「fromPromise does not exist on type Observable」エラーを解決する3つの方法

2024-10-23

"angular", "promise", "rxjs" に関連する "fromPromise does not exist on type Observable" エラーの分かりやすい日本語解説

このエラーは、Angularアプリケーションで rxjs ライブラリを使用して非同期処理を行う際に発生します。具体的には、Observable 型の変数に fromPromise メソッドを呼び出す際に発生します。

原因

このエラーの原因は、fromPromise メソッドが Observable 型ではなく、Promise 型の変数に対してのみ呼び出すことができるためです。

解決策

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法で対応できます。

変数を Promise 型に変換する

Observable 型の変数に fromPromise メソッドを呼び出す前に、変数を Promise 型に変換する必要があります。これは、toPromise() メソッドを使用して行うことができます。

import { fromPromise } from 'rxjs';

const myObservable = fromPromise(myPromise.toPromise());

async / await 構文を使用する

async / await 構文を使用して非同期処理を行うこともできます。この場合、fromPromise メソッドを使用する必要はありません。

import { of } from 'rxjs';

const myObservable = of(await myPromise);

Observable.create メソッドを使用する

Observable.create メソッドを使用して、独自の Observable 型の変数を作成することもできます。この場合、fromPromise メソッドを使用する必要はありません。

import { Observable } from 'rxjs';

const myObservable = Observable.create((observer) => {
  myPromise.then((value) => observer.next(value));
  myPromise.catch((error) => observer.error(error));
});
  • Observable.create メソッドは、独自の Observable 型の変数を作成するために使用されます。
  • async / await 構文は、非同期処理をより簡潔に記述するために使用されます。
  • toPromise() メソッドは、Observable 型の変数を Promise 型に変換するために使用されます。
  • fromPromise メソッドは、Promise 型の変数を Observable 型に変換するために使用されます。

この解説が、"fromPromise does not exist on type Observable" エラーの解決に役立つことを願っています。




import { fromPromise } from 'rxjs';

const myPromise = new Promise((resolve) => resolve(10));
const myObservable = fromPromise(myPromise.toPromise());

myObservable.subscribe(value => console.log(value)); // 10 が出力される
import { of } from 'rxjs';

const myPromise = new Promise((resolve) => resolve(10));
const myObservable = of(await myPromise);

myObservable.subscribe(value => console.log(value)); // 10 が出力される
import { Observable } from 'rxjs';

const myPromise = new Promise((resolve) => resolve(10));
const myObservable = Observable.create((observer) => {
  myPromise.then((value) => observer.next(value));
  myPromise.catch((error) => observer.error(error));
});

myObservable.subscribe(value => console.log(value)); // 10 が出力される

説明

  • 3.Observable.createメソッドを使用する の例では、Observable.create メソッドを使用して独自の Observable 型の変数を作成し、myPromise の結果を observer.next() メソッドを使用して発行しています。
  • 2.async/await構文を使用する の例では、async / await 構文を使用して非同期処理を行い、myPromise の結果を myObservable 変数に格納しています。
  • 1. 変数をPromise型に変換する の例では、toPromise() メソッドを使用して myPromise 変数を Promise 型に変換してから fromPromise メソッドを呼び出しています。
  • 上記のコードでは、いずれの例でも myObservable という変数に Observable 型の値が格納されています。



defer オペレーターを使用して、Promise が解決されるまで Observable の購読を遅らせることができます。

import { defer, from } from 'rxjs';

const myPromise = new Promise((resolve) => resolve(10));
const myObservable = defer(() => from(myPromise));

myObservable.subscribe(value => console.log(value)); // 10 が出力される

combineLatest オペレーターを使用する

combineLatest オペレーターを使用して、Promise と Observable を組み合わせることができます。

import { combineLatest, from } from 'rxjs';

const myPromise = new Promise((resolve) => resolve(10));
const myObservable = of(20);

const combinedObservable = combineLatest(from(myPromise), myObservable);

combinedObservable.subscribe(([promiseValue, observableValue]) => {
  console.log(promiseValue, observableValue); // 10 20 が出力される
});

自作のオペレーターを作成する

自作のオペレーターを作成して、Promise を Observable に変換することができます。

import { Observable, of } from 'rxjs';

const fromPromise = (promise: Promise<any>) => Observable.create((observer) => {
  promise.then((value) => observer.next(value));
  promise.catch((error) => observer.error(error));
  promise.finally(() => observer.complete());
});

const myPromise = new Promise((resolve) => resolve(10));
const myObservable = fromPromise(myPromise);

myObservable.subscribe(value => console.log(value)); // 10 が出力される

注意事項

上記の方法を使用する場合は、それぞれのオペレーターの挙動をよく理解した上で使用することが重要です。


angular promise rxjs



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