドが毎回実行されるため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
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